「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2026」アソシエイト展
株式会社ジンズ(以下JINS)は、2026年10月開催の国際写真展「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2026」(以下FESTIVAL)のアソシエイト展として、FESTIVALに先駆けて、銀座・中央通り沿いのグローバル旗艦店「JINS銀座店」の地下1階アートギャラリーにて、写真家・村越としや氏による展示「沈黙の中身はすべて言葉だった」を2026年8月11日(火)より11月11日(水)まで開催します。

写真家・村越としや氏が表現する「見る」ことへの問いと、風景に刻まれた痕跡
JINS銀座店アートギャラリーでは、展示第1弾の池坊次期家元・専好氏「立花」で日本の伝統美と向き合い、第2弾ではアーティスト・蜷川実花氏による光と溶け合うような作品展示「花、瞬く光」を開催してまいりました。
このたびの本展示では、国内外の美術館に作品が所蔵される気鋭の写真家・村越としや氏を迎え、「沈黙の中身はすべて言葉だった」を開催します。福島県出身の村越氏は、東日本大震災を経て変化した故郷の風景を見つめ続け、そこにある「目に見えない痕跡」や、私たちが「何を見ているのか」という問いを投げかける作品を制作しています。
JINS銀座店特有の地下1階に広がる豊かな空間と、村越氏の言葉を超えて視覚的に語りかけてくる独自の世界観が融合した、新しい「見る」体験をぜひお楽しみください。
写真家・村越としや氏コメント
震災後、目に見えない放射性物質の存在は、日常で何を見過ごしているのかを私に問い直させました。メディアなどの既存の物語から距離を置き、自身の感覚と記憶を頼りに故郷・福島の風景を凝視してきました。私にとって写真は単なる記録ではなく、不可視のものへ触れようとした痕跡です。写真は世界を説明するものではなく、私たちが「何を見たことにしているのか」を問い返す装置。忘却へと流れる時間の中で、光と時間の断片を焼き付けた一枚一枚が、次の「見る」行為への楔となることを信じています。鑑賞者一人ひとりへ静かな問いを投げかけるため、私はこれからも写真を撮り続けます。
プロフィール
1980年福島県須賀川市生まれ。2009年、東京・清澄白河に自主ギャラリー「TAP」を設立、2011年に日本写真協会賞新人賞、2015年には、さがみはら写真新人奨励賞を受賞。
東京国立近代美術館、東京都写真美術館、福島県立美術館、サンフランシスコ近代美術館などに作品が所蔵されている。
主な個展に、「FUKUSHIMA」空蓮房(東京、2011年)、「火の粉は風に舞い上がる」武蔵野市立吉祥寺美術館(東京、2014年)、「より深い静けさのために風は唱う」Roll(東京、2023年)、「星の果て 山に眠る舟」タカ・イシイギャラリーフォトグラフィ/フィルム(東京、2025年)など。
主な写真集に、『あめふり』蒼穹舎刊(2006年)、『木立を抜けて』タカ・イシイギャラリー/TAP刊(2013年)、『沈黙の中身はすべて言葉だった』CASE publishing刊(2017年)、『より深い静けさのために風は唱う』禅フォトギャラリー刊(2025年)など。

展示概要
【期間】2026年8月11日(火)~11月11日(水)
【タイトル】沈黙の中身はすべて言葉だった
【入場料】無料。予約不要でどなたでもご覧いただけます。
店舗概要
【店舗名】JINS銀座店
【営業時間】10:00~20:00
【所在地】東京都中央区銀座四丁目5番1号
【展開本数】約700種
【店舗面積】138.08坪(地下1階~地上1階)
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2026
東京の八重洲・日本橋・京橋・銀座エリアの都市空間を舞台に展開する、屋外型の国際写真フェスティバル。国内外のアーティストの作品展示や、主要文化機関のキュレーターを招いたシンポジウムなどを通じ、東京から世界へ新しい写真文化の価値を発信しています。
JINS銀座店について
伝統と革新が息づく銀座のまち。その中心で新たな発信拠点となるJINS銀座店は、建築家・藤本壮介氏が「柔らかな和」をコンセプトに、左官の手仕事で実現した独創的な外観が特徴です。1階と地下1階で対照的な表情を見せる店内には、彫刻家・名和晃平氏の作品《Snow-Deer》を迎え入れ、あらゆる角度から作品を鑑賞する体験を通じ、訪れる人々に新しい視点と気づきを提供しています。日本発のクリエイティビティを世界へ発信する舞台である地下1階のアートギャラリーは、アートを介して人々が集う開かれた場所として、銀座のまちやお客さまと店舗コンセプトでもある「縁(えにし)」を紡いでいくことを目指しています。JINSはこれからも、日本が誇るクリエイティビティの多様な魅力を銀座から世界へ発信し続けます。
