子どものタブレットの使い道に関する意識調査
オンラインイラスト教室を運営する株式会社アタム(本社:東京都港区、代表取締役:宮澤惇、以下 アタムアカデミー)は、小中学生のお子様がいる500人を対象に「子どものタブレットの使い道に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
あなたはお子さんにタブレットやパソコンといったデジタルツールを与えていますか。
上手に活用すれば、勉強や創作活動にも利用できるデジタルツール。しかし「子どもは欲しがるけど、動画視聴やゲームばっかりになったら嫌だから躊躇している」と感じている人も多いのではないでしょうか。
今回、オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミー( https://atam-academy.com/ )は、小中学生のお子様がいる500人に「子どものタブレットの使い道」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、おやこねっとLabo代表の石川千明氏よりご考察いただいております。
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「アタムアカデミー」のURL( https://atam-academy.com/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:小中学生のお子さんがいる人
調査期間:2026年1月30日~2月3日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性397人/男性103人)
回答者の年代:20代 6.6%/30代 40.6%/40代 46.6%/50代以上 6.2%
【調査結果サマリー】
・小中学生のタブレットの使い道1位は「動画を見る」
・親が子どもに期待する遊び以外のタブレットの使い道1位は「勉強をする」
・タブレットの使い方によって将来生まれると思う差は「思考力」
小中学生のタブレットの使い道は「動画を見る」

小中学生のお子さんがいる500人に「お子さんがタブレット(パソコン含む)を何に使っているか」を聞いたところ、圧倒的1位は「動画を見る(75.4%)」、2位は「ゲームで遊ぶ(50.2%)」でした。
親からすると「やりすぎは良くないな」「だらだらと時間の無駄になるかも」と捉えがちな項目が上位となっています。
一方で、勉強、調べ学習、習い事、タイピング練習など、勉強やスキルアップに関わることに活用しているお子さんもいました。
親が子どもに期待する遊び以外のタブレットの使い道1位は「勉強をする」

「親が子どもに期待する『遊び』以外のタブレットの使い道」の1位は「勉強をする(56.0%)」でした。2位「プログラミングをする(24.8%)」、3位「絵を描く(22.4%)」が続きます。
タブレットを学習や何かを生み出す活動に活用してほしいと願っている人が多いとわかりました。
<1位 勉強をする>
・学習アプリ。私が教えるよりもわかりやすいものがあるから(20代 女性)
・学校や塾では学習できない範囲を、自主的に学習できるようになってほしい(30代 男性)
タブレットを使った学習の利点は、クイズやゲーム形式で学習意欲を引き出すアプリが充実している点や、動画やイラストを用いた分かりやすさにあります。「親が忙しくて教えられない」「勉強内容が難しくなってきた」という場合には、強い味方になってくれます。
また自宅でタブレットを使って学習することで、学校や塾の学習内容や進度にとらわれず勉強できるのもメリット。
学習をより楽しく実りあるものにするため、タブレットを活用してほしいと考えている人が多くなりました。
<2位 プログラミングをする>
・ただ見るだけではなく、手を動かして何かをインプットしたりアウトプットするようなことをするほうが、より子どものためになるのではないかと思うからです(30代 女性)
・アプリゲームが大好きでいろいろな種類のゲームをやっているので、作る側に興味をもってほしい(50代以上 男性)
「プログラミングができれば、将来役に立つはず」という考えから、将来の働き方を意識して、プログラミングを身につけてほしいという親御さんも多いとわかりました。
またプログラミングができるようになることで、自分のアイデアを形にするアウトプットの経験ができます。「遊ぶ側」でなく「作る側」に回ってほしいという願いも読み取れました。
<3位 絵を描く>
・自分でモノをイチから生み出し、考え、表現する力が養われると思うからです(30代 女性)
・子どもが将来イラストレーターになりたいと言っているから(50代以上 男性)
