水曜日, 11月 19, 2025
ホームイベント「加藤亮太郎展 半白 五十盌」しぶや黒田陶苑にて2025年11月28日(金)から12月7日(日)まで開催

「加藤亮太郎展 半白 五十盌」しぶや黒田陶苑にて2025年11月28日(金)から12月7日(日)まで開催

現代の日本陶芸界を代表する陶芸家、幸兵衛窯 八代 加藤亮太郎による新作茶盌五十盌を一同に披露いたします。

美濃の名窯 幸兵衛窯 八代 加藤亮太郎は、美濃陶の伝統を研究し、その力強い表現を探求する現代作家です。自ら窯を築き、穴窯焼成の志野や瀬戸黒を中心とした桃山陶を基とし、伝統的な技法にアレンジを加え、新たな釉調とともに多岐にわたる芸術的表現をみせています。土と炎に実直に向き合い、人為的に操ることが難しい窯変に果敢に挑戦し続けるだけでなく、大型オブジェや書と陶が融合する陶板シリーズ、書作も手掛けています。五十歳「半白」を迎えた昨年、その年の最も優秀な作家に対して授与される賞である「2023年度 日本陶磁協会賞」を受賞し、名実ともに現代の日本陶芸界を代表する陶芸家の一人となりました。

2025年11月28日(金)から12月7日(日)まで「しぶや黒田陶苑」で開催される本個展では、五十歳「半白」を迎えた作家にちなみ、新作茶盌五十盌に銘を付け一堂に披露いたします。

魂の語源は、珠し火といわれている。

茶盌は、自らの精髄を捻り出した吾子のようなもので、燃焼のはてに生まれた、いわば魂だ。

この一年に生まれた吾子から、五十を選りすぐり、それぞれに名を与えました。

半白 五十の節目、ぜひご清覧ください。        

                                    加藤 亮太郎

▍展覧会概要

展覧会名|加藤亮太郎展 半白五十盌

会  場|しぶや黒田陶苑 東京都渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F 渋谷駅直結)
日  時|2025年11月28日(金) ~ 12月7日(日)11:00〜19:00
休 業 日 |2025年12月4日(木)

作家在廊|全日在廊予定

志野茶盌「半白」
練上志野茶盌「残雪」
瀬戸黒茶盌「かぎろひ」
瑠璃黒茶盌「星の雫」
織部茶盌「葉隠」
藍織部茶盌「御裳濯」
黄窯変茶盌「金烏」
椿手茶盌「火影」

加藤 亮太郎 Kato Ryotaro

幸兵衛窯 八代 加藤亮太郎は美濃桃山陶の伝統に正面から立ち向かい、自ら窯を築き、穴窯焼成の志野、引出黒、織部、黄瀬戸など、特に茶盌の制作に力を入れています。また書と陶が融合した作品や、異素材とのコラボレーションも積極的に手掛けています。これからの美濃を牽引すると期待される存在です。

1974 七代加藤幸兵衛の長男として生まれる

2000 京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻修了

2000 家業の幸兵衛窯に入る

2014 パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム)

2014 幸兵衛窯八代目を継承

2014 幸兵衛窯歴代展(古川美術館)

2018 興福寺中金堂落慶法要にて千宗屋師による献茶道具として奈良三彩天目を制作

2021 岐阜県芸術文化奨励受賞

2024 日本陶磁協会賞受賞、半白記念展(古川美術館)、シンガポールにて個展

2025 パリにて個展

加藤 亮太郎 公式Webサイト:https://ryotarokato.com/

▍多治見 幸兵衛窯について

幸兵衛窯は、文化初年(1804年)初代加藤幸兵衛により美濃国市之倉郷にて開窯され、間もなく江戸城本丸、西御丸へ染付食器を納める御用窯となりました。当窯の歴代当主は陶芸家として美を生み出すため、常に新しいものを追い求め、試行錯誤し挑戦し続けています。六代 加藤卓男はペルシア陶器や正倉院三彩の技法を復元し、ラスター彩、青釉、三彩、ペルシア色絵など伝統と独創の融合した作品を制作し、人間国宝に認定されました。それらペルシア陶技は七代加藤幸兵衛へと引き継がれ、さらなる独自の現代的な作風を展開しております。八代 加藤亮太郎は美濃桃山陶の伝統に正面から向き合い、土と炎に実直に向き合い、人為的に操ることが難しい窯変に果敢に挑戦しています。六代 卓男が再現・築窯した桃山時代様式の半地上式穴窯では志野、瀬戸黒、黄瀬戸などを、八代 亮太郎が築窯した穴窯では瀬戸黒を年八〜十回ほど焼成しています。

幸兵衛窯
八代 加藤亮太郎
1200度の窯からの引き出し
1200度の窯からの引き出し

写真:野村知也

報道関係者からのお問い合わせ先
広報:鶴岡 Mail:kobeigama.pr@gmail.com

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