虎ノ門「SIGNAL」、新章開幕となる常設作品展『Signs for Future Canaries』が5月26日から開催

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SIGNALをアートアーカイブ空間として再定義する常設作品展。

株式会社SIGNING(サイニング、本社:東京都港区、代表取締役社長:牧 貴洋、以下SIGNING)企画・プロデュースによるソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」は、これまでの歩みを蓄積し、未来への兆しを捉えるアーカイブ空間へと生まれ変わります。その再始動を飾る第一弾として、約3年間の軌跡を振り返る常設作品展『Signs for Future Canaries』を開催いたします。

■『Signs for Future Canaries』について

ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」は、開廊以来の約3年間にわたり、社会の深層に潜む「兆し」を敏感に捉える表現者たちと共に歩んできました。本展『Signs for Future Canaries』は、そうした歩みの蓄積が厚みとなり、未来への兆しを捉える空間へと生まれ変わる、SIGNALの新章開幕を飾る展示です。

この空間に留め置かれた作品たちは、今や個別の文脈を跳躍し、重なり合うことでギャラリーの域を越え、歴史の断片を未来へと接続する静謐な厚みを形成し始めています。ひとつひとつの展示が残した痕跡は、時間の経過とともに重層的な地層を成し、この場所を単なる展示空間から、時代の深部を掘り起こし、次なる兆しを捉える場所へと変容させました。

私たちは、それら多層的な表現の連なりの中に、加速する世相の肖像を、変容し続ける社会の輪郭を、あるいは未来への新たな問いの萌芽を見出すのかもしれません。3年間の歩みが結晶となり、今という時代を照射しながら、その先にある兆しへと眼差しを向ける本展を、ぜひご高覧ください。アーティストたちが、見えない暗闇の先をいち早く告げる「炭鉱のカナリア」のように、まだ見ぬ未来へ向けて放った切実なサインの響き合いの中に。

■リニューアル概要

「SIGNAL」は、一過性の展示空間から、未来への兆しを捉えるアーカイブ空間へとその役割を拡張いたします。今回のリニューアルでは、鑑賞者が作品の背景にある深い文脈に触れ、未来への問いを持ち帰るための体験設計を順次導入してまいります。

1.  鑑賞体験のアートアーカイブ化

単なる作品展示の枠を超え、常設作品が持つ物語や社会的な意義をより深く体感いただけるよう、空間演出およびプレゼンテーションを刷新。ギャラリー全体を一つのアートアーカイブとして再定義します。

2. 空間を巡るナビゲーション(店内マップの展開)

作品と空間の関係性を紐解くガイドマップを導入。点在する「常設作品の痕跡」を巡ることで、ギャラリー内を一つの地図のように探索する新たな鑑賞体験を提供します。

3. アートコミュニケーターによる作品解説

作品の社会的背景を読み解く独自の解説コンテンツを整備。それらをベースに、スタッフが来場者一人ひとりに寄り添うガイドを実施し、対話を通じて作品への理解を深める「案内」の仕組みを構築します。

4. デジタル・アーカイブの拡充(公式サイトのアップデート)

公式サイトを刷新し、常設作品に特化したコンテンツを新設。実空間での鑑賞体験と連動し、各作品の詳細な背景やこれまでの歩みをオンラインでも深く掘り下げることが可能になります。(*2026年夏期更新予定)

■常設展示作家一覧(収蔵・設置順)

田村琢郎

1989年大阪生まれ。2016年に京都芸術大学(旧、京都造形芸術大学)を卒業したのち、名和晃平率いるアーティスト集団SANDWICHでアシスタントをしながら制作を続けていました。バンクシーと名和晃平に影響を受けたという田村は、物事を俯瞰して捉え、もともとあった文脈から切り離して提示します。そうすることで物の在り方を見直し、そこに強いメッセージを加えていきます。これまでに「5W<1H」MAKI Gallery(東京、2021年)、「OUT SIDE」y gion(京都、2018年)などで個展を開催しているほか、大阪や東京、京都でグループ展に参加しています。また、2019年にはスターバックス京都バルで「Sphere asphalt φ1200」を、2020年にはシークエンス ミヤシタパークにて「Lovers#4」を発表しています。

