企画展「ニュータウン、インターフェアレンス 都市とわたしたちの関係」が10月10日(土)~11月3日(火・祝)で開催!
都市や土地との関係は、あらかじめ与えられるものだけではなく、見方や関わり方によって選び直すことができます。「あざみ野コンテンポラリー」第 17 回となる本展では、郊外・ニュータウンなどの「都市」や「土地」のイメージをめぐり、人と場所との関係がどのように結ばれ、揺らいできたのかを、 多様な作品を通して考えます。

作品と都市との関わりをあらわす「乱入する」「なぞる」「連れる」な どのキーワードとともに、7 組のアーティストによる映像、インスタレーション、絵画、写真など約 100 点の作品を展示。さらに、横浜市民ギャラリーあざみ野が建つ場所にかつて存在した赤田古墳群の発掘調査資料などを紹介します。さまざまな表現が干渉(インターフェアレンス)しあい、都市とわたしたちの新たな関係を見出します。
■みどころ
①あざみ野での上映にあわせてアップデートされた映像や、あざみ野での土地のリサーチをもとに生まれた新作の大型インスタレーション、都市を歩きながら描いた新作絵画など、出品総数約100 点にのぼる力作が並びます。
②映像、インスタレーション、絵画、写真といった多様な表現形式を通して、様々な土地・都市の息づかいを感じることができます。
③横浜市民ギャラリーあざみ野が建つ場所は6世紀後半の有力者たちのお墓だった!?展覧会導入部では赤田古墳群の発掘調査資料をご紹介します。


■出品作家紹介

石﨑朝子 Ishizaki Asako
1996 年栃木県生まれ。アーティスト。
彫刻、映像、写真を用いて制作活動を行う。都市の中に身を置き、身体的な経験を通して観測することや、街中に残る痕跡の収集を起点に、都市の風景に潜む別の見方を立ち上げる作品を発表している。

川 Kawa
2016年に荒川晋作と関川徳之、2人のフォトグラファーが始めたプロジェクト。チーム名は名前に共通する「川」の文字に由来。十代の頃 りスケートボードとカメラに没頭し、「スポット」を求めて津々浦々を流れる。2020年からは半年に一冊のペースで本をリリース。2026年春に9号目出版。

谷山恭子 Taniyama Kyoco
1972年愛知県生まれ。幼少期をマレーシア・ボルネオで過ごし、2018年よりベルリン在住。土地に根ざした記憶や素材への関心から、インタビューやフィールドワークを通して得た語りやインスピレーションを、音や彫刻、映像のインスタレーションへと再構成する。人と場所の関係性や、そこに潜む見えないつながりを探り続けている。

トランスフィールドスタジオ Transfield Studio
2018年に東京で結成した、山川陸と武田侑子によるユニット。国内外でフィールドワークを行いながら、「どうすれば集まった我々は共にいられるのか」という問いを軸に、オーディオガイドやマップを用いたツアー型作品の上演、写真や映像、模型などを用いた展示を行う。

中島晴矢 Nakajima Haruya
1989年神奈川県生まれ。近代文学・サブカルチャー・都市論などを補助線に、現代美術・文筆・ラップといった領域横断的な活動を展開。ユーモアとアイロニーを散りばめたアクチュアルかつ批評的な表現をミクストメディアで実践している。

松田修 Matsuda Osamu
1979年兵庫県生まれ。映像や立体、ドローイングなどさまざまなメディアを用いた表現で、社会に潜む問題や現象、風俗をモチーフに、「生」や「死」といった普遍的なテーマに取り組んでいる。近年の活動では、コロナ禍における貧困層の現実など、自身の生い立ちや経験をふまえた当事者意識に基づく作品を多数発表。

