2026年3月3日~3月8日 渋谷「Gallery LE DECO」にて
着物・オブジェアーティスト/現代美術家の重宗玉緒(しげむね たまお)は、2026年3月3日(火)より3月8日(日)まで、渋谷「Gallery LE DECO」にて、個展「拡張するキモノ-EXPANDING KIMONO-」を開催します。

■開催の背景 ~着物の枠を超えて
着物は、洋服以上に形が決まった衣服です。身体のサイズ、生地のサイズという制約の中で表現が完結してしまう-重宗は長年、その「枠」からの拡張を模索してきました。
2025年、重宗の作品がオーストラリア・メルボルンのNational Gallery of Victoria(NGV)に収蔵され、約4ヶ月にわたる展示と現地でのトークセッションが実現しました。2018年には英国ロンドンのVictoria and Albert Museum(V&A)のパーマネントコレクションに加わるなど、海外の主要美術館から高い評価を受けています。
こうした経験を経て、重宗はひとつの着想に至りました。
着物は「平面(2D)」として畳まれ、身体を通して「立体(3D)」になる。ならば、空間や映像を介して「4D」へと拡張できるのではないか-。
「皮膚/布/世界」という三層構造を持つ着物の可能性を、身体スケールから空間スケールへと押し広げる。本展は、その実験的な試みを発表する場となります。
■「メメント・モリ」から「拡張するキモノ」へ

これまでの重宗の制作テーマ「メメント・モリ(死を想像せよ)」では、生と死の境界・身体感覚・日々の選択による変化などを内省的に作品へ落とし込んできました。
本展のテーマ「拡張するキモノ」は、その延長線上にあります。
内側へ潜る制作から外側へ開く制作へと展開し、空間・身体・映像を横断する表現へと発展しています。着物という媒体を通じて、自身の内面と世界を接続する新たな回路を提示します。
■個展の概要
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展示名:拡張するキモノ -EXPANDING KIMONO-
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会期:2026年3月3日(火)~3月8日(日)
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開場時間:3月3日~6日 13:00~19:00 / 3月7日(土)11:00~19:00 / 3月8日(日)11:00~17:00
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会場:ギャラリー・ルデコ(Gallery LE DECO)
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所在地:東京都渋谷区渋谷3丁目16-3
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Google Maps:https://maps.app.goo.gl/wSyLFb9VBHTD5cnM6
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アクセス:JR渋谷駅 新南口より徒歩3分
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入場料:無料
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展示内容:アート作品、映像作品、着物の原画(キャンバス・パネル)ほか
本展では、「拡張するキモノ」シリーズを軸に、着物本体に加え、写真・映像・アート作品によって構成されるインスタレーション形式の展示を行います。さらに、これまで公開したことのない着物の原画も初披露。加えて、新作着物の展示・販売も予定しており、作品鑑賞と同時に着物というメディアの現在形を体感できる機会となります。
会期中は作家が在廊予定です。時間帯など詳細は公式SNSにてお知らせします。
■アーティスト・重宗玉緒について

重宗玉緒(しげむね たまお):
着物・オブジェアーティスト。山口県出身、東京都在住。多摩美術大学テキスタイルデザイン学科卒。
友禅染め、型染め、スクリーンプリントなどの様々な染色技法に触れ、テキスタイルデザインを学ぶ。
大学在学中にアンティーク着物にのめり込み、着物・帯の制作を開始。
「メメント・モリ(死を想像せよ)」というテーマに沿った、絵画のような着物や帯・オブジェを制作する他、作家自身が欲しいと思うファッションとして先鋭的なアイテムを、完全オリジナル、他にはない物作りにこだわって制作している。
近年では、アートディレクション・着物スタイリング・プロップスタイリング・絵画制作など活動の幅を広げている。
主な実績
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2017年:東京都助成事業「伝承のたまてばこ」にて多摩織物とのコラボ制作・ファッションショーディレクション(アーツカウンシル東京、八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団主催)
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2018年:英国ロンドン Victoria and Albert Museum(V&A)に振袖「Engagement Ribbon」、西陣織帯「鱗」がパーマネントコレクションとして収蔵
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2020年:V&A「KIMONO: Kyoto to Catwalk」展に作品展示(スウェーデン・オランダ・カナダへ巡回)
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2025年:オーストラリア・メルボルン National Gallery of Victoria(NGV)にパーマネントコレクションとして作品収蔵、約4ヶ月の展示・現地トークセッション
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舞台衣装デザインも手がけ、歌手・水谷千重子(友近)氏の衣装デザインなども担当。