「もともと絵を描くことが好きな子どもだから」という声が多く、「興味のあることを、タブレットを使って伸ばしてほしい」「将来の夢を応援したい」という願いが見て取れました。
絵を描くことは言うまでもなくクリエイティブな活動で、作品を生み出す過程が、想像力や発想力を育てると考えられています。
また「子どもが紙に描いた絵を捨てられず、困っている」という現実的な悩みの解決法として、タブレットでのお絵描きに期待している人もいました。
<4位 調べものをする>
・ゲームや動画視聴などの目的では進んでタブレットを活用しています。一方、日頃の会話などで出てきた疑問などは、その場にわかる人がいないとわからないまま流してしまい、ネット検索やAIなど活用して調べようとしないから(30代 女性)
・興味をもったことや疑問に思ったことについて、自ら探求してほしい(40代 女性)
調べものにタブレットを活用してほしい理由としては、タブレットを使うことで、日常の疑問を放置せず、気軽につぶしていけるという点があります。
またタブレットを使うことで、自分で探求していく力を身につけてほしいという思いも挙げられました。自分で調べる力が育てば、課題や問題に直面したときも自分で行動できるようになることが期待されます。
ただしネットの情報には「嘘や間違った情報」「古い情報」「極端な思想」なども混ざっています。子どもに任せっぱなしにするのではなく、正しさや妥当性を見極められるかという点には、親も注意する必要があります。
<5位 語学学習をする>
・オンライン英会話の時間を増やしてほしい。英会話ができると仕事の幅が広がるし、便利だと思うから(30代 女性)
・YouTubeで英語を勉強し、ネイティブの発音を学んでほしい(40代 女性)
・せっかく高いものを買い与えているので、勉強につながることに使ってほしいから(40代 女性)
タブレットを使うと、オンラインの英会話レッスンや動画を通して、ネイティブの発音や実践的な表現に触れられます。そして英語をはじめとする外国語を習得できれば、仕事や進学の場面でも役立つと考えられています。
高価なタブレットだからこそ、「勉強につながる使い方をしてほしい」という現実的な思いも見られました。親としても気軽に買い与えられるものではないからこそ、親の期待に応えるような「元をとる活用法」を望んでしまうのですね。
<6位 タイピングを練習する>
・将来的に必要になるので、遊び感覚で慣れていってほしいと思う(40代 女性)
・小学生でも高学年になるとタイピングをして作文などを書く。また今の時代はタイピングが早くできて当たり前なので、小さいうちからしっかり練習してほしいと思います(40代 女性)
「将来どんな仕事に就いても、パソコン操作の基本となるタイピングは欠かせない」とい実感があり、小中学生のうちからタイピングに慣れてほしいと考えている人もいました。また小学生のうちからパソコンなどで作文やレポートを入力する機会もあるため、早くから慣れておくことで学習の負担を減らせます。
タブレットでもキーボードを接続すれば、タイピング練習は可能です。
<7位 動画編集を行う>
・動画を見るのが好きなのであれば、自分で編集して作り出すことにも興味をもつのではと思ったから(30代 男性)
・自分のYouTubeチャンネルをもっていて、動画の編集を楽しそうにしていたから。将来役立つと思う(40代 女性)
動画を見るのが好きなお子さんは多いため、「見る側から作る側に回ってほしい」「子どもの興味を創作活動につなげたい」という考えで動画編集を挙げた人も多くなりました。
動画撮影や編集を通じて、「視聴者に受ける企画や動画の構成を考える」「誤解されないように伝える」といった力がつきます。ただし動画の内容によっては公開後にトラブルを招く可能性もあるため、注意が必要です。
タブレットの使い方によって将来生まれると思う差は「思考力」

タブレットを「表現や制作に使う」か「視聴のみに使う」かといった活用の違いによって、将来どのような差が生まれと思うかを聞いたところ、「思考力」が37.8%で最多となりました。2位「表現力(18.8%)」、3位「ツールを使いこなす力(15.0%)」、4位「自分から動く力(12.6%)」と続きます。
タブレットを「表現や制作に使う子」については、自分の考えを形にし、試行錯誤しながら前に進んでいく特徴があるとイメージされています。
一方で、「視聴のみの子」については、受け身になりやすいというイメージがありました。
<1位 思考力>
・視聴のみで簡単に欲しい情報が手に入ることを覚えてしまうと、「自分で考える」「記憶してアウトプットする」といった機会が減ってしまう(30代 女性)
・表現や制作に使う子のほうが能動的な作業なので、思考力からあらゆる力につながると思います(40代 男性)
