土曜日, 1月 28, 2023
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草間彌生氏の作品をイスラム美術館で展示 ―「カタール・クリエイツ」の一環として

草間彌生氏による9つの立体造形とインスタレーション、及びカタール国内外の著名アーティストによる新しいパブリックアート40点により、カタールがFIFA World Cup Qatar 2022™の屋外美術館体験の場に変身
 

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カタール博物館(Qatar Museums:カタール ドーハ)は、カタールにおける多様な文化活動を監修、促進、奨励する、通年の文化活動プロジェクト「カタール・クリエイツ(Qatar Creates)」を展開していますが、その一環としてドーハ及び国内の至る所に、国内外の著名なアーティストによる40以上のパブリックアート作品を展示しています。同展示は、ルイ・ヴィトンの独占スポンサーシップで開催されています。

この度、イスラム美術館(MIA)の敷地内に、日本人アーティスト草間彌生氏の象徴的なデザインによる大規模な屋外展示『My Soul Blooms Forever』が設置されました。カタールで初めて公開される大型の作品が含まれており、色彩豊かで幻想的な植物や、象徴的な水玉模様のカボチャの立体造形などの壮大なインスタレーションを通して、アーティストの自然界に対する畏敬の念を表現しています。この『My Soul Blooms Forever』は、カタールの「文化年(Years of Culture)」プログラムの10周年記念、また2012年の「カタール・日本文化年」のレガシーとして、2023年3月1日までMIAパークにて展示されます。

カタール博物館の議長、シェイカ・アル=マヤッサ・ビント・ハマド・ビン・カリファ・アル=サーニー(Sheikha Al Mayassa bint Hamad bin Khalifa Al Thani)閣下は次のように述べています。「イスラム美術館の敷地には、遊び心あふれるものから象徴的なものまで、さまざまなパブリックアートが展示され、ドーハでも人気の屋外スポットとして親しまれています。FIFAワールドカップ カタール2022で世界中からいらっしゃる皆さんを迎えるために、世界で最も先見性を持つアーティストの一人である草間彌生氏の新しいインスタレーションによって、MIAパークは魔法のように生まれ変わりました」。

展示のハイライトは以下のとおりです。
 

  • My Soul Blooms Forever(2019年):草間彌生氏ならではの鮮やかに色付けされた大胆な色彩が特徴的な、高さ6~9フィート(183cm~274cm)の奇抜な5本の花で構成されている作品です。
  • Dancing Pumpkin(2020年):中央から16フィート(490cm)以上にわたりブロンズの房を広げ、まるで動いているような印象を与える草間彌生氏の新たな境地を代表する作品で、米国以外では初展示となります。
  • Narcissus Garden:1966年に第33回ヴェネチア・ビエンナーレのイタリア館外側の芝生広場で発表された、草間彌生氏の最初期の屋外インスタレーションで、1,300個のステンレス製の球体で構成され、イスラム美術館入口の噴水内に設置されています。
  • I Want to Fly to the Universe(2020年):米国ニューヨークで毎年恒例となっているメイシーズ(Macy’s)の感謝祭パレード用に草間彌生氏が制作した2019年の風船作品「Love Flies Up to the Sky」を連想させる作品で、同氏が描いた「My Eternal Soul」をモチーフにしています。この作品も、米国以外では初展示となります。
  • Infinity Mirrored Room – Dancing Lights that Flew Up to the Universe(2019年):密閉した鏡張りの部屋で天井から高さを変えて吊り下げた数百個のLEDライトが連続的に明滅する作品で、QMギャラリー アルリワクに展示されています。
  • Ascension of Polka Dots on the Trees(2002/2022年):ドーハのコーニッシュに沿った小道の両側に植えられている数十本のナツメヤシに施された作品で、MIAパークに展示されています。

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草間彌生氏について

1929年(昭和4年)長野県松本市に生まれた同氏の作品は、個展およびグループ展の両方で幅広く紹介されています。初の個展は、1952年(昭和27年)に地元松本市で開催されました。1960年代半ばに、画期的で大きな影響力を持つさまざまなハプニングやイベント、展示会を開催し、ニューヨークにおいて重要な前衛芸術家としての地位を確立しました。同氏の作品は、20世紀後半の最も重要な2つの芸術運動、ポップアートとミニマリズムを超越しており、そのキャリアは絵画やパフォーマンス、室内展示、屋外立体造形インスタレーション、文学作品、映画、ファッション、デザイン、既存の建築物への介入など多岐にわたり、大きな影響力を持っています。その存在は、1989年に開催されたニューヨークの国際現代芸術センター(Center for International Contemporary Arts)やオックスフォード現代美術館(Museum of Modern Art)での個展を含む多くの国際的な個展を経て、1980年後半に広く再認識されるようになりました。1993年には第45回ヴェネチア ビエンナーレに日本代表として参加し、高い評価を受けました。1998年には、ロサンゼルス郡美術館(Los Angeles County Museum of Art)とニューヨーク近代美術館(Museum of Modern Art)の共催で『Love Forever: Yayoi Kusama, 1958–1968』を開催し、ミネアポリスのウォーカー・アート・センター(1998-1999年)、東京都現代美術館(1999年)を巡回しました。

