水曜日, 11月 5, 2025
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【東京・南青山 根津美術館】2026年度展覧会スケジュールのお知らせ

1941年に現在の地に開館した当館は、2026年に開館85周年を迎えます。この記念の年の展覧会スケジュールをお知らせいたします。

2026年度の展覧会は毎年恒例の国宝「燕子花図屏風」(尾形光琳筆 18世紀)を中心とした特別展で幕を開けます

根津美術館は、実業家・初代根津嘉一郎(1860-1940)が蒐集した古美術コレクションを元に、その長男である二代根津嘉一郎(1913-2002)が開館した美術館です。明治維新以降の日本の美術品の海外流出を憂いて初代嘉一郎が精力的に蒐集した収蔵品は、絵画、書蹟、彫刻、陶磁、漆工、染織、金工などの幅広いジャンルにわたり、現在国宝7件、重要文化財93件を含む約7600件を数えます。これらのコレクションを活かし、2026年度も以下の個性豊かな6展覧会を開催いたします。

2026年4月11日(土)〜5月10日(日)                      開館85周年記念特別展「光琳派-国宝『燕子花図』と尾形光琳のフォロワーたち」

尾形光琳の弟子である渡辺始興や深江芦舟、弟・乾山、乾山に学んだと伝える立林何帠。知られざる「光琳派」の作品を展観し、琳派の歴史に新たな光を当てます。米クリーブランド美術館所蔵の「燕子 花図」(渡辺始興筆 江戸時代・18世紀)との競演もお楽しみに。

燕子花図屏風 渡辺始興筆 日本・江戸時代 18世紀 米・クリーブランド美術館蔵
国宝 燕子花図屏風 尾形光琳筆 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

同時開催展:展示室6 初夏の茶の湯

2026年5月30日(土)〜7月12日(日)                     企画展「はじめての古美術鑑賞 ー美術の中の文字-」

なんとなく敷居が高いと思われがちな古美術の専門用語を用例とともにわかりやすく解説し、その面白さやすばらしさをご紹介する「初めの古美術鑑賞」シリーズ第7弾。賛や署名をはじめ絵画や工芸作品のなかにあるさまざまな文字に注目し、それらの文字に託された役目を考えることで、鑑賞の手がかりをご提示します。

色絵寿字文独楽形鉢 肥前 日本・江戸時代 17〜18世紀 根津美術館蔵 山本正之氏寄贈
紅葉流水図 日本・室町時代 14〜15世紀 根津美術館蔵

同時開催展:展示室5 うた、ものがたりと蒔絵 / 展示室6 涼一味の茶

◆2026年7月13日(月)〜8月14日(金)                     館内設備、環境整備のため、庭園、NEZUCAFEを含む全館休館    

◆2026年8月15日(土)〜10月12日(月・祝)                  企画展「焼き物名品紀行 -中国・日本・朝鮮半島-」

2,300件におよぶ館蔵の陶磁器から名品を選りすぐり。3つの展示室を巡って、中国・日本・朝鮮半島、それぞれの地域の陶磁器の多彩な魅力をお楽しみください。展示室6も「名物茶陶」でやきもの三昧です。

三彩鍑 中国・唐時代 8世紀 根津美術館蔵
重要文化財 銹絵染付金彩絵替土器皿 京都 尾形乾山作 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
粉青掻落牡丹文扁壺 朝鮮半島・朝鮮時代 15世紀 根津美術館蔵 秋山順一氏寄贈

 同時開催展:展示室6 名物茶陶

◆2026年10月24日(土)〜11月23日(月・祝)                  特別展「舞楽装束」

外来の楽や舞を取り込みながら独自の発展を遂げた日本の古典芸能・舞楽。本展ではその歴史的諸相を装束と絵画を通してご覧いただきます。

舞楽図屏風 久住守景筆 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
宛帯 紅地龍鳳凰花唐草模様金襴 日本・南北朝時代 貞和3年(1347)銘 遠山記念館蔵

