金曜日, 11月 21, 2025
ホームイベント【事後レポート】イタリアのハイエンド家具ブランド「Edra」、 ヤコポ・フォッジーニ氏の日本初トークイベントをEdra青山で開催

【事後レポート】イタリアのハイエンド家具ブランド「Edra」、 ヤコポ・フォッジーニ氏の日本初トークイベントをEdra青山で開催

クリエイティブディレクター・青木 昭夫氏をゲストに迎え、アート・デザイン領域でEdraの真髄が語られました。

株式会社リビングハウス(本社:東京都港区、代表取締役:北村甲介、以下:「当社」)が国内総代理店を務めるイタリアのハイエンド家具ブランド「Edra(エドラ)」は、2025年11月4日、同ブランドの路面旗艦店「Spazio Edra Tokyo Aoyama by LIVING HOUSE.」(東京都港区)にて、同ブランドを代表する『AUTHOR(創作者)』の一人である Jacopo Foggini(ヤコポ・フォッジーニ)氏 を迎えたトークイベントを開催しました。

本イベントには、デザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2025」の代表を務めるクリエイティブディレクターの青木 昭夫氏をゲストに迎え、フォッジーニ氏が長年にわたり探求してきた「光と素材の造形美」や、Edraとの哲学的な協働関係について語る特別な機会となり、インテリア・デザイン業界関係者にお集まりいただきました。

イベントハイライト

フォッジーニ氏にとって、Edraとしての日本での登壇は今回が初めて。幼少期に出会ったポリカーボネートへの愛情を起点に、素材を光と詩の領域へと昇華させてきた自身のキャリアや、Edraとの協働によって生まれた《Gina》《Gilda B》《Ella》などの名作についてスライドを用いながら紹介しました。

フォッジーニ氏は今回のイベントに寄せて次のようなコメントを述べました。

「今回、日本で初めてEdraとしてのトークイベントに参加できたことを大変光栄に思います。Edraとの協働は、単なるデザインパートナーシップではなく、私のアイデアや直感を尊重し、試みを実現させてくれる『創造のオアシス』のような関係です。素材の可能性を限界まで追求しつつ、家具という日常のプロダクトを通して、光や物語を日常空間に届けられる。こうした共創のプロセスこそが、Edraと私が長年にわたり深く共鳴してきた理由です。

今回のトークでは、私のこれまでの作品やEdraとの哲学的な協働の背景を共有でき、来場された皆様とこの体験を分かち合えたことを嬉しく思います。アートとデザインの境界を越え、素材の可能性を最大限に生かすこと――それが私の活動の本質であり、Edraとの共創を通して初めて実現できる領域なのです。」

またクリエイティブディレクター・青木氏は、フォッジーニ氏の活動やEdraのブランドについて次のように述べました。

「デザインとアートの境界線はもともと一緒だったのに、いつの間にか分かれてしまいました。しかし近年、再び融合しはじめています。Jacopoさんの作品からもその感覚が伝わる。Edraはまさにその融合を体現しているブランドだと思います。」

さらに、青木氏は自身が代表を務める「DESIGNART TOKYO」の根幹を成す概念である「デザインアート」に言及し、次のように語りました。

「『デザインアート』という言葉は、単なる二つの言葉の組み合わせではなく、クリエイティブの力で世界に貢献し、人々の生活や感性を豊かにするための包括的な活動や概念として、世界で使われはじめています。今回のお話の中で、Edraはまさに『デザインアート』を体現するブランドだと感じました。Edraの作品は、時代を超えて愛されるアートピースやミュージアムピースのようで、自宅に置くことでその魅力を日常に取り入れることができます。こうした体験の背景にあるEdraの理念とクリエイティブの力は、本当に素晴らしいと思います。」

最後に、当社代表・北村甲介は、Edraがクリエイターを『AUTHOR』と呼ぶ理由に触れ、以下のように締めくくりました。

「Edraでは、作品を単なる商品としてではなく、“AUTHORの思想や美意識を宿す物語あるオブジェ”として世に送り出しています。Edraがデザイナーではなく『AUTHOR』と呼ぶのは、彼らの直感やアイデア、夢が作品に命を吹き込み、単なる機能や形以上の価値を生む創造プロセスを尊重しているからです。『デザイン』という言葉は、流行や外観的装飾だけを指すことが多く、その本質を伝えきれない場合があります。Edraの『AUTHOR』は、素材や光を探求し、思考と経験を反映させたオブジェクトを生み出す、まさに思想と物語の宿る創造者なのです。本日のトークで、その哲学を体感いただけたのではないでしょうか。」