最近では、2011~2012年にかけてマドリードの国立ソフィア王妃芸術センター、パリのポンピドゥー センター、ロンドンのテート モダン、ニューヨークのホイットニー美術館で大規模な回顧展が開催され、2012~2015年には日本、アジア、中南米の主要な美術館で3つの大規模な美術館個展が同時開催されました。2015年には、デンマークのフムレベックにあるルイジアナ近代美術館が彼女の活動を包括的に紹介する企画展を行い、ヘニーオンスタッド アートセンター(ノルウェー・ホビコデン)、ストックホルム近代美術館(スウェーデン・ストックホルム)、ヘルシンキ市立美術館(フィンランド・ヘルシンキ)に巡回しました。2017~2019年には、米国ワシントンDCのハーシュホーン美術館および彫刻庭園、シアトル美術館、ロサンゼルスのザ・ブロード、カナダ・トロントのオンタリオ美術館、米国オハイオ州のクリーブランド美術館、ジョージア州アトランタのハイ美術館で、同氏の作品を概観する大規模な「Infinity Mirrors」展が開催されました。東南アジアでは、この地域で初の大規模な草間彌生作品展となる「Yayoi Kusama: Life Is the Heart of the Rainbow」が2017年にナショナルギャラリー・シンガポールで始まり、豪州ブリスベンのクイーンズランド州立美術館 現代美術館(QAGOMA)、インドネシア・ジャカルタのヌサンタラ近現代美術館(Museum MACAN)を巡回しました。

2021年にはドイツ・ベルリンのグロピウス・バウで包括的な回顧展が開催され、2021年11月から2022年5月までイスラエルのテルアビブ美術館に巡回しました。同じ年、米国ニューヨーク植物園では「KUSAMA: Cosmic Nature」が開催されました。英国ロンドンのテート モダンでは、「Yayoi Kusama: Infinity Mirror Rooms」が2023年6月11日まで開催中です。また、カナダ・モントリオールでは、PHI Foundation for Contemporary Artが「Yayoi Kusama: DANCING LIGHTS THAT FLEW UP TO THE UNIVERSE」を開催中です。日本以外のアジアでは同氏最大の回顧展となる「YAYOI KUSAMA: 1945 to Now」が、2022年11月12日から2023年5月14日まで香港のM+(エムプラス)で開催されています。

カタール博物館(Qatar Museums: QM)について

カタール博物館はカタールの芸術文化機関として、博物館、遺跡、フェスティバル、パブリックアート設営や各種プログラムといったネットワークを通じて、刺激的で本物ならではの文化体験を提供しています。また国内の文化財や史跡の保存、復元、拡大を行い、カタールおよびMENASA(中東、北アフリカ、南アジア)地域の文化を世界と共有し、市民、住民、観光客の豊かなライフスタイルづくりを支援しています。
カタール首長シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アル=サーニー(Sheikh Tamim bin Hamad Al Thani)殿下の後援、また議長であるシェイカ・アル=マヤッサ・ビント・ハマド・ビン・カリファ・アル=サーニー閣下主導の下、カタールは中東およびさらに幅広い地域の芸術、文化、教育の活気あふれる中心地となっています。カタール博物館は、革新的で多様性に満ちた進歩的な国の発展に寄与し、人と人とをつないで新たな考えを生み出すとともに重要な文化的会話を促し、環境に対する責任と持続可能な行動の周知と奨励に努め、カタールの人々の声を増大させるという目標になくてはならない存在となっています。2005年の創立以来、カタール博物館はイスラム美術館(MIA)とMIAパーク、マトハフ:アラブ近代美術館、カタール国立博物館、QMギャラリー・アル・リワク、QMギャラリー・カタラ、3-2-1カタール オリンピック・アンド・スポーツ博物館、Daduこどものための美術館を監督しています。また新たに作ったクリエイティブ ハブ(Creative Hub)を通じて、カタール博物館はファイヤー・ステーション・アーティスト・イン・レジデンスやタスウィア・カタール・フォト・フェスティバル、イノベーション・ファッション・デザインのクリエイティブ ハブM7など、芸術的な才能を育成し、堅固で持続可能な文化的基盤を構築する機会を生み出すさまざまなプロジェクトの立ち上げおよび支援を行っています。

カタール博物館のすべての活動は、カタールとその遺産との真のつながり、包括性とアクセシビリティに対する確固たるコミットメント、そして創造を通じて価値を生み出すという信念につながります。

文化年(Years of Culture)について

文化は、人と人との関係をより緊密にし、対話を促し、国家間の理解を深めるための最も効果的な手段の1つです。 議長のシェイカ・アル・マヤッサ・ビント・ハマド・ビン・カリファ・アル=サーニー閣下のリーダーシップの下、カタール博物館は年間プログラム「Years of Culture」を立ち上げました。国と国および人と人との理解を深める国際文化交流の場となる「Years of Culture」の公式期間は1年間ですが、この期間を通じて形成された友情の絆は長期にわたり続いていきます。

