イベントレポート|東京ミッドタウン八重洲に出現した「廃棄物の森」。アートを通じて、多くの人に新しい持続可能性の体験を届けました。

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大型アート3点にはいずれも「社会から捨てられた素材」を使用。自然物と人工物が入り混じるアート空間で、これからの持続可能な文化を問う体験を提供しました。

「持続可能性の正論を憧れに。」をスローガンに掲げる株式会社ACTA PLUS(山口県周南市、代表取締役:橋本季和子)は、2026年2月21日〜3月5日にかけて、東京ミッドタウン八重洲1Fガレリアにて、パブリック・アート展「神秘の森」を開催。

3名のアーティストが、様々な場面で「廃棄物」とされた素材を使用した作品を制作し、「森」を構成。来場者に対し、森の中を歩くように展示を巡る回遊型インスタレーションを提供しました。

通勤するサラリーマンから休日に遊びに来た子供、キャリーケースを引いた外国人観光客まで、多くの人たちがそれぞれに「廃棄物からできた森」に迷い込み、楽しむシーンを都市の風景として生み出すことができました。

会期中の会場の様子(Saihou Ozono)
空間に入り、近くで作品を鑑賞する人の様子
作品の中で子どもが遊ぶ様子

パブリック・アート展「神秘の森」について

本企画は、独自の循環社会が根付いていた江戸文化の中心地である八重洲・日本橋エリアにおいて、廃棄されるはずの素材から生まれたアートを通じて、2026年以降の循環社会のあり方や、私たちの営みについてオープンに問いかける場として企画されました。

ESGやグリーン市場が拡大している一方で、環境配慮や持続可能な取り組みは、いまだに「やらなければならないこと」という正論として捉えられがちです。本企画では、それらを人々が楽しみながら関われるポジティブな存在へと転換することを目指し、公共的な機会の創出に至っています。

実施に際して、昨年12月からクラウドファンディングを実施し、2ヶ月弱で達成率310%である総額3,102,000円の達成に成功しました。一般の関心層の方をはじめ、サーキュラーやサステナビリティを推進する企業に従事する会社員の方など、様々なバックグラウンドを持つ方々から支援をいただいたいたことで、持続可能性に関する共通の課題感と関心の高さを再確認することができました。

クラウドファンディングページはこちら:http://for-good.net/project/1003040

パートナー企業・団体との共創について

今回は、同エリアに本社を構える3社(三井不動産株式会社、株式会社イトーキ、イチマス田源)から提供された素材を使用し、街の文化として持続可能な文脈を生み出す共創を実現しました。

協賛企業およびパートナー各社

展示作品の紹介

「HOSEKI」 大薗彩芳
私なんかよりずっと年上かもしれない、過去の記憶や思い出がたくさん詰まった廃棄物達。本来の使用用途を全うした廃棄されるもの達が、「宝石」のように七色に光り輝き脚光を浴びる。

物理的には形が100%表現されている訳ではない作品から、外に無限に拡がる大きな世界を感性や感覚で感じていただくことが、現代華道家である私が作る“いけばな作品”の特徴の1つです。実際の作品サイズよりも何倍にも何百倍にも拡張していく時空を越えた広大な世界観を感じとっていただけたら幸いです。

「Still Growing」 Yoko Ichikawa

かつて人々は自然の循環の中に静かに息づいていた。江戸という都市は廃棄をほとんど生まない社会として成り立ち、自然は壊す対象ではなく共に在る神聖な存在だった。しかし技術の発展は豊かさと引き換えに大量の廃棄物を生み、私たちは知らぬ間に自然を損なう側になってしまった。本作は役目を終えた素材を重ね、崩れゆく景色とそれでも芽生え続ける生命の姿を映し出す。人工物と自然が溶け合いながら未来の森へと姿を変えていく。

「息を建てる 虫瞰」 青沼 優介

近年の盛んな再開発で、街に出ればかなりの頻度で解体工事に出くわすようになりました。解体されていく建物は、大きな音を立てながら倒され、砕かれ、最終的に瓦礫として小さな石となる。その過程がとても興味深いです。なんとなく、自然界の死と生のプロセスと同じように感じます。動植物が死を迎えると、他の生物や土壌の栄養素となって分解され、またどこかで芽を生やす。コンクリートガラは分解された細胞のように見えます。解体が建築の死だとすると、 私は瓦礫から新しい建築としての生命を生やし、景色を作ろうとしているのです。

オープニングレセプション・アートツアーの実施により各界との連携を強化

開幕当日には、アートやサステナビリティなど関連業界のゲストやクラウドファンディングの支援者を招待したオープニングレセプションを開催し、ACTA+が本企画を通して目指す世界やこれからの活動について紹介し、交流する機会を設けました。

参加者からは、アートを起点とした企画への共感と同時に、これまでのサステナビリティ施策の主流であったハード(設備や製造)ではなくソフトとして文化醸成を行うという新たな切り口が持つ可能性や重要性を感じたという声を多くいただくことができました。

アートツアーの様子
レセプションでの様子

ACTA+は、企業の廃棄物にナラティブを生み出します

ACTA+は、国内外約600名のアーティストネットワークによって、企業活動の中で生まれた廃棄素材からアートを生み出し、持続可能社会に新たなナラティブを生み出しています。

廃棄物処理業をルーツに持つ、廃棄素材とクリエイティブの専門性を併せ持つチームによって、既存では限りのあったサステナブル施策にクリエーションという選択肢を生み出し、企業のサステナブル活動に新たな可能性を切り開いていきます。

ACTA+のこれまでの企業との共創企画(抜粋)

◼︎オリックス・ホテルマネジメント様とのサステナブルツーリズム企画:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000154394.html
◼︎マツダ様との空間演出企画:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000154394.html
◼︎良品計画様とのアート企画:https://www.muji.com/jp/ja/shop/045589/articles/events-and-areainfo/events/1609208

本件に関するお問い合わせ先:

株式会社ACTA PLUS(担当:林)

actaplus@chutoku-g.co.jp

会社概要

会社名:株式会社ACTA PLUS / ACTA PLUS Co.,Ltd.
所在地:山口県周南市久米3034-1
代表者:橋本 季和子(共同代表・代表取締役)、吉本 龍太郎(共同代表・取締役)

コーポレート/ECサイト:https://acta-plus.com

インスタグラム:https://www.instagram.com/acta.plus/