金曜日, 12月 19, 2025
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【京都府】若手アーティストの創作活動を奨励し、現代アートの未来を拓く登竜門「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026 マイナビ ART AWARD」開催決定

アワードの審査委員に神谷幸江、牧口千夏、山本浩貴が新たに参加

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2025 マイナビ ART AWARD」 最優秀賞 本岡景太による作品群

本岡景太による個展「IMMANENT FOLD:図像と物質の内在的折り目」も臨済宗大本山 東福寺で開催

歴史ある京都を舞台にしたアーティスト主導のアートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026」[略称:AFK2026](主催:京都府、京都新聞、ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会)は、メイン協賛企業の株式会社マイナビ支援のもと、新しい芸術の創造に取り組む若手アーティストを表彰するアワード「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026 マイナビ ART AWARD」[略称:マイナビ ART AWARD]を開催いたします。

「マイナビ ART AWARD」は、AFKに出品するアーティストを対象に、特に優れたアーティストを選出するアワードです。2022年より、株式会社マイナビ協力のもと、審査委員による専門的かつ公平な審査を通じて次世代の表現者を奨励するとともに、最優秀賞受賞者には個展の開催を支援するなど、新たな表現に挑むアーティストを後押ししてきました。AFK2026では、ジャパン・ソサエティー、広島市現代美術館、ニューミュージアムで要職を歴任し、現在、国立新美術館 学芸課長を務める神谷幸江、京都国立近代美術館で主任研究員として、現代美術やファッション、映像表現を横断する企画を手がける牧口千夏、批評家としての執筆からキュレーションまで多方面で活躍する文化研究者で実践女子大学准教授の山本浩貴ら3名が新たに審査委員として参加いたします。AFKディレクター椿昇とともに、多角的な視点から作品を選出し、若手アーティストのさらなる飛躍を応援します。

AFK2025での「マイナビ ART AWARD」最優秀賞は、アドバイザリーボードの大巻伸嗣の推薦により出品した本岡景太が選ばれました。本岡は、伝統的な張り子の技法を独自に発展させた「歪曲張り子」を用いて立体作品を制作するアーティストです。対象の形を“歪ませる”ことで現実の認識を揺さぶり、鑑賞者に新たな視点を投げかける独創的な表現が高く評価されました。この度、AFK2026の開催に合わせて、本岡の個展を臨済宗大本山 東福寺・大書院にて開催いたします。これまで「対象と空間の関係」を探求してきた本岡は、アワード受賞以降、私たちの記憶に蓄積されてきたイメージ自体に歪みをもたらそうと試みています。新たな展開をご覧いただける特別な展示にご期待ください。

 また、フェア開幕前日の 2026年2月20日(金) には、フォーシーズンズホテル京都にて「マイナビ ART AWARD」授賞式を開催いたします。授賞式では、審査委員による講評をはじめ、作品の魅力や鑑賞のヒントを直接聞くことができ、受賞者をいち早く知る貴重な機会となります。どなたでも参加可能なオープン形式(定員50名、当日先着順)で実施いたします。新しい才能との出会いのひとときをお楽しみください。

アワード情報

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026 マイナビ ART AWARD

メイン協賛企業・株式会社マイナビの支援のもと「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026」に出品するアーティストを対象に、特に優れたアーティストを選出するアワードです。継続して顕彰することにより、新たな表現に取り組むアーティストの創作活動を奨励し、日本現代美術の登竜門となることを目指します。国立美術館のキュレーターをはじめ、文化研究、美術教育に携わる専門家など、アートを軸に国内外で活躍する方々を審査委員に迎え、多角的な視点から作品を選出。最優秀賞に選ばれたアーティストは、個展開催に向けての新作制作費が授与されます。本アワードを通してさらなる活動、出会いの機会を創出します。

 

審査委員 ※敬称略

最優秀賞:1点 / 賞状、トロフィー 【 副賞】賞金100万円

優 秀 賞: 数点/賞状

対  象:ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026に出品する若手アーティスト

最優秀賞に授与されたトロフィー(2025年)

見る角度により色味が可変する。

Direction:椿昇

Design :長尾崇弘(NEW DOMAIN) 

Lead Partner 株式会社マイナビ


若手アーティストの活力となり、世界を見据えた活躍の場の拡大へ

マイナビは、「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」をパーパスに掲げています。

HRやメディアなど幅広い領域において、人々や社会の未来をサポートするための事業を展開しており、2023年7月にはアート事業として、人々の多様な働き方や、自分らしい生き方のナビゲートを目的とし、アートやアート思考に根ざしたプログラムを開催する施設「MYNAVI ART SQUARE(東京・銀座)」をオープンしました。

本アワードが目指す“アーティストの可能性を切り開き、新しい一歩を踏み出すきっかけとなる”という趣旨に共感し、2022年より協賛を始めました。

 「マイナビ ART AWARD」から新たな才能が生まれ、アーティストの活躍の場を広げる機会となれば幸いです。今年度も世界に羽ばたく若手アーティストが見出されることを期待しています。

https://www.mynavi.jp

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026 マイナビ ART AWARD」 授賞式

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026」開催を前に「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026 マイナビ ART AWARD」 授賞式を開催いたします。 賞の授与のほか、審査委員からは作品の魅力や選定にあたってのポイントなど、新しい視点の鑑賞方法が発見できるほか、アーティスト情報をいち早くキャッチする機会となります。

日 時:2026年2月20日(金) 10:30~11:30(開場10:20)

会 場:フォーシーズンズホテル京都 4階 ザ・チャペル

観覧料:無料

 定 員:50人(当日先着順とし、定員になり次第、締め切らせていただきます)

U R L :http://artists-fair.kyoto/award/

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2025 マイナビ ART AWARD」 受賞作品のご紹介

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2025 マイナビ ART AWARD」 最優秀賞 受賞者

本岡景太による個展「IMMANENT FOLD:図像と物質の内在的折り目」開催

展示作品イメージ

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2025 マイナビ ART AWARD」にて最優秀賞を受賞したアーティスト本岡景太による個展「IMMANENT FOLD:図像と物質の内在的折り目」が臨済宗大本山 東福寺 大書院で開催されます。

本岡は、自身の彫刻に絵としての見方があることに注目し、彫刻と絵画の引っ張り合いに制作の尺度を見出すことで、新たな存在の探求につとめてきました。その制作は、色で染めた紙を貼り付け、絵画的な秩序を設定しながら、同時に彫刻の形態を構成するものです。

これまで「絵画的な彫刻」を探求してきた中で、本岡はより直接的な絵と彫刻の関係性の構築に着目しました。そして、実際の漫画を変形させた作品や、ビニールプールを用いた作品など、既製品の中にある「絵」を彫刻作品に取り入れた最新作「IMMANENT FOLDシリーズ」を発表します。素材と作品に現れる表象との関係性はよりリテラルなものとなり、見えてくる図像と実際の物質との間を探求しつつ、彫刻が情報化することへ批判的な自問を繰り広げています。

本展では、絵と彫刻の関係性をさらに乗り越え、より普遍的な図像と物質の関係性へ向けて、新たな試みを提示します。

■アーティストステートメント

 本展で発表する作品群は、図像(イメージ)と物質(マテリアル)のあいだに横たわる境界を、折り目として可視化する試みである。今回私が扱う素材は、漫画や絵本などの印刷物、ビニール、布、空気など、軽さと脆さを宿した日常的なものが中心である。これらはポップな視覚性を強調しながらも、皺や歪み、沈み込みといった物質固有の力を帯びている。私は、この「図像」と「物質」が別個のものとして対立するのではなく、内部で互いを折りたたみ、侵食し合ってしまう関係に関心を持っている。図像は支持体を超えて物質の表面に滲み込み、逆に物質は図像を押し返し、ねじ曲げ、圧縮してゆく。それらは単なる装飾でも素材研究でもなく、内在的な力の交換として現れているように見える。同時に普段なら即座に読み取られるはずの情報は、物質のふるまいに引き伸ばされて、形態の中に滞留している。「折り目(fold)」とは、こうした図像と物質の応答が形として定着する瞬間である。図像が物質に、物質が図像に変わり続ける生きた運動、その折り目に宿る新たな可視性を求めている。

本岡景太

1999年広島県生まれ。2024年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程修了。同年、同研究領域博士後期課程在学中。「歪曲張り子」という独自の技法で彫刻作品を制作する。彫刻と絵画の中間に位置するような作品を生み出し、芸術の探求を行っている。

 2024年「貼る点の遥か」文ヵ学、2023年「めくりあげたら衛星が飛んだ」MATTER、などの個展をはじめとした、日本各地のギャラリーでの数多くの展覧会を開催した。「EASTEAST」や、台北で行われた「ARTFUTURE 藝術未來2024」などのアートフェア、「宮若国際芸術トリエンナーレ」などのトリエンナーレにも参加している。

略歴

1999年 広島県出身

2022年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業

2024年 東京藝術大学美術研究科彫刻専攻修士課程 修了

2024年 東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻 彫刻研究領域博士後期課程

本岡景太 個展「IMMANENT FOLD:図像と物質の内在的折り目」

会 期:2026年2月20日(金)~2026年3月1日(日)

会 場:臨済宗大本山 東福寺 大書院

時 間:9:00 ~ 16:00(最終入場15:30)

入場料:AFK Resonance Exhibition入場料に含まれる

U R L :https://artists-fair.kyoto/events/

■ 開催概要

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026
メイン会場

会 場:京都国立博物館 明治古都館(京都市東山区茶屋町527)

日 程:2026年2月21日(土)〜2月23日(月・祝)

時 間:9:30~17:00(最終入場16:30)

AFK Resonance Exhibition会場
会 場:臨済宗大本山 東福寺(京都市東山区本町15丁目778)

日 程:2026年2月21日(土)~3月1日(日)

時 間:9:00~16:00(最終入場15:30) 

URL :https://artists-fair.kyoto/


<お問い合わせ>

ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会

TEL:075-414-4219 (10:00-17:00 /土日祝休み)

主    催:京都府、京都新聞、ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会

後    援:経済産業省、文化庁、京都商工会議所、一般社団法人京都経済同友会
特別協力  :臨済宗大本山 東福寺

メイン会場

    京都国立博物館 明治古都館
    京都国立博物館 明治古都館 2025年の様子

AFK Resonance Exhibition会場

    臨済宗大本山 東福寺
    臨済宗大本山 東福寺(方丈)2025年の様子
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