審査員は、建築空間、素材へのアプローチ、来場者体験を高く評価
2025年大阪・関西万博に出展したアラブ首長国連邦(UAE)パビリオンが、このたびGerman Design Award 2026 (ジャーマンデザイン賞2026)の「Fair and Exhibition – Exhibition Design」部門において金賞を受賞しました。本賞は、ドイツデザイン評議会(German Design Council)により授与される国際的に権威あるデザイン賞です。

「Earth to Ether(大地から天空へ)」をテーマに掲げたUAEパビリオンは、素材、クラフト、そして物語性を融合させ、来場者を包み込む没入型の空間体験を創出しました。デザインの中心には、最大16メートルに達するナツメヤシに着想を得た90本のラキス(葉軸)柱がそびえ立ち、オアシスを想起させる木陰のキャノピーを形成しました。エミラティの伝統建築は、日本の精緻な木工技術との対話を通じて現代的に再解釈され、新たな建築表現へと昇華されています。さらに、「デートクリート」や「デートフォーム」といった素材の革新は、地域資源を活用した実験的かつ持続可能なアプローチを体現するものです。
国際審査員団は講評において、明快に構築された空間コンセプト、ナツメヤシを象徴的かつ決定的な建築要素として昇華した点、そして光・素材・インタラクションが織りなす多感覚的な体験を高く評価しました。さらに、文化的遺産と未来志向のビジョンを力強い建築表現の中で融合させた点が特筆されました。
UAEパビリオンは、その物語性を、人と人との関わりによって形づくられる来場者体験へと昇華しました。体験デザインを担った アトリエ・ブリュックナー(Atelier Brückner) は、没入型の多感覚空間を創出し、空間を巡りながら物語と出会い、対話する体験を実現しました。
2025年大阪・関西万博UAEパビリオン公式代表コミッショナー・ジェネラルであり、駐日アラブ首長国連邦特命全権大使であるシハブ・アルファヒム閣下は次のように述べています。
「本受賞は、パビリオンに込められた本来の意図が評価された証です。本パビリオンは当初より、建築や素材の探究、そして共有体験を通じて、人々が出会い、交流する“場”として構想されました。UAE、日本、さらには世界各国のパートナーとの協働により、来場者が単に“見る”だけでなく、“集い、考え、視点を交わす”ことのできる体験が創出されました。ドイツデザイン評議会および国際審査員団に本アプローチをご評価いただきましたことに、心より感謝申し上げます。」
本受賞は、Earth to Ether Design Collectiveによる協働の成果を称えるものでもあります。1953年に設立された ドイツデザイン評議会 は、デザインを文化的・社会的価値を持つ領域として推進し、産業界、研究機関、そしてデザイン実務を結集する機関です。German Design Awardは、人々や環境、そして理解の深化に持続的に貢献するプロジェクトを顕彰しています。
2025年大阪・関西万博閉幕後、UAEパビリオンはこれまでに数々の国際的評価を獲得しており、本賞はその栄誉に新たに加わるものです。2025年には、万博を主催する 国際博覧会事務局(BIE)より「建築・景観部門」において国別パビリオンのトップ3に選出されました。あわせて、ワールド・エキスポ・アワード最優秀スタッフ賞、持続可能なデザイン部門におけるHonourable Mention、大型パビリオン部門でのワールド・エキスポリンピック(World Expolympics)ブロンズ賞を受賞しています。さらに2025年12月には、DFAアジアデザイン賞 を受賞し、万博後も続く国際的評価をより確かなものとしました。
6か月間にわたる会期を通じて、UAEパビリオンは延べ500万人を超える来場者を迎え、2025年大阪・関西万博において最も多くの来場者を集めた国際パビリオンの一つとなりました。来場者は、ナツメヤシの木陰に着想を得た集いの空間から、没入型のストーリーテリング空間へと展開する体験の旅路を辿りました。パビリオンのテーマ「Earth to Ether(大地から天空へ)」のもと、その体験は、宇宙探査、医療、持続可能なテクノロジーといった分野において、人類と自然のための集団的進歩を加速させるというUAEの揺るぎない使命を体現するものでした。建築、文化プログラム、そして人間中心の体験を通じて、パビリオンは、伝統が革新を育み、対話と協働こそがすべての人々にとって豊かな未来を形づくる礎であることを世界に発信しました。
UAE万博事務局について
UAE万博事務局は、人々、アイデア、そしてイノベーションを結集し、世界的な進歩に資することを目的とする国家的プラットフォームです。
サラマ・ビント・ハムダン・アル・ナヒヤーン財団 により設立され、アラブ首長国連邦外務省 の管轄下で運営される同オフィスは、国際博覧会におけるUAEの戦略的参加を主導しています。直近では、2025年大阪・関西万博への参加を統括しました。
UAE万博事務局は、人類が直面する課題に対処するため、人とイノベーションを結びつけるという明確な使命のもと設立されました。楽観性、開放性、志、そしてレジリエンスという価値観に導かれ、文化や分野、世代を越えた協働を促す、魅力的かつ意義深い体験を創出しています。
戦略的パートナーシップと精緻に構成されたプログラムを通じて、教育、医療、持続可能なテクノロジー、宇宙探査などの分野における進歩を加速。各万博の掲げる目標に貢献すると同時に、本来は生まれ得なかったかもしれない新たなコンテンツやアイデア、イニシアチブを創出することで、UAEにとっての独自の価値を生み出しています。
2025年大阪・関西万博においては、来場者一人ひとりとの出会いに、喜び、好奇心、そして協働の精神をもたらすことを目指しました。その活動は、包括的なグローバル発展を掲げるUAEのビジョンに根ざしており、「Earth to Ether(大地から天空へ)」の理念のもと、新たな思考、共有された目的意識、そして共創による進歩を促進しています。




パビリオンの詳細は、公式ウェブサイト (https://uaepavilionexpo.com) をご覧ください。
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