木曜日, 10月 6, 2022
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アートイノベーションとデジタル捺染を融合させて新たな価値創造を目指すための共同研究を開始

インクジェット技術を活用し、「アートをまとう」をコンセプトに服飾産業を革新する

京都大学大学院総合生存学館アートイノベーション産学共同講座(代表:土佐尚子特定教授、以下 土佐教授)と、セイコーエプソン株式会社(代表取締役社長:小川恭範、本社:長野県諏訪市、以下 エプソン)は、2021年12月14日より、土佐教授がこれまで推進してきた「アートイノベーション」とエプソンのデジタル捺染技術を融合させて新たなインクジェット技術の価値創造を目指すための共同研究を開始します。

 

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■   本研究の目的
アートとデジタル捺染技術を融合した「アートをまとう」のコンセプトのもと、デジタル捺染の特長を生かした方法で、映像アートを布地に安定的に、かつ高画質に再現し、アーティスト個人がオリジナルデザインの服飾品を、必要な量だけ生産、販売できるビジネスモデルの実現を目指します。

■   これまでの取り組み
エプソンはスクリーン等による従来の生地へのプリント方法(アナログ捺染)に対して、デジタル化されたイメージを高画質、高精度に直接布地へプリント、転写するデジタル捺染の技術を有しています。
エプソンのデジタル捺染技術は、精細なグラデーションや微妙な色調の再現が可能であり、刷版を必要としないため小ロット短納期の生産に適しているほか、水やインク、化学物質の使用量を大きく削減し環境負荷を低減します。
両者はこれまで土佐教授のアートの代表作である「サウンドオブいけばな」※やその他のアート作品をデジタル捺染により服飾品という形にする、アートファッションの試作品を制作してきました。

 

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■   今後の展開
今後は、これまでの試作品を通じてさらなるデザインと品質の向上を図るとともに、ECサイトでこれらの作品の販売を予定しています。服飾品の意匠性を芸術領域まで高める制作、ECサイトでの販売活動から得られるノウハウをもとに、デジタル捺染技術による分散印刷、消費地生産、小ロット、短納期、在庫削減、パーソナライゼーションを実現し、アーティスト個人でもオリジナルデザインの服飾品を、必要な量だけ生産、販売できるビジネスモデルの社会実装を通し、以下の実現を目指します。
・デジタル捺染を広く世界に浸透させ、環境負荷の少ない持続可能な社会の実現に貢献する
・アートとファッションを融合させた新しい表現で、こころを豊かにする生活空間を彩る
・次の世代をけん引するリーダー、学生たちと共に考え、共に行動し、未来を担う人々を支援する

なお、2021年11月27日から2022年1月9日までの期間、東急プラザ表参道原宿において、土佐教授のビデオアートの展示とともに、制作された服飾品の展示を行っています。

土佐教授は、本研究を通して、人々が日常生活で「アートをまとう」ことにより、こころ豊かな生活ができることを目指します。

エプソンは、さまざまなパートナーとの共創や、デジタル印刷による環境負荷の低減といった環境への取り組みを通して、持続可能でこころ豊かな社会の実現を目指します。

※「サウンドオブいけばな」は、鮮やかな色彩の絵の具などの粘性液体に音の振動を与えて、各種の色が融合しつつ飛び上がる様を2000フレーム/秒の高速度カメラで撮影したビデオアートです。従来は、アート作品としてギャラリーで展示するほか、プロジェクションマッピングなどの形でイベントにおいて展示する形態をとっていました。

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