千賀健史

1982年、滋賀生まれ。大阪大学卒業。制作には入念なリサーチがベースとなっており、目に見えないものや撮影が困難なものを主題に合わせたコンセプチュアルな手法で見せる作品を制作している。インディペンデント・キュレーターの後藤由美氏に「日本の現代社会、文化、歴史の問題を世界に向けて視覚的な物語として提示したい時に思い浮かぶ写真家の一人であり、複雑な物語構造を視覚化する能力は他の追随を許さない」と評されており、主な作品に「THE SUICIDE BOOM」「HIJACK GENI」などがあり、1_WALLグランプリ、写真新世紀優秀賞、シンガポール国際写真祭でBest Dummy Book Award、 大理国際写真祭でGoldfinch Best Emerging Photographer Award など、作品は国内外で高く評価されている。

沼田侑香

1992年生まれ、千葉県出身。2019-2020年ウィーン美術アカデミーに留学。2022年東京芸術大学大学院修了。インターネットが日常的に使用されるデジタルネイティブ世代に生まれた沼田侑香は現代における時代性や世代の特徴を取り込み作品に置換しています。彼女自身、現実と区別がつかないほど精巧に作られたゲームをプレイしている最中にゲーミングバグが発生したことで現実世界に引き戻されるような体験からバーチャル空間の拡張により変わりゆく現状に興味を持ち始めました。私たちの現実はどこに存在し、どのように移り変わるのかをテーマにパソコン上で加工したデジタルイメージをアナログな作業に置き換え、現実世界の場所を追求しています。

磯村暖

現在東京を拠点に活動している美術家。絵画、彫刻、映像やインスタレーションなど表現は多岐に渡る。現在の関心事は過去に地球上で繁栄した生物のいる景色といない景色を現代の人間社会と未来の社会に重ね、その心象を様々な形で具現化すること。

ACCフェローシップでのニューヨークにおける滞在制作、アジアアートビエンナーレ(国立台湾美術館)への出展、TEDxUTokyo 2023(東京大学安田講堂)のイベントに登壇するなど、その活動の場は様々な領域に及んでいる。

近年の主な個展に「カ」EUKARYOTE /東京(2023)、「んがんたんぱ」銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUM /東京(2020)等。

近年の主なグループ展に 「Phantasmapolis – 2021 Asian Art Biennial」国立台湾美術館 /台湾(2021)、「都市は自然」セゾン現代美術館 /長野(2020)、等。

岡田将

1984年生まれ2005年日本写真芸術専門学校研究科を修了後、フリーランスの写真家として活動。2018年、キヤノン写真新世紀にて、サンフランシスコ近代美術館写真部門の名誉キュレーター、サンドラ・フィリップスの選出で優秀賞を受賞。環境問題に興味を抱き、直径1ミリ程度のマイクロプラスチックを撮影した「Microplastics」シリーズの制作をはじめる。主な個展に2012年「白い痕跡」(Nikonサロン)、2016年「砂の顔」(Nikonサロン)、2019年「Neo Atlas」(GalleryYukihira)、2023年「Microplastics」(GalleryYukihira)など。主なグループ展に、2019年showcase #8“共振体 – Resonators”curated by minoru shimizu(eN arts)、2022年第3回プリピクテ ジャパンアワード「Fire & Water」(東京都写真美術館)など多数。

松田将英

1986年生まれ。メディア論を背景に、スマートデバイス普及以降の独自の芸術を展開する気鋭のアーティスト。2010年からSNSで匿名の活動を開始し、「アノニスム(Anonism、匿名主義)」を提唱。オンラインの数十万の集団とともに行われたプロジェクトは、新しい芸術や芸術家のフォーマットを刷新する実践として高く評価された。2016年に渡独し、ベルリナー・ガゼット主催の国際会議に4年間参加。同年、国際的なメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ賞」デジタル・コミュニティ部門で優秀賞を受賞。2020年以降は実名での活動を本格化し、インスタレーション、彫刻、プリント、映像など多岐にわたるメディアを用いて、ネットワーク普及後のセレブリティ、経済、景観に対するコンセプチュアルで詩的な実践を展開している。風刺精神やユーモアを含む作品は、人々に奇妙な体験を与えながら認識のアップデートを促す。近年の主な展覧会に、「DXP(デジタル・トランスフォーメンション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023年)、「The Big Flat Now」(Dubai Festival City、ドバイ)などがある。松田流家元。

