King Gnuなどのヴィジュアル表現を手がける荒居誠、作家としての初個展「SUPER PRIVATE ― 事実無言 ―」開催

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King Gnuなどのヴィジュアル表現を手がける荒居誠、作家としての初個展「SUPER PRIVATE ― 事実無言 ―」開催のメイン画像

期間:2026年7月4日(土)~7月28日(火) 会場:Space√K(√K Contemporary地下1階)

自律的な表現へと踏み出す、極私的な体験をネオンと絵画による全10点の新作で構成

株式会社SANZENが運営するアートギャラリー「Gallery.S」は、2026年7月4日(土)から7月28日(火)まで、東京・神楽坂のオルタナティブスペース「Space√K(√K Contemporary地下1階)」にて、荒居誠による初個展「SUPER PRIVATE ― 事実無言 ―」を開催します。キュレーターに高橋洋介を迎え、荒居の極私的な体験を起点に、ネオンと絵画による空間インスタレーションとして構成します。

荒居誠は、高校時代に油絵を学んだのち、大学ではインダストリアルデザインを専攻した背景を持ちます。2018年より、クリエイティブレーベル「PERIMETRON」に所属し、King GnuやMILLENNIUM PARADEなど、日本の音楽シーンを牽引するアーティストのアートワーク、ヴィジュアルデザイン、空間デザインなどジャンルを横断する表現を幅広く手がけてきました。これまでクライアントワークを中心に展開してきた荒居が、かつて自身の心身が大きく揺らいだ時期の体験とそこに刻まれた記憶、感覚を手がかりに、作家としての自律的な制作へと踏み出します。

これまで荒居が手がけてきたヴィジュアル表現には、生と死、祝祭と破滅、美しさと恐ろしさ、秩序と崩壊が同時に存在するような独自の感覚が通底してきました。本展では、その視覚言語が作家自身の内面と結びつき、より個人的でありながら、同時に現代を生きる私たちの内なる揺らぎにも接続する空間へと展開します。

展覧会タイトル「事実無言」は、作家自身のなかに刻まれた、事を尽くして向き合ってもなお、語ることのできない体験を表しています。言葉にしようとするほどすり抜けていく記憶、現実と非現実のあわい、不安と高揚、親密さと孤独、明るさと暗さ——。本展では、そうした相矛盾する感覚が複雑に重なり合う世界を、すべて新作となるネオン作品1点と絵画9点によって構成します。(作品点数は、2026年6月10日時点)

展示は、映画のシーンをたどるように展開します。会場には、9つの場面が配置され、来場者は照明を落とした空間を進みながら、光と絵画によって立ち上がる断片的な物語を追っていきます。それは、ひとつの出来事を説明するための展示ではなく、容易には語り得ない体験を、時間をかけて見つめ直し、作品として外へ開いていくための試みです。言葉では語り尽くせない体験を、前進するための表現へと昇華していく。

作家として新たな一歩を踏み出す荒居誠の現在地を、ぜひ会場でお確かめください。

「事実無言」ステートメント

超個人的な記憶と異界感覚。

記憶、過程、事実。

事実無言。

境はなく、いったりきたり。

不安と興奮で揺れ続ける。

すがれるものはない。

畏怖する心にことばは二極で救われない。

己で反復し自分らしく生きるしかない。

狂気と正気は背中合わせ

腑に落とす表裏一体

▪️作家紹介

荒居誠

1989年生まれ。現在、東京を拠点に活動。

2018年よりクリエイティブレーベル「PERIMETRON/ペリメトロン」所属。

King GnuやMILLENNIUM PARADEなど2010年代後半から日本の音楽シーンを牽引するミュージシャンのアートワークや空間デザインなどを幅広く手がける。2021年、俳優の森田剛、宮沢りえ、映像作家OSRINと共にクリエイティブ・コレクティブ「MOSS STUDIO」を発足。自分たちの手でいちからものづくりする姿勢を貫き、アートワーク、アパレル、ジュエリー、飲食までインディペンデントに展開。