山口幸士 Yamaguchi Koji
1982年神奈川県川崎市生まれ。スケートボードで街を滑っていた視点を軸に、日常の風景やオブジェクトを通して言葉にはできない自身の感情や時間の流れ、背景にある物語や歴史が透けるような絵画表現を試みている。
赤田2号墳資料
赤田2号墳は、アートフォーラムあざみ野のすぐ近くで発掘された古墳の一つです。都市開発により遺構は失われましたが、実寸大のレプリカが近隣の公園に残されています。本展では、発掘時の資料を通して、都市が土地の歴史を上書きしながら成立してきたことを紹介します。
とことこ調査団
とことこ調査団は、山内小学校の5年生があざみ野のまちを歩き、気づいたことや見つけた風景を写真に撮りタイトルをつけるプロジェクトです。全2回の授業の様子や子どもたちが撮影した写真、それを1冊にまとめた ZINE などを紹介します。この場所に暮らす子どもたちのまなざしが、日々更新されるまちの姿を照らします。

■関連イベント
※申込方法・詳細、その他のイベントはウェブサイトでご確認ください。
アーティストによるギャラリートーク
本展の出品作家が展示室をめぐりながら、制作の背景や作品に込めた視点を語ります。作家ごとの異なるまなざしを、リレートーク形式でお楽しみください。
日時|10 月 10 日(土)
(1 部) 14:45 ~ 15:30 石﨑朝子、中島晴矢、山口幸士
(2 部) 15:45 ~ 16:45 川、谷山恭子、トランスフィールドスタジオ、松田修
会場| 展示室 1・2
料金| 無料(事前申込不要、要展覧会入場券)
街を歩く、街を聴く―谷山恭子アーティストトーク
たまプラーザ周辺で展開したリサーチプロジェクトから都市と人の関係を考える
出品作家の一人であるベルリン在住のアーティスト谷山恭子による、展覧会テーマ「都市とわたしたちの関係」にちなんだトークです。
日時|10月11日(日)14:00~15:00
出演| 谷山恭子
会場| 3階アトリエ
料金| 無料(要事前申込、要展覧会入場券)
担当学芸員によるミニギャラリートーク
本展を企画した担当学芸員が展示室を参加者の皆さんと一緒にまわりながら、出品作についてお話しします。より作品を楽しむための鑑賞のヒントとしてお役立てください。
日時|10月24日(土)13:00~13:30、10月25日(日)11:00~11:30
会場|展示室 1・2(集合は展示室1受付前)
料金| 参加無料(事前申込不要、当日開館記念日のため入場も無料)
ニュータウン路上觀察-アーティストとあざみ野をディグる-
アーティストの中島晴矢、石﨑朝子とともに、あざみ野周辺を街歩きしながらニュータウンの再発見を試みます。団地や公園、古墳などをめぐり、何気ない風景に潜んでいる違和感を掘り起こします。歩くほどに一般的なニュータウンのイメージとは別の顔が見えてくるかもしれません。

<街歩きコース>予定
横浜市民ギャラリーあざみ野→赤田2号墳→かやのき公園→あざみ野団地→あざみ野駅
日時|10月31日(土)13:30~16:30
※荒天の場合は11月1日(日)13:30~16:30に変更
出演| 中島晴矢、石﨑朝子
会場| 3階アトリエ、あざみ野エリア
料金| 3,000円
定員| 12 歳以上、10 名(要事前申込、先着順)
あざみ野コンテンポラリー vol.17
ニュータウン、インターフェアレンス 都市とわたしたちの関係

会 期|2026年10月10日(土)~11月3日(火・祝)
時 間|11:00~18:00
休館日|10月26日(月)
会 場|横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2
入場料|一般500円 20歳未満および学生・65歳以上無料
主 催|横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
助 成|一般財団法人地域創造
協 力|日本窯業史研究所、街のはなし実行委員会、無人島プロダクション、
(公財)横浜市ふるさと歴史財団 埋蔵文化財センター、横浜市立山内小学校、横浜市歴史博物館
*該当の方は入場の際に学生証・身分証等をご提示ください
*10月24日(土)、25日(日)(アートフォーラムあざみ野21thアニバーサリー)は入場無料
*各種障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料(ミライロID可)
*教育機関、福祉施設関係者の引率、下見は無料(要事前予約)