イベント概要

日時:2025年11月4日(火)

  • 15:30–16:30 Exclusive Talk Event

  • 17:00–18:00 Jacopo Foggini × 青木昭夫氏 トークセッション(定員30名)

会場:Edra青山(東京都港区南青山)

ゲスト:

  • Jacopo Foggini氏(アーティスト/Edra AUTHOR)

  • 青木昭夫氏(DESIGNART INC.代表取締役/クリエイティブディレクター)

主催:株式会社リビングハウス(Edra国内総代理店)


青木 昭夫(あおき・あきお)氏 プロフィール

DESIGNART INC.代表取締役/クリエイティブディレクター
2009年 MIRU DESIGNを始動。建築、インテリア、プロダクト、ファッション、アートなどさまざまなクリエイターのネットワークを活かし、企業のブランディングや展示会・展覧会の企画・プロデュースを行う。2015年~2019年 ASAHIKAWA DESIGN WEEK クリエイティブディレクター、2017年よりのべ20万人以上が訪れる国内最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO」の代表、2023年よりOsaka Art & Designの総合プロデューサーを務める。ミラノデザインウィークの最新情報、マップをまとめた「Description for」やパブリックアート支援活動「1% for Art」の啓蒙を行い、クリエイティブ産業発展のために若手支援や情報発信、人材教育などの環境づくりに尽力している。

 URL:http://miru-design.com


Jacopo Foggini(ヤコポ・フォッジーニ)氏 プロフィール

イタリア・トリノ生まれ、ミラノ在住。
幼少期から家業に参加する中で、自動車産業で用いられるポリカーボネイトやメタクリル樹脂に出会い、その可能性に魅了されました。1990年代初頭からこの素材を創作の中心に据え、自ら開発した機械で250度まで加熱した樹脂を手作業で成形し、光と色彩が交錯する幻想的な立体作品を生み出しています。1997年にロメオ・ジリのスペースで初個展を開催して以降、世界各地で60以上の展示を実施。2006年トリノ五輪の開会式でルチアーノ・パヴァロッティのパフォーマンスとともに吊り下げられた大型シャンデリア《Lampadario da Teatro》や、モスクワ・デザインウィークで発表された直径6メートルの《Matrioska Super Hero》など、印象的な作品を多数発表しています。

2009年以降は、イタリアのハイエンド家具ブランド「Edra」と長期的な協働を行い、《Gina》《Gilda B》《Ella》《Alice》《Capriccio》など、光と素材の詩的表現を活かした家具作品を手がけています。Edraが掲げる『AUTHOR』中心の理念と、フォッジーニの素材探究精神は深く共鳴し、両者の関係は単なるデザイナーとブランドの枠を超え、アートとプロダクトの融合を体現する長期的な共創として国際的に評価されています。彼の作品は、ホテル、レストラン、ショールーム、個人邸宅など世界各地で設置され、唯一無二の光と形の体験を提供しています。

URL:https://www.jacopofoggini.com/


フォッジーニ氏のEdra作品

https://www.edra.com/en/ris-search-prod?q=Jacopo%20Foggini


Edraについて

Edraは、1987年にイタリア・トスカーナで設立された世界屈指のハイエンド家具ブランドです。伝統的なクラフトマンシップと最先端テクノロジーを融合し、唯一無二の美しさと快適性を兼ね備えた製品を生み出しています。Edraは家具を「空間を満たす芸術作品」と位置づけ、時代を超えて愛される普遍的な美と、人間の本能に訴えかける心地よさを追求。独自開発の「インテリジェント・クッション」や、特許素材「Gellyfoam®」など革新的な技術によって、ラグジュアリーとコンフォートを極限まで高めています。世界各地のラグジュアリーホテル、美術館、プライベートレジデンスで採用され、その存在感は国境を越えて支持を集めています。

®️登録商標:GellyfoamはEdra社の登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社リビングハウス 

ラグジュアリーファニチャー事業部

Email: spazioedra-tokyo-aoyama@livinghouse.co.jp

【会社概要】

会社名:株式会社リビングハウス

代表者:代表取締役社長 北村 甲介

創業:1942年3月

所在地:東京都港区南青山2-9-28青山NSビル2F

URL:https://www.livinghouse.co.jp/

事業内容:家具、インテリア、オーダー家具、システム収納、インテリア雑貨、海外製品の企画販売。リフォームの企画・設計・施行。店舗プロデュース企画。

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments