


長らく廃屋となっていた九小前の機織り工場。昔の人のつくると暮らすが一体となっていたこの廃屋を壊れないよう保全する。会期後のさらなる保全のため、屋内の床や間仕切りは解体して砂利敷きとし、展示空間とする。通り側の下屋はリニューアルし、バットレス的に小屋をささえる架構をつくる。この木の架構はキャンプロープを編むように筋交いをつくっている。半世紀近いタイムラグを経て、再び繊維の力が建物を支える。(TATTA 富永大毅、藤間弥恵)
日程:11/8~12/7 水曜定休
時間:10~17時
会場:第九小学校前 東京都八王子市中野上町2丁目16−6
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TATTA
富永大毅、藤間弥恵による建築ユニット。2012年富永大毅建築都市計画事務所を経て2019年に法人化。今そこにある資源でつくる建築をモットーに、住宅やアパート、診療所などを手がける。2016年より林業と建築のよりよい関係構築を目指すべく、製材所に通いダイレクトに現場に製材を納品する設計スタイルに。2023年秋に藤間の地元である八王子に移転し、中野上町の物と人の循環を活性化する地域活動にも力を入れている。富永は都立大学、工学院大学など多くの大学で建築教育にも携わる。「GOOD DESIGN AWARD 2021」「住まいの環境デザイン・アワード2019ベターリビングブルー&グリーン賞」、「ウッドデザイン賞2017」「第20回木材活用コンクール第三部門賞」など受賞多数。
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概要:
八王子芸術祭
2023年に始まった八王子芸術祭は、地域の歴史・自然・文化を背景に、その土地に染み込むアート作品を、その土地の旧工場跡や古民家、屋外施設や公園など多彩な会場で展開します。
美術・音楽・演劇に加え、ワークショップやトーク、パフォーマンス、地域とともにまちを盛り上げる「マチイロProject」など、多様なプログラムを実施。訪れる人は「旅人」として八王子の風景や時間に触れることのできる祭典です。
ー八王子芸術祭2025概要ー
土地に染み込む、ものづくりの機械音や職人たちの手のリズム、そのうえにアートやデザインの旋律が流れるとき。時代が織り重なり、伝統が未来に巡りあうとき。
そこにどのような物語がうまれるのでしょうか。
あなたの想いも、ひとつの糸となります。経(たて)の記憶に、緯(よこ)の風をとおす。
八王子から世界へ。未来の物語を紡ぐ旅のはじまりです。
【開催期間】2025年11月8日(土)〜12月7日(日)※水曜日定休
【会場】 中野・大和田・小宮・石川および周辺複数会場
【入場料】 無料(一部有料プログラムあり)
【主催】 八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
【2025外部運営チーム】
Creative Direction:中村 寛
Art Production:戸田 史子
Curation:田坂 和実 、原 ちけい
Design:鄭 呟采 、足達 真帆
【公式HP】八王子芸術祭|Hachioji Arts Journey|アートとまちの10年旅
【公式SNS】Instagram:八王子芸術祭(@hachioji_arts_journey)