土曜日, 12月 3, 2022
ホームイベント故・寺田小太郎氏のコレクション展の後編を開催。相笠昌義、奥山民枝、舟越保武など戦後の多彩な作家の収集作品を展観。

故・寺田小太郎氏のコレクション展の後編を開催。相笠昌義、奥山民枝、舟越保武など戦後の多彩な作家の収集作品を展観。

多摩美術大学美術館「寺田小太郎 いのちの記録 ーコレクションよ、永遠に」展【後編】「継承」(2021年10月2日~11月21日)

多摩美術大学(東京都世田谷区・八王子市 学長:建畠晢)はこのたび、東京オペラシティビル地権者の故・寺田小太郎氏(1927-2018)のコレクションから59点の作品を受贈したことを記念し、「寺田小太郎 いのちの記録 ーコレクションよ、永遠に」展を、多摩美術大学美術館(多摩市)で開催いたします。7月から9月にかけて開催した前編「誕生」に続き、後編は「継承」をテーマに、寺田氏がコレクションに込めた想いをたどります。

故・寺田小太郎氏のコレクション展の後編を開催。相笠昌義、奥山民枝、舟越保武など戦後の多彩な作家の収集作品を展観。のサブ画像1_奥山民枝《山照》1983年 油彩、キャンバス 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 撮影:早川宏一奥山民枝《山照》1983年 油彩、キャンバス 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 撮影:早川宏一

本展は、作品収集の背景にあるコレクターのまなざしや個人のライフストーリーを辿りながら、収集という行為そのものが社会をより充実させるための営みであると捉えることで、「社会におけるコレクターが果たす役割」を再考する展覧会シリーズ『コレクターズ/Collectors』の第2回企画展です。

総数4,500点に上る「寺田コレクション」は、難波田龍起・史男親子の国内屈指となる作品群のほか、戦後日本美術から現代アートに至るまで、幅広い年代・ジャンルにわたります。

本展では、前編・後編でテーマを分け、当館に寄贈された収蔵品を含む約190点の作品と資料から、寺田の想いに寄り添い、その人物像を浮かび上がらせると共に、コレクションに込められたメッセージを紐解きます。また、寺田が長年携わった「造園」の仕事にも光を当て、そこで育まれた自然観・美的感性と美術コレクションの相関を探ります。
 

  • 「寺田小太郎 いのちの記録 ーコレクションよ、永遠に」展【後編】「継承」開催概要

寺田は「芸術には人を変容させる」力があるという信念を持って収集活動を行い、作品やアーティストとの出会いとともに自らの思考を深化させていきます。そして寺田は収集活動を「創造的な営み」と考え、そのプロセスを通じて自分の想いを表現しようと試み、自らが生きた証となるコレクションを未来へ伝えようとしました。
本展【後編】「継承」では、寺田から私たちへ受け継ぐメッセージを「人間とは何か」「幻想美術」「自然の声」「センス・オブ・ワンダー」というテーマに込めて構成し、寺田のまなざしの先にある未来へ想いを馳せていきます。

会期:2021年10月2日(土)〜11月21日(日)10:00〜17:00 ※入館は16:30まで
会場:多摩美術大学美術館
〒206-0033 東京都多摩市落合1-33-1
交通:多摩センター駅 徒歩7分 (京王相模原線・小田急多摩線・多摩モノレール)
休館日:火曜日
入館料:一般300円(200円)
※( )は20名以上の団体料金 ※障がい者および付添者、学生以下は無料
主催:多摩美術大学美術館
出品協力:東京オペラシティ アートギャラリー、府中市美術館、早稲田大学 會津八一記念博物館

※多摩美術大学美術館は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため必要な対策を講じてまいります。ご利用の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
<ご来館の皆様へのお願い>
https://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition/200601_oshirase.htm
 