・視聴のみでは次々に出てくるものを見ているだけなので、あんまり考えなくなると思う。一方で自主的に絵を描くなどすれば、考える力が育つと思う(40代 女性)
「表現・制作に使う子」と「視聴のみの子」で最も差が生まれると考えられているのは、思考力でした。
表現や制作では、「そもそも何を作るのか」「どんな形や色で表現するのか」「うまくいかないときに、どこをどう直すのか」といった判断を何度も繰り返します。考えてやってみて、また考えてやり直すという積み重ねが、自然と考える力を育てていくと捉えられています。
一方で視聴中心の使い方は、「欲しい情報がすぐに手に入り与えられるだけなので、自分で考える機会が減ってしまうのではないか」という不安が寄せられました。受動的な活動では考えることがないので力もつかないという考えがわかります。
<2位 表現力>
・「アウトプットもできる」と「インプットのみ」だと言い換えれば、やはりアウトプットもできるほうが、表現できることにつながると思います(30代 男性)
・視聴のみですと、入ってくる情報のみのためあまり身にならない気がします。ダンス動画などを視聴して自分でもやってみるのは、表現力が上がるのでいいと思いますが(40代 女性)
表現力や表現技法は、頭の中で考えているだけでは身につきません。イラストなら「描いてみる」、文章なら「書いてみる」など、アウトプットしてチェックすることを繰り返して、少しずつ身についていくことが多いです。
しかし見るだけの使い方では、質のいい情報が入ってきたとしても、得たものを活かして自分の考えや感情を形にする場面がほとんどありません。
そのためタブレットを使って表現・制作というアウトプットの経験を得ることで、表現力が身につくと考えている人も多くなりました。
<3位 ツールを使いこなす力>
・自身も幼い頃からパソコンを使用することに興味があり、実際幼い頃のパソコンの使用経験が大人になってからもかなり役立っていると思います。動画のみだと基本的な使用方法もわからないし学べないし、頭も使わない(30代 女性)
・便利な道具を有効に使う能力に、差が生まれると思う(40代 女性)
タブレットを使って表現や制作を行う場合には、デザインソフトや動画編集ソフトといったツールを使いますよね。アプリ・ソフトやさまざまな機能を試しながら、自分の目的に合った使い方を覚えていき、操作への苦手意識もなくなっていきます。
小中学生時代からタブレットやソフトに慣れていることで、使ったことのない子とは当然経験の差が出ます。将来さらにデジタルが身近になる社会を見据え、「便利な道具を使いこなせるようになってほしい」という期待が読み取れました。
<4位 自分から動く力>
・視聴のみだと受け身な子になってしまいそう。制作に使う子は能動的な性格になり、自作の音楽や絵など積極的に表現すると思う(30代 男性)
・視聴のみだと受動的で積極性に欠ける子になりそうだと思っています。視聴のみの子は自分から何も生み出せていないし、知識は得られてもソースのわからない情報になってしまうし、デジタル機器の操作のスキルもつきません。「積極性」「創造性」「知識」などいろんなジャンルで差がつくと思っています(30代 女性)
タブレットを表現・制作に使う場合は、自分で考えて行動する場面が多くなります。主体的な判断や活動の積み重ねが、大人になってからも能動性や積極性につながるという見方もありました。
「将来社会に出たときに、受け身にならず自ら動ける子になってほしい」「受け身すぎる姿勢で苦労してほしくない」という親の願いも浮き彫りになりました。
<5位 稼ぐ力>
・自分で考えて、より良いお金の稼ぎ方が身につくと思います。見てるだけだと、脳は働かないので。見てもいいけど考えて、「自分ならこうするな」って思えたらすごくいい(30代 女性)
・一番は稼ぐ力。今はいろんなツールを使って、家にいても稼げる時代だと思う。なので見る力だけでなく、真似て制作して表現することを小さいうちからやってデジタルに慣れていれば、どんな環境下でも稼げる子になると思う(30代 女性)
・タブレットやパソコンに限った話ではないかもしれませんが、能動的に道具を使いこなすことは、最終的に自分の能力の一部となり、「稼ぐ力=生きる力」につながるのではないかと思います(40代 女性)
「制作を通じて身につく思考力」「ツール操作のスキル」「発信力やコミュニケーション力」などが、将来の働き方に直結し、稼ぐ力の差になるという考え方です。
考えて実行する力が、価値を生み出して稼ぐ力につながると捉えられています。
<6位 創造力>
・創造力の差があるように思います。「インプットとアウトプット」なのか「インプットだけ」なのかで、変わってくると思います(30代 男性)
・視聴するだけだと、受け身になってしまい、自分から何かを提案したり創造したりする力がつかないと思う。表現や制作に使うことで、AIには生み出せない表現や新たなものを創造できると思う(40代 女性)
ダブレットを表現活動や制作に使う子は、既存の作品を参考にしながらも、自分なりの工夫を加えたり、新しい組み合わせを試したりする機会が増えます。そのため最初は真似でも、自分で考えてアレンジしていくことで、発想を広げる力や想像する力が育つと考えられます。
一方で視聴のみの場合は自分で生み出す機会が少ないため、創造力が育ちにくくなると懸念されていました。
<7位 想像力>
・制作などで使用すると、手書きでは表現できない作品ができ、想像力などが身につくと感じました(30代 女性)
・いろいろ試行錯誤しながら表現・制作すると思うので、想像力が豊かになると思う(40代 女性)
表現や制作では、「別の形や色にしたらどう見えるだろう」「この部分を変えたら、どうなるだろう」と、結果を思い描きながら作業を進めます。つまりは、想像したアイデアを形にする作業を行うのですね。そのため表現・制作の中で完成形を想像することが、想像力を伸ばすのではと考えられています。
またイラスト作成においてデジタルツールを使うと、手書きではできない表現も可能になることから、「想像できる範囲」も広がっていくと期待されていました。
まとめ
アンケートからは、タブレットを単なる動画視聴やゲームといった娯楽の道具としてだけではなく、将来につながる力を育てるツールとして活用してほしいと考える親が多いとわかりました。
将来につながる力が育ちそうな使い方としては、勉強のほか、プログラミング、イラスト、動画編集などが挙がっています。
プログラミングやイラストなどでタブレットをアウトプットに使うことで、「思考力」「表現力」「能動性」などの将来役立つ能力が伸びると期待している人も多くなりました。
しかし実際の使い方としては、動画視聴やゲームがかなり多くなっています。楽しいコンテンツが溢れている世の中で、「親が期待する使い方だけにしなさい」というのも現実的には難しいものです。娯楽も許容したうえで、興味関心に合わせた身になる使い方をお子さんと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
アタムアカデミーでは、イラスト制作に欠かせないタブレットの選び方と、おすすめのモデルや関連アクセサリーを紹介しております。イラスト制作をされる場合は、併せてご参考ください。
イラスト制作におすすめのタブレットを紹介
https://atam-academy.com/blog/47550/
▽石川千明の考察
タブレットは「見る道具」か「作る道具」かで価値が決まるものではありません。
動画やゲームの時間が増えることに不安を感じる保護者は多いでしょう。「このままで大丈夫だろうか」と心配になるのは、わが子を大切に思っているからこそだと思います。
けれども単なる視聴だとしても、見て感じたことを親子で言葉にすること。
「どう思った?」
「ほかにどんな考えがあるかな?」
と、対話を重ねれば、学びの時間へと変わります。
制作活動も、出来栄えより試行錯誤の過程を認め、褒め、ともに喜んだりすることが子どもの力や心を育てるでしょう。大切なのは、便利だからとタブレットに任せきりにせず、体験を一人で終わらせないことです。
日々の何気ない会話の積み重ねが、主体性や判断力をゆっくりと育てていくのではないでしょうか。
■監修者紹介

石川千明
大手ゲーム会社で企画開発を担当。退職後web企画制作、コンサルタントとして活動。
’01年子育て支援グループいこま育児ネット設立、’08年自治体、学校等でICT支援活動を開始。それらの経験また母親目線から、わかりやすくネットトラブルの現状と対策を解説する。おやこねっとLabo代表、(公財)人権教育啓発推進センター 特任講師、テックコーチ、眠育シニアアドバイザー
おやこねっとLabo公式サイト
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■アタムアカデミーについて
アタムアカデミーは、子供の創造性を育てるオンラインイラスト教室です。2020年5月よりオンラインのイラスト教室としてサービス提供開始し、2023年7月現在、小中学生を中心に日本全国から生徒が通う日本最大級のイラスト教室にまで成長しています。
サービスサイト:https://atam-academy.com/online/
■株式会社アタムについて
株式会社アタムは、「イラスト教育により子供の可能性を最大化する」をビジョンにオンラインイラスト教室を運営するスタートアップです。
所在地:東京都港区
代表者:代表取締役 宮澤惇