今年で晴れて10周年を迎える「2022 Year of Culture」は、MENASA(中東、北アフリカ、南アジア)地域が対象となり、「Qatar-MENASA Year of Culture 2022」に参加する国およびコミュニティは以下のとおりです ― アフガニスタン、アルジェリア、バングラデシュ、バーレーン、ブータン、エジプト、インド、イラク、イラン、ヨルダン、クウェート、リビア、モルディブ、モロッコ、ネパール、オマーン、パキスタン、パレスチナ、サウジアラビア、スーダン、スリランカ、スリランカ、チュニジア、UAE(アラブ首長国連邦)、イエメン。

Qatar-MENASA Year of Culture 2022は、ドーハに大使館を置く参加各国の支援とともに、ドーハ映画協会、エデュケーション・アバブ・オール財団 (EAA)、カタラ文化村、商工省、文化省、外務省、カタール・チャリティ、カタールサッカー協会、カタール財団、カタール博物館、カタール国立図書館、カタール観光局、カタール・オリンピック委員会、伝送と遺産の最高委員会をはじめとするカタール国内トップの企業や組織の協力をもとに構築されましたています。また、カタール航空の後援を受けています。

これまでの「Years of Culture」は以下のとおりです ― Qatar-Japan 2012、Qatar-UK 2013、Qatar-Brazil 2014、Qatar-Turkey 2015、Qatar-China 2016、Qatar-Germany 2017、Qatar-Russia 2018、Qatar-India 2019、Qatar-France 2020、and Qatar-USA 2021。

カタールパブリックアートについて

カタール博物館は、アートを直接人々に届けるとともに、あらゆる人の創造的視野を広げる取り組みとして、幅広いパブリックアート・プログラムを推進しています。市民の生活を豊かにする、公開中の主なパブリック アート作品は以下の通りです。Ghada Al Khater氏によるネオンインスタレーション「A Blessing in Disguise」(ファイヤーステーション・ アーティスト・イン・レジデンス)、トニー・スミス氏による立体造形「Smoke」(ドーハ エキシビション&コンベンション センター)、リチャード・セラ氏による記念碑的な立体造形「East-West/West-East」(カタール砂漠中心部)、スボード・グプタ氏による「Gandhi’s Three Monkeys」(カタラ文化村)、ルイーズ・ブルジョワ氏による巨大な蜘蛛の立体造形「Maman」(カタール ナショナル コンベンション センター)。カタール博物館は、ハマド国際空港(HIA)とのコラボレーションも行っており、アデル・アブデスメッド氏、アハメド・アル・バーラニ氏、ディア・アッザーウィー氏、Mubarak Al Malik氏、Salman Al Mali氏、Amal Al Rabban氏、トム・クラーセン氏、ウルス・フィッシャー氏、アリ・ハッサン氏、KAWS氏、トム・オターネス氏、ビル・ヴィオラ氏をはじめとする国内外のアーティストの主要作品が展示されています。

他にも、カタール博物館はカタールの現代美術家と関わることを目的とした様々な取り組みも支援しています。カタールの回復力を記念するパーマネント(恒久的)なパブリックアート作品を提案するアーティストを毎年公募している「5/6イニシアチブ」や、カタールの大学生や卒業生が街中に設置するテンポラリー(一時的)なパブリックアートを制作する「学生コンペ」、壁画を通して日々の生活を豊かにし、コミュニティが社会、歴史、文化の問題について考えることを促すためにアーティストたちを集めて街の壁を活性化する年次プログラム「JEDARIART」などがあります。これら以外にも、年間を通じてさまざまなツアーやトーク、パブリックアート保護キャンペーンなどのプログラムを実施しています。 カタール博物館のパブリックアート部門は、建築家のAbdulrahman Ahmed Al-Ishaq氏がディレクターを務めています。

「カタール・クリエイツ(Qatar Creates)」について

カタール・クリエイツは、カタール国内の文化活動を監修、奨励、促進するプロジェクトです。カタールの博物館・美術館、映画、ファッション、ホスピタリティ、文化遺産、舞台芸術、民間部門のパートナーとの協力を基盤に、カタール・クリエイツはプラットフォームとしてカタールのクリエイティブ産業の声を広く届け、観客とイベントを直接結び付けます。

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)について

1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新性とスタイルを融合させながら、常に最高級の品質を目指し、生物の多様性を保全しながら、ユニークなデザインを世界に発信してきました。今日、同社はエレガントかつ実用的であると同時にクリエイティブなラゲージ、バッグ、アクセサリーを通じて、純粋な「Art of Travel(旅の芸術)」を発明した創業者ルイ・ヴィトン氏の精神に忠実であり続けています。創業当時より、大胆さが同社の物語を形作っています。これまで同社はその伝統に忠実に、建築家、アーティスト、デザイナーたちへ門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ジュエリー、フレグランスなどの分野を発展させてきました。丁寧に作られたこれらの製品は、同社の上質なクラフツマンシップ(職人技)へのこだわりの証です。詳細は、louisvuitton.comをご覧ください。

 

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