スタートアップ創業者が仕掛ける社会への問い。美大卒の起業家・坂木茜音が、人生初の個展『昨日見た花の色は何色だったっけ』を開催

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スタートアップ創業者が仕掛ける社会への問い。美大卒の起業家・坂木茜音が、人生初の個展『昨日見た花の色は何色だったっけ』を開催のメイン画像

ForbesやPIVOTが注目した異色のキャリア。速くなる時代に「遅さ」と「曖昧さ」を問う。2026年7月10日〜20日、横須賀の古民家〈問室〉にて。人類学者ら多彩なゲストを迎えトークも

デジタル名刺「プレーリーカード」の元共同代表であり、美術大学卒の起業家としても注目を集めるアーティスト・坂木茜音(さかき あかね)は、自身初となる個展『昨日見た花の色は何色だったっけ』を、2026年7月10日(金)から7月20日(月・祝)まで、神奈川県横須賀市の古民家スペース〈問室 -toishitsu-〉にて開催します。

本展では、AIによる生産性向上や動画の倍速視聴に象徴される“加速する社会”を背景に、「遅さ」と「曖昧さ」、そして「その時間を認識すること」を問いの起点として、写真とガラスを用いた立体作品や、参加型のインスタレーション作品を展示します。会期中には、人類学者・中村寛氏らを迎えた全4回のトーク&参加型ワークショップも実施します。


坂木茜音個展「昨日見た花の色は何色だったっけ」

ステートメント

昨日を忘れてしまうことを

花は、許してくれるだろうか。

今日がもう終わってしまうという事実を

私は、許せるだろうか。

社会は相対的に速くなっています。人間社会はAIで生産性を5倍にし、YouTubeを2倍速で見る社会です。速いことは悪いことではありません。速くなっていく感覚の裏にあるものはなんでしょうか。私は速さと遅さを対極なものとして扱うのではなく、同じ場所にあるものと捉え、その価値を抱きしめるように捉えたい。それが日が上り沈むことにより生まれた24時間、そして、地球の自転に合わせた365日という時間。これらを司るのは自然だと捉えます。環世界の概念で考えると生物が持つそれぞれの時間の長さは違うとされますが、人間の視点で捉えると、自然が遅さの象徴として存在しているのではないかと考えます。「昨日見た花の色は何色だったっけ」では、遅さ、そして曖昧さを生み出すこと、そしてその時間を認識してもらうことを問の起点として生まれた作品群を展示します。

作家コメント

「みなさま、今回はわたしの作品に興味を持ってくださりありがとうございます。 私は大学時代は京都の美術大学にて、伝統工芸とアートを学び、その後美術館やクリエイティブカンパニーで働きながら、いろいろなアートプロジェクトに関わってきました。そして、友人とスタートアップを立ち上げて「プレーリーカード」をつくり、経営を経てまたアートの舞台に戻ってきました。 私にとっては作品も事業も、社会への『問い』から始まっています。今回の展示では、スタートアップで豊さと同時に劇的な効率化や便利さを追求したからこそ、『遅さ』や『人間の曖昧さ』が持つ、価値を表現の問いとして設定しています。このキャリア、このタイミングで個展を開催するということ。私にとっては挑戦です。人は作り続ける生き物だと信じ、それが一つの人類の喜びであると信じています。初めての個展だからこそ挑めることがあると思っています。社会と、身の回りのみんなと、そして私自身にとって意味のある時間になるよう、準備を重ねてまいります。」

―― 坂木茜音

作家プロフィール

坂木茜音(さかき あかね) アーティスト

山口県生まれ。京都美術工芸大学・京都建築大学校のWスクールで、伝統工芸・アート・建築を学ぶ。海外バックパック後、美術館やコワーキングスペースで働く。2021年から株式会社ロフトワークでクリエイティブディレクターを務める。2023年には友人とデジタル名刺「プレーリーカード」を共同創業。“美大卒の起業家”としてForbes、PIVOT、日経クロストレンド等でも紹介、サービスを取材いただく。アートと事業を行き来しながら、2026年に自身初となる個展を開催。クリエイターやが集まるシェアハウス「アサヒ荘」の管理人を務め、自身も音楽ユニット「編 -hen-」として活動。自然や動物、音楽、古着、クラフトビールが好き。よく人に道を聞かれるが、方向音痴。

受賞・活動歴
・京都美術工芸大学 卒業制作展 学長賞(2018)
・グループ展「痕跡と生きる」を企画・運営し、自身もアーティストとして出展(2023)
・QWS STAGE 最優秀賞・NTT賞(2023)
・Forbes、PIVOT、日経クロストレンドなどで紹介(美術大学卒の起業家として ほか、2024–)


 開催概要

展示名

「昨日見た花の色は何色だったっけ」(A Flower I Almost Remember)

作家

坂木茜音(さかき あかね)