■ 実績紹介(一部)

millennium parade「THE MILLENNIUM PARADE」Visual Design 2022

King Gnu「SPECIALZ」Visual Design 2023

King Gnu「AIZO」Visual Design 2026

▪️展示構成

本展は、ネオン作品1点と9点の新作絵画による9つのシーンで構成されます。

各シーンは、作家の記憶や感覚の断片をもとに、映画の場面のように展開します。

※作品は全てイメージ

Neon Work 事実無言 ©2026 Makoto Arai
Scene 0 | 観念奔逸(善・欲求・恐怖) ©2026 Makoto Arai
Scene 1 | 精神世界(解離・幻覚) ©2026 Makoto Arai
Scene 2 | 現実世界(理性・抑制) ©2026 Makoto Arai
Scene 3| 表裏一体(信念・覚悟) ©2026 Makoto Arai
Scene 4 | 視界良好(独占・防御) ©2026 Makoto Arai
Scene 5| 生死(確信・機転) ©2026 Makoto Arai
Scene 6 | 視界不良(憔悴) ©2026 Makoto Arai
Scene 7| 疎外空間(興奮) ©2026 Makoto Arai
Scene 8 | 疎外空間(静寂) ©2026 Makoto Arai

■ キュレーター紹介

高橋洋介
キュレーター。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。金沢21世紀美術館主任学芸員、角川武蔵野ミュージアムチーフキュレーターを経て独立。現在、帝京科学大学生命学研究所客員研究員、先端領域ELSI研究所分子ロボット倫理研究会委員、京都芸術大学講師などを務める。

近年の主な企画:

「大阪万博2025公式協力催事:Mono no Ahare」(大阪万博、2025)

「Emi KUSANO: EGO IN THE SHELL」(攻殻機動隊公式企画/Offline Gallery、NY、2025)

「テクノロジーと崇高」(GYRE Gallery、東京、2025)

「Liminalism」(Pellas Gallery、ボストン、2023)
金沢21世紀美術館での主な展覧会:

「de-sport: 芸術によるスポーツの解体と再構築」(2021)

「DeathLAB: 死を民主化せよ」(2018-19/コロンビア大学大学院共同企画)

「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」(2015-16/オーストリア巡回)

他館での主な企画:

「未来と芸術」(森美術館、2019/企画協力)

「国立科学博物館の相対性理論」(国立科学博物館、2018/展示監修)

■ 本展の見どころ

1. King Gnu、MILLENNIUM PARADEなどのヴィジュアル表現を手がけてきた荒居誠の初個展

音楽や映像の世界で培ってきたイメージの構築力を背景に、本展では、自身の記憶や感覚を起点とした新作を発表します。

2. すべて新作となる絵画9点とネオン作品1点で構成

絵画は、作家自身の記憶の断片をもとにした9つのシーンとして構成され、ネオン作品は展覧会タイトルである 「事実無言」を象徴する作品として展示します。

3. 映画のシーンをたどるように展開する空間インスタレーション

映画の断片的なシーンをたどるように構成されます。来場者は、暗がりの中で光に照らされた作品やテキストを追いながら、現実と非現実、不安と高揚、沈黙と語りのあいだを行き来するような体験へと導かれます。

4. 相矛盾する感覚が共存する、荒居誠の新たな表現

祝祭と破滅、美しさと恐ろしさ、静けさと強度。相矛盾する世界観を、より個人的な記憶の層へと深めながら、絵画、テキスト、光によって再構成します。

■ グッズやイベント情報

会期中には、荒居誠とゆかりのあるクリエイターを迎えたトークイベントの開催やグッズなどを展開予定です。詳細は決定次第、Gallery.Sの公式サイト等でお知らせいたします。

■ 開催概要

荒居誠 個展「SUPER PRIVATE ― 事実無言 ―」

日 程:2026年7月4日(土)~7月28日(火) ※休廊日:日曜日・月曜日

会 場:Space√K(√K Contemporary地下1階)

住 所:東京都新宿区南町6

時 間:13:00-19:00

入場料:無料

U R L:https://gallery-s.co.jp/ 

<お問い合わせ>

Gallery.S

Email : info@gallery-s.jp

主催・企画:Gallery.S

画像提供:Space√K

■ Gallery.Sについて

Gallery.Sは、東京都内での開設に向けて準備を進めている、現代アートを中心とした新しいギャラリーです。作家が作品を通して伝えようとすること、鑑賞者がそこから受け取る感覚や思考の双方を大切にしながら、表現と出会う場をつくることを目指しています。

数々のヴィジュアル表現を手がける荒居誠がアーティストとして新たな一歩を踏み出す本展は、Gallery.Sにとっても初めて企画する個展となります。