同時開催展:展示室5 白描の美 / 展示室6 開炉-冬を迎える-

◆2026年12月5日(土)〜2027年1月17日(日)*12/26-1/4年末年始休館     企画展「彫る漆」

彫漆、鎌倉彫、鎗金、填漆、蒟醤など、「彫る」ことで表現する漆工技術を特集します。東アジアで見られるさまざまなバリエーションをお楽しみください。

重要文化財 楼閣人物填漆箪笥 中国・明時代 15世紀 根津美術館蔵
牡丹堆朱盆 中国・明時代 15世紀 根津美術館蔵

同時開催展:展示室5 根津美術館の古典籍-百万塔陀羅尼から南総里見八犬伝まで- / 展示室6 冬の茶会-ゆく年くる年-

◆2027年1月30日(土)〜3月28日(日) 企画展「根津美術館の仏像コレクション」

根津美術館の仏像コレクションは、日本の私立美術館屈指の質と量を誇っています。この度は、それらの中から優品を精選し、コレクションの粋を紹介いたします。

菩薩立像 日本・平安時代 12世紀 根津美術館蔵
不動明王立像 日本・鎌倉時代 13世紀 根津美術館蔵

同時開催展:展示室5 泥絵-幕末明治の都市と名所- / 展示室6 春の茶の湯

その他のコレクション展示:

◆仏教美術の魅力:エントランスホール-展示室3-地下1階

 生前仏教寺院建立を目指した初代嘉一郎は、仏教美術を旺盛に蒐集しました。ガンダーラから中国の石彫、日本の木彫などを展示しています。(展示室3は年1-2回の展示替えあり。)

庭園の緑を背景にしたエントランスホールの仏像展示

◆古代中国の青銅器:展示室4

 殷時代後期、約3000年前の当館の青銅器は、世界屈指のコレクションとして知られています。

重要文化財 双羊尊 中国・おそらく湖南省 紀元前13〜紀元前11世紀 根津美術館蔵

その他施設紹介:(ご利用には美術館入館料が必要です)

◆NEZUCAFÉ

本館同様隈研吾氏設計による3方をガラスで囲まれたカフェでくつろぎのひと時を

◆ミュージアムショップ

所蔵作品をモチーフにした個性豊かなオリジナルグッズを取り揃えております

◆庭園:美術鑑賞のあとは、根津家私邸時代の面影を残す庭園散策もおすすめです

初夏のカキツバタ(4月下旬〜5月上旬)
秋の紅葉(11月下旬)

施設概要

名 称

根津美術館

営業時間

上記展覧会開催期間中の 午前10時〜午後5時

*2026年5月5日(火)〜10日(日)は午後7時まで開館。

(いずれも最終入館は閉館時間の30分前までです。)

休館日

上記展覧会開催期間中の、毎週月曜日。ただし祝日の場合は開館し、翌火曜休館

*各展覧会終了後は、次回展準備のため庭園を含む全館休館です。

*2026年度は特に、7月13日(月)〜8月14日(金)は設備整備のため、全館休館です。

* 年末年始休館は、2026年12月26日(土)〜2027年1月4日(月)です。

入館料

原則、オンライン日時指定予約制です。

・特別展:一般 1500円 (1300円)学生 1200円 (1000円)

・企画展:一般 1300円(1100円)学生 1000円(800円)

※( )内は障害者手帳提示者及び同伴者1名の料金。中学生以下は無料。

・当日券(+100円)も販売しております。ご予約の方を優先してご案内いたしますので、当日券の方はお待ちいただくことがあります。混雑状況によっては当日券を販売しないことがありますこと、ご了承ください。

・ご予約は当館ホームページで受け付けます。(クレジットカード決済)

 1回の予約で申し込める人数は10名までです。

・上記特別展または企画展の入館料で、庭園を含む館内すべての展示の観覧ができます。

・上記料金は2025年11月現在のものです。今後変更の可能性があります。

お客様へのお願い

・鑑賞の妨げとなりますので展示室内の撮影は禁止しております。エントランスホール、NEZUCAFÉ、庭園内は撮影可能ですが、他のお客様へのご配慮をお願い申しあげます。撮影可能の場所であっても、他のお客様のご迷惑となる場合には、中止をお願いすることがございます。

・敷地内での商業撮影や、衣装、機材を持ちこんでの撮影、持ち込み飲食は固くお断りしております。皆様のご理解をお願い申しあげます。

住所・アクセス

〒107‐0062 東京都港区南青山 6‐5‐1

地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線〈表参道〉駅下車A5出口(階段)より徒歩8分、B4出口(階段とエスカレータ)より徒歩10分、B3出口(エレベータまたはエスカレータ)より徒歩10分

お問い合わせ先

根津美術館 広報課: 所 , 村岡   TEL:03-3400-2538(直)

取材・掲載画像のお申込み

本リリース掲載画像の広報利用をご希望の際は、根津美術館広報課へご連絡ください。

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