水曜日, 10月 29, 2025
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平和文化月間特別企画 世界で唯一のキース・ヘリング美術館が広島で開催する3日間限定イベント「キース・ヘリングと平和をえがこう」

3日間限定の展示&ワークショップ開催

 中村キース・ヘリング美術館は、広島市が定める「平和文化月間」に合わせ、2025年11月28日(金)から30日(日)まで、ひろしまゲートパーク内「大屋根ひろば」にて、特別イベント「キース・ヘリングと平和をえがこう」を開催いたします。

 本イベントでは、1988年に広島を訪れたヘリングの平和への願いを未来へつなぐことを目的に、ヘリングの広島訪問について紹介する展示と、大きなバナーに「つがいの鳩」を描くワークショップを実施します。ワークショップに参加した15歳以下の子どもたちへ、昨年当館が刊行したワークブック『キース・ヘリングと平和をえがこう』を無料配布*いたします。 

*各日予定部数配布次第終了

【開催概要】

「キース・ヘリングと平和をえがこう」
主  催:中村キース・ヘリング美術館
協  力:キース・ヘリング財団

後  援:広島市、広島市教育委員会

協  賛:大型出力屋、ザ ノット 広島

会  場:ひろしまゲートパーク 大屋根ひろば
住  所:〒730-0011 広島県広島市中区基町5-61

参加方法:予約不要・参加費無料

開催日時:

2025年11月28日(金)13:00-17:00

    11月29日(土)10:00-17:00

    11月30日(日)10:00-15:00 *雨天決行

完成記念撮影:11月30日(日)15:00

*28日・29日に参加された方もぜひ撮影にお集まりください

3つのコンテンツ

1. キース・ヘリングの広島訪問を辿る展示

 1980年代のアメリカ美術を代表するアーティストであり、アートを通じて社会へメッセージを発信し続けたアクティビストとしても知られるキース・ヘリング(1958-1990)。ヘリングは1988年、被爆者擁護ホーム建設のためのチャリティコンサートチャリティコンサート「HIROSHIMA ’88」のメインビジュアルを手がけたことをきっかけに広島を訪れ、広島平和記念資料館や原爆ドームなどを訪問しました。当時、壁画制作を構想して関係者と打ち合わせを重ねましたが、広島訪問からわずか1年半後にエイズの合併症により31歳の若さでこの世を去りました。本イベントでは、広島訪問の経緯と動向を細やかに紹介し、ヘリングが広島で何を見て、何を感じ、何を願ったのかを明らかにします。

©Keith Haring Foundation

2. ヘリングと一緒に「つがいの鳩」を描くワークショップ

 「HIROSHIMA ’88」のメインビジュアルとして、ヘリングは鳥のような姿をしたつがいの「フィギュア」を描きました。本ビジュアルは、ポスターやチラシなどの広報物のほか、缶バッジやCDなど関連グッズにも展開され、イベントの認知拡大に大きく貢献しました。

 今回のワークショップでは、このドローイングが「つがい」であることに着目。この意味を子どもたち*と一緒に考えながら、参加者が思い思いに平和の象徴「鳩」をつがいで大きなキャンバスに描きます。

*本ワークショップには18歳以下の子どもたちならどなたでもご参加いただけます。

3. ワークブック『キース・ヘリングと平和をえがこう』の無料配布

 本イベントの会期中、ワークショップに参加者した15歳以下の子どもたちへ、ワークブック『キース・ヘリングと平和をえがこう』を無料配布します。本書は、昨年中村キース・ヘリング美術館で開催したヘリングの戦争や平和に対するメッセージを紐解く展覧会「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」の開催にあわせて刊行されたもので、ヘリングが生涯をかけて取り組んだ「自由」と「平和」のための活動と作品を紹介。全ページに書き込みやすい用紙を採用しており、子どもたちが「見て」「調べて」「考える」ことを通して平和をえがくことのできるワークブックです。

近年の当館の平和と自由の実現に向けた取り組み例

2025年

・中国新聞コラム「緑地帯」での連載

 https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=150925

・中村キース・ヘリング美術館、戦後80年の夏、平和を描くキース・ヘリングの想いを伝える特別企画を開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000022359.html

2024年

・「キース・ヘリング、幻となった広島での壁画 1988年に訪問「涙が止まらない」 学芸員ら証言や資料集め進める」(中国新聞)

 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/417092

・展覧会「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」開催

 https://www.nakamura-haring.com/exhibition/11694/

・ワークブック『キース・ヘリングと平和をえがこう』刊行

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000022359.html

・旧日本銀行広島支店でのイベント「キース・ヘリングが見た広島」の開催

 https://2024exhibition.nakamura-haring.com/bojhiroshima2024

・第16回中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクール授賞式《シティキッズ自由について語る》再現ワークショップの実施

 https://youtu.be/DSeex7XJ1CQ?si=_Iqravjr29F1aS-y

・第33回多摩市平和展でのワークブック配布イベントの開催

 https://www.nakamura-haring.com/blog/10270/

中村キース・ヘリング美術館について

2007年4月、当館はニューヨークを拠点に活躍したアーティスト、キース・ヘリングを紹介する世界で唯一の美術館として、八ヶ岳の麓に位置位臨する小淵沢に開館しました。コレクターであり館長を務める中村和男によって蒐集されたおよそ300点の作品のほか、記録写真や映像、生前に制作されたグッズなど700点以上の資料を収蔵。国際的建築家である北川原温により設計された建築は、傾斜した地形に沿って「闇から希望へ」というテーマのもとにキース・ヘリングの作品を体感できる場であり、毎年異なるテーマによるコレクション展や現代を代表するアーティストを迎えての企画展などを開催し国内外から多くの来館者を迎えています。

 さらに、当館はコレクションを公開する場としてだけではなく、アートを通して社会に問題提起を行い続けたアーティスト、キース・ヘリングの作品と遺志を引き継いだ活動を行うことを目標に、国際児童絵画コンクールの開催やHIV/エイズや感染症、SDGsやLGBTQ+に関すること、戦争と平和や環境問題についての啓発活動を展示やイベント、YouTubeやインスタグラムを活用したweb上での発信などさまざまな形で行い続けています。

公式サイト:https://www.nakamura-haring.com

Instagram:https://www.instagram.com/thekeithharingmuseum

Facebook:https://www.facebook.com/nakamuraharing

X:https://twitter.com/nakamura_haring

メディア関係者の皆様へ
当日の取材をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

取材にはディレクターもしくは学芸員が対応させていただきます。

▼取材対応可能時間
2025年11月28日(金)13:00-17:00

    11月29日(土)10:00-17:00

    11月30日(日)10:00-15:00

※子どもたちと作成したワークショップの完成記念撮影は、11月30日(日)15:00に行います。

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