DIEGO

10代でストリートアートを始めたDIEGOは「東京のストリートを代表するアーティスト」ではないが、「日本のストリートシーンにおいて、最も風変わりなアーティスト」だ。美術教育は勿論のこと、大学・専門教育は受けていないし、東京の荒々しいストリートシーンに揉まれて育った訳ではない。その代わりDIEGOは持ち前のオタク的観点によってgraffitiやストリートアートに精通し、街の中に独自の視点で表現を仕掛け続け、いつからか「ジワジワと知られる」ストリートアーティストとなった。DIEGOの作品に登場する不恰好で可愛らしいキャラクター達は、彼が街の中を自転車を漕いで探し出したレトロな看板や、古本屋に足蹴に通って昔の印刷物から探し出した「製作者不明のキャラクター」である。また、彼の描く不思議な文字は、ヨーロッパを中心として新しい世代に広がるToy Grffiti(下手グラフィティ)の影響を受け、独自の視点で発展させたスタイルだ。このようなDIEGOのもたらす「脱臼したストリート表現」は、絵画や壁画というビジュアルアートから、また街の中のgraffiti、そしてコンセプチュアルアートまで、少しづつ活動の幅を広げている。近年ではSIDE COREの一員として展覧会の企画や作品発表に勤め、また自身が主催する壁画プログラムにおいても世界各国のアーティスト達の壁画制作のディレクションをおこなっている。

イワミズアサコ

イワミズアサコは、2016年にキメコミアートという独自の技法の作品作りを本格的にスタートさせました。日本の工芸の要素を含みつつ、伝統に囚われ過ぎない作品は、薄利多売や過剰包装などファッション大国日本で感じる様々な問題にも着目しています。

パリやパンコク、台湾など様々な国や地域で展示やワークショップを行っており、キメコミアートをコミュニケーションツールとして様々な交流をしています。

2025年は東京、台湾、ロンドン、ニューヨークでの展示を予定しており、世界を舞台に、エコでポップなメッセージを日本から発信します。

HOUXO QUE

10 代でグラフィティと出会い、 ストリートで 壁画中心の制作活動を始める。 以後現在 まで蛍光塗料を用いたペインティング作品 とブラック ・ ライトを使用したインスタレー ションで知られる。作品の制作過程をショー として見せるライブペイントも数多く実施。 2012 年頃よりディスプレイに直接ペイント をする制作を行いはじめ、 2014 年 BCTION、 2015 年 Gallery OUT of PLACE にて 16,777,216view シリーズを発表した後 様々な企画展示およびアートフェアなどで 活躍、 現代アートのシーンにおいて注目を 集めている。

吉増剛造

1939年東京生まれ、詩人。1964年『出発』でデビュー。以降、60年以上にわたり詩/言語の可能性を極限まで追求、比頬ない前衛的表現を次々と生み出し、現代詩に新境地を開き続けている。

代表作に『黄金詩篇』(1970年、高見順賞)、『オシリス、石ノ神』(1984年、現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(1990年、詩歌文学館賞)、『長編詩 ごろごろ』(2004年)、『裸のメモ』(2011年)、『Voix』(2021年、西脇順三郎賞)ほか、写真、ビデオ、銅板彫刻、絵画-原稿、YouTubeシリーズなどのマルチメディア作品多数。朗読パフォーマンスの先駆者としても知られ、音楽家や舞踏家、映像作家等との共演も多い。作品は英語、仏語、伊語などに翻訳され、2025年には『ごろごろ』の実験的伊訳Poesia estesa Goro-goroが出版。

-という「略歴」を、略歴紹介という常套的手続きとそれに頼る心根そのものを、はるかに超越した表現者。

Mikiko Kamada

千葉大学大学院園芸学研究科博士課程修了。生命科学系のバックグラウンドからメーカー開発職を経て、プランツディレクター、アーティストとして活動を開始。現在「植物とヒトの関係性」の再構築、都市における土と植物の重要性を研究しながら、ネイチャーポジティブな都市環境の構築を目指し活動中。

風景と食設計室 ホー(高岡 友美  Takaoka Tomomi、永森 志希乃  Nagamori Shikino)

同ランドスケープデザイン事務所勤務を経て、2012年3月より活動を開始。現在は東京都と富山県を拠点に活動。主な作品に《月出づる処、今と昔》(中房総国際芸術祭いちはらアート × ミックス、2014年)、《見えない神さま-粕川の祈りと食べもの》(「フードスケープ 私たちは食べものでできている」、アーツ前橋、2016年)、《明日の食卓》(東アジア文化都市・金沢「変容する家」、2018年)、《消えゆく日々、そこにあるもの》(さいたま国際芸術祭、2020年)、《台所に立つ、灯台から見る》(個展・黒部市美術館、2020年)、《石が土になる間に》(OITA CULTUAL EXPO!、2024年)などがある。

たかくらかずき

アーティスト、1987年生まれ。東京造形大学大学院修士課程修了。

ビデオゲームやピクセルアート、VR、NFT、AIなどのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学(キャラクター・マトリクス)をテーマに作品を制作している。

作品は山梨県立美術館や足利市立美術館、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、メキシコ、ボストン、韓国、ニューヨークなどで展示。

大薗彩芳

1987年、東京都生まれ。

いけばな三大流派の一つである草月流の一級師範、現代華道家。

第103回「草月新人賞」受賞(2022年)、第1回「草月優秀賞」受賞(2024年)、いけばな大賞2019審査員特別賞受賞。

日本伝統文化のいけばなを要素分解してモダンに再構築する作品を制作。特に、いわゆる「花」だけでなく「枝/木」や「異素材」を使った作品を得意とし、「人間が作り出す無機質な美しさ」と「自然が作り出す計算不可能な再現性の持てない美しさ」との融合に無限の可能性を見出している。

狩野哲郎

1980年生まれ、宮城県出身、神奈川県在住。 

生物から見た世界/狩猟/漁業/測量などを軸に制作を行う。鳥や動物という「他者の視点」をとりこみ、環境を読み解きながら展開されるインスタレーションは空間へのドローイングとしてあたらしい「風景」をつくりだす。自然物/既成品/漂流物/拾得物/骨董品/廃材など多様な素材を組み合わせる。ものや空間が現代社会においての文脈や機能から逸脱して扱われることにより、人間にとっての価値や認識が宙づりにされ遠い過去や未来の知覚や複数的な世界への想像を促す。

近年の展覧会に「越後妻有2025夏秋 企画展 あいまいな地図、明確なテリトリー」まつだい農舞台アートフィールド(2025、新潟)、「瀬戸内国際芸術祭 2025」瀬戸大橋エリア(2025、香川)、「アートサイト名古屋城 2024」名古屋城 本丸御殿ほか(2024、愛知)、「弘前エクスチェンジ#06『白神覗見考』」弘前れんが倉庫美術館(2024、青森)など。

江頭誠

戦後の日本で独自に普及してきた花柄の毛布を主な作品素材として、立体作品やインスタレーションを手掛ける。 

2015年に発泡スチロール製の霊柩車を毛布で装飾した「神宮寺宮型八棟造」で「第 18 回岡本太郎現代芸術賞」特別賞を受賞。その翌年、毛布で洋式トイレをつくった「お花畑」で「SICF17」のグランプリを受賞する。

 主な展覧会に「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2019」、「BIWAKO ビエンナーレ 2022」、「六本木アートナイト 2023」、埼玉県立近代美術館「アーティスト・プロジェクト#2.09江頭誠 夢見る薔薇 ~Dreaming Rose~」

展示以外にアーティスト YUKI の「My lovely ghost」の MV や GUCCI のショートフィルム「Kaguya by Gucci」にアートワークで参加、2025年に東京ガールズコレクションにも参加。

開催イベント

・オープニングレセプションパーティー

 日 時:5月26日(火)18:00-20:00 

 入場料:無料(ドリンク・フード別)

・COMMUNE∞vol.07

 日 時:6月12日(金)18:00-23:00 

 入場料:1000円(1ドリンク付き)

※イベント最新情報につきましては、店舗HP・Instagramをご確認ください。

■『Signs for Future Canaries』 開催概要

・期間:5月26日(火)〜6月13日(土)

  

・開館時間:火〜金曜日 11:00-23:00 カフェ&ギャラリー

                                         (18:00以降はバータイムになります)

      土曜日   11:00-18:00 カフェ&ギャラリー

      ※日・月・祝日休み。

       貸切営業や臨時休暇につきましては、店舗HP・Instagramをご確認ください。

・入場料:無料

・所在地:東京都港区虎ノ門1丁目2-11 The ParkRex TORANOMON 1F

・電話番号:03‐6205‐8220

・WEBサイト:https://signing.co.jp/signal/

・公式Instagram:https://www.instagram.com/signal_socialissuegallery/

・電車 : 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 A2出口から徒歩5分

    東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 2a出口から徒歩3分

■クレジット

• 企画 / 制作 : SIGNING

• 協力 : 田尾圭一郎(田尾企画編集室)


■株式会社SIGNING

SIGNINGは、「Social Design」と「New Market Design」に取り組み、”兆し”からより良い社会への”道標”を作るソーシャルデザイニングカンパニーです。

・所在地:〒108-0073東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル16F

・代表:牧 貴洋

・URL:https://signing.co.jp/