
《Knowledge》H1630×W1300mm、oil on canvas、2026年

CCCアートラボが新たな才能を紹介するアーティストブック・シリーズ「First Selection」。その第2弾として『First Selection 東慎也』を発売します。これを記念し、銀座 蔦屋書店(東京都中央区 GINZA SIX 6F)では、東慎也の個展「The limits of lying flat」を2026年6月27日(土)~7月15日(水)の期間、店内イベントスペースGINZA ATRIUMにて開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/art/55072-0941160616.html
概要
東慎也は1994年大阪生まれ。人間の愚かさと傲慢さに一貫して関心を寄せながら制作を続けてきました。時事問題や日常の出来事を、ときには自身や動物に投影し、ほんわかとしたモチーフのなかにシニカルなメッセージを込めるスタイルが特徴です。作品に登場する人物たちは、ときに滑稽で、だらしなく、どこか愛嬌を帯びています。その姿は私たち自身のなかに潜む欲望や諦念、弱さや身勝手さを映し出しているようにも感じられます。
東にとって初の作品集刊行を記念して開催する本展では、新作を中心に全11点を展示します。展覧会タイトルの「The limits of lying flat」は、「躺平(Tang Ping/寝そべり)」という中国の社会現象から引用しています。競争や成長の論理から距離を置こうとするその姿勢は、現代社会への静かな抵抗と捉えられています。しかし本展が目を向けるのは、その態度そのものの限界です。私たちは本当に社会から離れることができるのか。あるいは、何かを拒絶しようとすること自体が、すでにその対象との関係のなかにあるのではないか。そうした問いが作品を通して提示されます。
また、出展作である《Knowledge》 は、本を読む人物と燃やす人物が描かれた「焚書(ふんしょ)」を想起させる構図となっており、人間が知識や歴史、価値観とどのように向き合い、ときに崇拝し、ときに破壊しようとしてきたのかを示唆しています。これまで東の作品は男性性や弱さをめぐる文脈から語られることもありましたが、本展はそうした解釈を引き受けながら、それだけでは捉えきれない人間存在の複雑さへと視野を広げる試みでもあります。
東は2026年3月に京都 蔦屋書店でのグループ展に参加したほか、近年はパリや上海での個展など、国内外で発表を重ねてきました。2025年のArt Basel Hong Kongではソロブースでの発表も行い、高い評価を獲得しています。これまで積み重ねてきた実践を振り返りながら、その先にある新たな問いへと向かう東慎也の現在地を紹介します。


書籍情報
東が現在の作風に落ち着いた2019年以降、2025年の制作作品まで82点を掲載。巻末には2024年に国立西洋美術館で初の現代美術展を企画した、主任研究員・新藤淳による作家論を掲載。東の作品理解に欠かすことのできない「ユーモア」について論考しています。

『First Selection 東慎也』
発行:カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発売:光村推古書院
価格:4,500円+税
発売日:2026年6月27日 (土)
仕様:116ページ、A4変型、上製本
ISBN:978-4-8381-9875-7 C0071




作品販売について
展示作品は、会場にて2026年6月27日(土)11:00より販売を開始します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
また、刊行を記念して販売する限定25部のドローイング作品つき特別限定版作品集は、アートのECプラットフォーム「OIL」にて、2026年6月24日(水)15:00から7月15日(水)18:00まで抽選受付を行います。詳細は特集ページよりご確認ください。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/art/55072-0941160616.html
アーティストプロフィール
東慎也(Azuma Shinya)
1994年 大阪府生まれ
2018年 京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)美術工芸学科油画コース 卒業
2020年 京都造形芸術大学大学院ペインティング領域 卒業
【近年の個展】
2025年「マジックサークル —究極召喚—」EUKARYOTE(東京)
2025年「身体突破」Bao Room by Bao Foundation(上海)
2024年「夜露死苦」Galerie Marguo(フランス)
2023年「テレポーテーション:ザナルカンド⇆レストルーム」rin art association(群馬)
2022年「shame〜逃れられず、MAN〜」COHJU(京都)
2021年「密林からのナックルボール」EUKARYOTE(東京)
2020年「Human. Human? Human!」COHJU(京都)
【主なグループ展】
2026年「Interwoven Chapters」京都 蔦屋書店 エキシビションスペース(京都)
2025年「明るい豊作」HEIGEN/KOGEN(愛知)
2025年「ゴミと鉛筆とアート展」UNKNOWN HARAJUKU(東京)
2024年「アールシー陶器市」RC HOTEL(京都)
2024年「幸ーHAPPYー」COHJU(京都)
2024年「令和5年度 新収蔵品展」豊田市美術館(愛知)
展覧会詳細
東慎也「The limits of lying flat」
会期|2026年6月27日(土)~7月15日(水)
時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
会場|銀座 蔦屋書店(GINZA ATRIUM)
主催|銀座 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/art/55072-0941160616.html
オープニングレセプション
6月26日(金)18:00~20:00 ※作家在廊、どなたでもご参加いただけます。
トークイベント開催のお知らせ
6月27日(土)開場13:30 開演14:00、15:00頃終演予定
登壇者:東慎也、新藤淳(国立西洋美術館 主任研究員) ※入場無料。直接会場にお越しください。
銀座 蔦屋書店
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CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
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