日本の“もよう”にフォーカスした展覧会「こどもとおとなの自由研究 もようわくわく²」が国立工芸館(金沢市)にて開幕!

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人間国宝からポケモン×江戸小紋まで、近・現代工芸の名品をご紹介

国立工芸館(石川県金沢市)では、7月3日(金)から9月23日(水・祝)まで、「こどもとおとなの自由研究 もようわくわく²」を開催します。

“もよう”はなぜ存在するのでしょう。
「シンプルイズベスト」とか「ないほうがモダン」などといわれても、もようは決してなくなりません。目と心を捉えてやまない何かがもようにはあります。花鳥風月に身の回りの品々、化学変化の跡だって、もようとならないものはただのひとつもありません。そのどれにも、いつか・誰かの「好き」や「いいね」が宿り、私たちの元にもわくわく気分を届けてくれます。

本展ではそんなもようの世界に注目し、工芸ビギナーから愛好家まで満喫できる近・現代工芸の名品約140点をご紹介します。

こどもとおとなの自由研究 もようわくわく²展示風景①
こどもとおとなの自由研究 もようわくわく²展示風景②

■展示内容 

展示室1 いき・もの ~もようが紡ぐ日々のかがやき

生きとし生けるものへの慈しみは、もよう世界を豊かに彩ります。この部屋ではもようのモチーフ、とくに自然から得たイメージに注目します。もようとして囲み取って賞翫(しょうがん)する習慣の奥には、自然物の生命の輝きを身の回りの品々に写し取り、長寿や富貴、美しさなどさまざまな願いが託されてきました。皆さんの記憶に残るもようにも、誰かの想いがこもっていたかもしれません。

北村武資《経錦帯「春苑」》(部分) 2012年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓
松田権六《蒔絵螺鈿有職文筥》1960年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓

展示室2 いっこ・いっぱい ~構成力でもようの魅力を拡張する

工芸のフォルムは機能を適えるために実に多種多彩。そのなかでもようの“数”を定めた作家の視点に迫ります。手前があれば向こうもある白い壺。そこで魚がただ1尾、悠々と泳ぐ余情に浸り、他方では繰り返しパターンが呼び起こすリズムの効果も捨てがたい。もしも、もようの数を変えるならば……。そんな風に想像すると作品の見えかたも広がりそうです。

石黒宗麿《白地黒絵魚文扁壺》1940-41年頃 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓
稲垣稔次郎《木綿地型絵染壁掛 虎》(3点組の1) 1960年 国立工芸館蔵〔前期展示〕

展示室3 きっちり・どっきり~もようを生み出すわざに震える

 工芸といえば匠のわざ。作者の素材技法への深い理解とパッションがこのジャンルを際立たせ、こどもたちにも「カッコイイ!」といわせる魅力を放ちます。緻密な計算に基づく挑戦は、ときに破綻ギリギリとも見える大胆さを導きますが、優れた作品ほど両者を行き来するもの。優美なもようのなかでも起きている“事件”の数々。これは見逃せません。

松井康成《練上嘯裂文茜手大壺》(部分) 1981年     国立工芸館蔵 撮影:斎城卓
関谷四郎《赤銅銀接合皿》1972年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓

■本展の楽しみ方 

「おかえりなさい」と「はじめまして」のポケモン×工芸

2023年に国立工芸館で開催した「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」のなかでも幅広い年齢層から「好き」を寄せられた〈ポケモン×江戸小紋〉が、巡回展の途中で生まれた新作といっしょに登場します。
あの作品をもう一度金沢で見たかった方、“新作”が気になっていた方、今回の2点どちらも必見です。

小宮康義《江戸小紋 着尺「ゲンガー・ゴースト」》(部分) 2022年 撮影:斎城卓                    ©2026 Pokémon. ©1995-2026 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。                 

たんけんキットで遊びながら気づきと学びを誘いだす

中学生以下の来場者全員に「たんけんキット」をプレゼントします。ステキな写真と見どころヒント満載のワークブック、集中を促す「ジロメガネ」を使って会場をめぐり、納得の印を付属のシールで可視化します。鑑賞の成果は、絵とキーワードでイチオシ作品を紹介する「ずかんカード」(ワークシート)で大公開。

夜間開館時はおとなの方も“たんけん”一式をご体験いただけます(無くなり次第終了)。

芹沢銈介の特集展示を同時開催

生涯をこの仕事に捧げたもよう作りの天才・芹沢銈介。小さな下絵から代表作の屏風まで、どのフェーズも見逃せない約20点を展観します。

■開催概要

展覧会名

こどもとおとなの自由研究 もようわくわく²

会期

2026年7月3日(金) ~ 9月23日(水・祝)

※会期中一部展示替えあり。

開館時間

9:30~17:30 

※7月17日~8月15日の毎週金・土曜日は20:00まで

※入館は閉館の30分前まで

休館日

月曜日(ただし7月20日、9月21日は開館)、7月21日(火)

会場

国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)

主催

国立工芸館、北國新聞社

後援

MRO北陸放送、テレビ金沢

観覧料

一般1,000円(900円)、大学生700円(600円)

*( )内は20名以上の団体料金および割引料金

*いずれも消費税込

*高校生以下および18歳未満、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)

 は無料

*夜間会館日(7/17~8/15の毎週金・土曜日)の17:30以降は割引料金

アクセス

JR金沢駅兼六園口(東口)よりバスで約20分

北陸自動車道・金沢西ICまたは金沢森本ICから車で20~30分

文化施設共用駐車場(無料)あり

お問い合せ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

展覧会公式サイト https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/569