会期

2026年7月10日(金) 〜 7月20日(月・祝) ※7月15日(水)は休廊

開館時間

平日 12:00–21:00 / 土・日・祝 10:00–19:00

会場

問室 -toishitsu-

所在地

神奈川県横須賀市汐入町3-20-4

アクセス

京急本線「汐入駅」より徒歩10分/「横須賀中央駅」より徒歩10分

入館料

500円(小学生以下無料)

主催

坂木茜音 (会場協力:問室 -toishitsu-)

関連企画

「トーク&まちあるきと対話のワークショップ」を会期中4日間開催(7/11・12・18・19)

申込:https://peatix.com/event/5060855

公式情報(SNS)

http://Instagram.com/_akaoto_/


関連企画「トーク&まちあるきと対話のワークショップ」

作品テーマをめぐるトークと、横須賀のまちを歩く参加型ワークショップを、会期中の4日間にわたり開催します。人類学者・建築家・アーティビストなど多彩なゲストを迎えます。

  • 2026/7/11(土)15:00–17:00
    ゲスト:中村寛さん(人類学者)・藤原香奈さん(問室・まちづくり)

  • 2026/7/12(日)11:00〜13:00
    ゲスト:藤原香奈さん(問室・まちづくり)・田村聖輝さん(問室・建築家)

  • 2026/7/18(土)17:00–18:00
    ゲスト:AKI IWAYAさん(アーティビスト) ※トークのみ

  • 2026/7/19(日)13:00–15:00
    ゲスト:田坂創一さん(建築家)・田村聖輝さん(問室・建築家)

■ 内容

【前半・トーク(約45分・申込不要/定員15名)】

テーマは事前に決めず、作品をご覧いただきながら、その場で生まれた問いを広げます(作品/アートとビジネス/時間の流れ/曖昧さ/これからの社会 など)。

【後半・まちあるき&対話のワークショップ(約30分・要申込/定員6名)】

横須賀のまちをみんなで約30分歩き、「明日には忘れてしまうかもしれないけれど、今日覚えておきたい」と感じたものを持ち帰り、残り30分でそれぞれの“持ち帰ったもの”について語り合います。

■ 参加方法・チケット

トークは申込不要・無料。後半のワークショップは1回 500円(要申込・定員6名)、Peatixにて予約受付(対象:7/11・7/12・7/19)。7月18日(土)はトークのみの開催です。

詳細:https://peatix.com/event/5060855

■ 登壇者プロフィール(トーク・ワークショップ)

坂木茜音は全日程に登壇します。各回のゲストは以下の通りです。

  • 中村 寛 氏(人類学者/7月11日) アトリエ・アンソロポロジー合同会社代表、多摩美術大学リベラルアーツセンター/大学院教授。暴力や社会的痛苦、脱暴力の仕組みづくりに取り組む一方、人類学に基づくデザインファームを設立し、企業・デザイナー・アーティストと協業。著書に『アメリカの〈周縁〉をあるく』(平凡社, 2021)ほか。

  • 藤原 香奈 氏(問室/7月11日・12日) 立教大学観光学研究科修士。株式会社POD、株式会社やとと代表取締役、一般社団法人SOIL&CO.理事。公共空間・施設の利活用戦略から構想・現場運営まで、まちづくりを領域横断で実践。2023年より横須賀で「問室 -toishitsu-」を運営。テーマは「問うを通して新しい気づきに出会う」こと。

  • 田村 聖輝 氏(問室・建築家/7月12日・19日) 東京都生まれ。横浜国立大学大学院Y-GSA修了、建築設計事務所勤務。公園施設の設計・古民家リノベーション・都市計画・アートイベントの空間設計などを手がけ、個人でもランドスケープ・家具・出版デザインまで多岐に活動。汐入の谷戸での活動や yokosuka research art project をライフワークとする。

  • AKI IWAYA 氏(アーティビスト/7月18日) 思想家・アーティビスト・作家。人類学的見地から近代を相対化し、文化芸術をテコに現代の社会課題を問い直す。対話とコレクティブを探究。VS?collective メンバー。

  • 田坂創一 氏(建築家/7月19日) 
    株式会社HAGISO一級建築士事務所 所員 / 西日暮里BOOK APARTMENT 管理人 / ひみつの本屋主宰。1990年 神奈川県横浜市生まれ、谷中在住。HAGISO 建築設計・企画担当。東京藝術大学で建築を学び、大学院卒業とともにHAGISOに入社。建築家としての仕事の傍らで、共同書店「西日暮里BOOK APARTMENT」や熱海の無人書店「ひみつの本屋」などを運営。


展示会場について ―― 問室 -toishitsu-

問室 -toishitsu- は、横須賀の高台、谷戸の坂の上にたたずむ古民家を活用したスペースです。「本屋でも図書室でもない、“問う”を通して“新しい気づきに出会う”場所」を掲げ、「休む/読む/話す/気づく/問い直す」をキーワードに、ブック展示やトーク、ワークショップなどが開かれてきました。ゆったりとした空気が流れる、本展のテーマとも響き合う場所です。

本リリース・取材に関するお問い合わせ

連絡先(メール):akane-sakaki@72-season.com(担当 坂木宛)
当日の取材等も受け付けております。