雨の日や雨上がりにだけ水が流れ出す、「水を大切に」というメッセージを風景の中に
三重県多気町の食と癒しのリゾート「VISON[ヴィソン]」は、マルシェ ヴィソンに、新たなアート作品「turn off the tap」を設置しました。

目を引くのは、建物の壁面に取り付けられた巨大な蛇口です。
しかし、この蛇口から流れ出すのは水道水ではありません。
作品のもとになったのは、雨水を排出するために、以前からこの場所に設けられていた大きな排水口です。雨の日に勢いよく水が流れ出すその姿を見たアートディレクターの渡辺真理(わたなべ まり)氏が、「ここに蛇口のハンドルを付けたら、巨大な蛇口に見えるのでは」と発案。排水設備を隠すのではなく、その形と役割を生かしてアートに変えるという、ユニークなアイデアが実現しました。
排水口が、本物の巨大な蛇口に
モチーフにしたのは、デザイン性の高い水栓ではなく、公園などでよく目にする、どこか懐かしい形の蛇口です。
大きな排水口に合わせてリアルに造形することで、もともとこの場所に巨大な蛇口が取り付けられていたかのような光景が生まれました。

晴れた日には、VISONの風景に溶け込むオブジェとして。雨の日や雨上がりには、本当に蛇口から水が流れ出しているように見える“動きのあるアート”として、天候によって異なる表情を見せます。
勢いよく水があふれ出す瞬間に出会えたら、少しラッキー。雨上がりに水がぽたぽたと落ちる様子は、まるで閉め忘れた蛇口そのものです。その姿に気づいた人が、思わずニヤリとしてしまう。そんな、しゃれの利いた仕掛けが込められています。
「蛇口を閉めて」。水を大切にするメッセージ

作品名の「turn off the tap」は、「蛇口を閉めてください」という意味です。水道のある場所で見かける注意書きをモチーフに、その言葉を巨大な蛇口の隣に表現しました。
蛇口のハンドルも、あえて完全には閉め切っていないように見える角度でデザインされています。流れ出す水と「turn off the tap」の文字を組み合わせることで、「水を大切にしてください」というメッセージを視覚的に伝えます。
壁面の文字は「リバースステンシル」という手法を使い、水で壁面の汚れを洗い落とすことで、文字を浮かび上がらせました。
経年変化も、作品の一部に
巨大な蛇口は、風雨にさらされ、時間とともに変化していくことで、今後VISONの風景にさらに溶け込み、作品として新たな味わいが生まれることも期待されています。
監修は、ランドスケープクリエイター・風景司の団塚 栄喜(だんづか えいき)氏。制作は、名古屋を拠点に活動する造形作家・齊藤 晃二(さいとう こうじ)氏が手掛けました。

VISONを象徴するマルシェ ヴィソンの風景に誕生した「turn off the tap」。訪れた方に作品の仕掛けを見つける楽しさを感じていただくとともに、新たな写真スポットとして親しまれることを願っています。
<作品概要>
作品名:turn off the tap
設置場所:マルシェ ヴィソン
発案:アートディレクター 渡辺 真理氏
監修:ランドスケープクリエイター・風景司 団塚 栄喜氏
制作:造形作家 齊藤 晃二氏
素材・仕上げ:FRP、メタリック塗装
サイズ:W600mm × H1,100mm × D850mm
設置日:2026年7月30日
<VISON[ヴィソン]>

伊勢神宮から車で約20分。
東京ドーム24個分(約35万坪)の広大な敷地に、四季を感じるホテルや日本最大級の産直市場、薬草で有名な多気町にちなんだ薬草湯、和食の食材メーカーによる体験型店舗、有名料理人が手掛ける地域食材を活かした飲食店舗、オーガニック農園など、9つのエリアに約70店舗が出店する複合商業型観光リゾート施設です。
所在地 | 三重県多気郡多気町ヴィソン672番1
事業者 | ヴィソン多気株式会社
事業内容 | 宿泊施設・温浴施設・飲食店・製造販売店・物販店・産直市場・農園 他(約70店舗)
敷地面積 | 約119ha(東京ドーム24個分)|開発面積|54ha
来場者数 | 年間350万人
アクセス | 伊勢方面から:伊勢自動車道「多気ヴィソンSIC」直結(※上り線出口のみ利用可能)
名古屋方面から:紀勢自動車道「勢和多気IC」より1分
東京から約4時間/名古屋から約1時間半/京都から約1時間半/大阪から約2時間
【お問い合わせ先】 VISON[ヴィソン]
三重県多気郡多気町ヴィソン672番1
TEL 0598-39-3190/FAX 0598-67-0846