  • 【後編】「継承」出品作家一覧

相笠 昌義、天野 純治、荒木 高子、有元 利夫、市川 美幸、伊庭 靖子、岩尾 恵都子、内田 あぐり、宇野 亞喜良、太田 冬美、奥山 民枝、落田 洋子、小山田 二郎、加藤 清美、金井 訓志、鴨居 玲、川口 起美雄、川島 秀明、川村 悦子、北川 健次、北村 奈津子、呉 亜沙、合田 佐和子、坂部 隆芳、重野 克明、菅 創吉、武田 史子、谷神 健二、智内 兄助、千葉 鉄也、時松 はるな、富田 菜摘、富田 有紀子、中川 幸夫、野又 穫、パウル・ヴンダーリッヒ、服部 知佳、開 光市、舟越 桂、舟越 保武、保田井 智之、堀込 幸枝、宮 いつき、宮崎 進、望月 通陽、山本 麻友香(敬称略)

故・寺田小太郎氏のコレクション展の後編を開催。相笠昌義、奥山民枝、舟越保武など戦後の多彩な作家の収集作品を展観。のサブ画像2_舟越保武 《ダミアンの手》1977年 ブロンズ 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 撮影:若林亮二舟越保武 《ダミアンの手》1977年 ブロンズ 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 撮影:若林亮二

故・寺田小太郎氏のコレクション展の後編を開催。相笠昌義、奥山民枝、舟越保武など戦後の多彩な作家の収集作品を展観。のサブ画像3_川口起美雄《柔らかな隕石》1993年 テンペラ、油彩、板 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 撮影:斉藤新川口起美雄《柔らかな隕石》1993年 テンペラ、油彩、板 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 撮影:斉藤新

故・寺田小太郎氏のコレクション展の後編を開催。相笠昌義、奥山民枝、舟越保武など戦後の多彩な作家の収集作品を展観。のサブ画像4_荒木高子《聖書》1982年頃 陶 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 撮影:斉藤新荒木高子《聖書》1982年頃 陶 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 撮影:斉藤新

  • 寺田小太郎(Kotaro Terada)

故・寺田小太郎氏のコレクション展の後編を開催。相笠昌義、奥山民枝、舟越保武など戦後の多彩な作家の収集作品を展観。のサブ画像5

1927(昭和2)年5月7日、滋賀近江の商人を出自とし江戸に移って約500年続く寺田家の長男として生まれる。東京農業大学緑地土木科(現造園科学科)および同大学農学部農業経済学科出身。1963年から東京農業大学の恩師・中島健(1914-2000)の誘いを受けて綜合庭園研究室に勤務し、造園の仕事に携わる。造園の仕事は寺田にとって「天職」となった。1980(昭和55)年に綜合庭園研究室から独立し、創造園事務所を設立。中島とともに東京オペラシティビルの植栽・管理を行った。1988年、新国立劇場建設のため官民一体となった都市開発事業が開始され、寺田は所有していた土地を提供し、本プロジェクトに唯一の個人として参画する。行政が掲げた文化施設を設置するプランに賛同し、美術館創設(現在の東京オペラシティアートギャラリー)を提案し、私財を投じて美術館創設に向けて収集活動を開始した。2018(平成30)年11月18日、逝去。

相笠昌義《トップルームの寺田さん》1999年 油彩、キャンバス
東京オペラシティ アートギャラリー所蔵
撮影:武藤滋生
 

  • 関連イベント

◆ゲスト・トーク「記憶の中の寺田さん」
府中市美術館館長 藪野 健 氏 × 多摩美術大学美術館館長 鶴岡真弓

※新型コロナウイルス感染拡大を受け、多摩美術大学美術館 YouTubeチャンネルにてアーカイブ動画を配信予定です。公開日時につきましては、美術館Twitterやホームページなどで後日発表いたします。
 

  • 展覧会カタログ『寺田小太郎 いのちの記録 ーコレクションよ、永遠に』

故・寺田小太郎氏のコレクション展の後編を開催。相笠昌義、奥山民枝、舟越保武など戦後の多彩な作家の収集作品を展観。のサブ画像6

2021年7月10日刊行

24.0 × 18.7cm / 272ページ /  2,500円(税込)
展覧会会場にて販売

※通販も行っております。詳細は当館HPをご覧ください。

 

RELATED ARTICLES

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

Most Popular

Recent Comments