木曜日, 10月 23, 2025
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第9回『IHJ Cultural Lobby 異種間クロストーク』日本アニメとアメリカ—文化と経済の意外な接点を11月5日に開催

『プリキュア』生みの親であるアニメプロデューサーの鷲尾天氏と国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏が登壇

公益財団法人国際文化会館(東京都港区、理事長:近藤正晃ジェームス、以下、国際文化会館)では、アート・デザイン部門ディレクターの長谷川祐子がモデレーターを務める、異なる分野で活躍するゲストが集い語り合うイベント、『IHJ Cultural Lobby 異種間クロストーク』を開催しています。

2025年11月5日(水)、アートウィーク東京(AWT)のコラテラルイベントとして期間中に実施する第9回『IHJ Cultural Lobby 異種間クロストーク』では、「日本アニメとアメリカ—文化と経済の意外な接点」をテーマに開催いたします。

登壇者には、第97回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた作品を手掛け、『プリキュア』シリーズの生みの親として知られるアニメプロデューサーの鷲尾天氏と、国際ジャーナリスト・音楽家として活躍するモーリー・ロバートソン氏をお迎えします。

本イベントでは、お二人の対話を通じて、世界から注目を集める日本のアニメーション文化を手がかりに、日本とトランプ政権下のエンターテインメント業界の現状を読み解き、その未来の可能性を探ります。文化×経済×社会が交錯する現代において新たな視座とインスピレーションをもたらす、ジャンルを超えた知的セッションにぜひご期待ください。

・イベント概要

日時

2025年11月5日(水)3:00~4:00 pm (2:30 pm開場)

会場

国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール

スピーカー

鷲尾 天(アニメーションプロデューサー)

モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト・音楽家)

モデレーター

長谷川 祐子(国際文化会館アートデザイン部門ディレクター)

参加費

一般:3,000円、学生:1,500円

・登壇者プロフィール

鷲尾 天 (プロデューサー)

東映アニメーション株式会社 執行役員、企画部 エグゼクティブプロデューサー、製作部 部長。1965年秋田県秋田市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。三省堂、秋田朝日放送を経て1998年東映動画(現東映アニメーション)入社。2004年「ふたりはプリキュア」を立ち上げ、2008年「Yes!プリキュア5GoGo!」まで5年間プロデューサーを務めた。2015年からは統括としてプリキュアシリーズに関わり、現在までTVシリーズ22作品、映画33作品が製作されている。他に「怪談レストラン」「トリコ」「おしりたんてい」「銭天堂」「科学×冒険サバイバル!」などを立ち上げた。2024年に短編アニメーション「あめだま」を製作。世界各地の映画祭で7冠を獲得。2025年 第97回米アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされる。

モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト・音楽家)

日米双方の教育を受け富山県高岡高校卒業したのち、1981年に東京大学とハーバード大学に現役で同時合格する。日本語で受験したアメリカ人としてはおそらく初めての合格者。東京大学、ハーバード大学に加え、MIT、スタンフォード大学、UCバークレー、プリンストン大学、エール大学にも同時合格。東京大学を1学期で退学し、ハーバード大学に入学。電子音楽とアニメーションを専攻。アナログ・シンセサイザーの世界的な権威に師事し、1988年ハーバード大学を卒業。2018年に内閣省「COOL JAPAN」官民連携プラットフォーム総会 登壇、2019年には東京新聞 イメージキャラクターを務める。2021年から現在まで富山県氷見市 政策参与 任命されている。またドラマにも積極的に出演をしており、2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」マシュー・ペリー役として、また2024年にはWOWOW「ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-」エディ・ダン役として出演。2024年には書籍「日本、やばい。いいねとコスパを捨てる新しい生き方のススメ」文藝春秋 刊行。

・モデレーター プロフィール

長谷川祐子(国際文化会館アートデザイン部門ディレクター)

京都大学経営管理大学院客員教授 / 東京藝術大学名誉教授 / 総合地球環境学研究所客員教授。キュレーター / 美術批評。

京都大学法学部卒業。東京藝術大学美術研究科修士課程修了。水戸芸術館学芸員、ホイットニー美術館客員キュレーター、世田谷美術館学芸員、金沢21世紀美術館学芸課長、芸術監督及び館長、東京都現代美術館学芸課長及び参事を歴任。ヴェネツィア大学客員教授(2023年)。犬島「家プロジェクト」アーティスティック・ディレクター。文化庁長官表彰(2020年)、フランス芸術文化勲章シュバリエ(2015年)、ブラジル文化勲章(2017年)、フランス芸術文化勲章オフィシエ(2024年)を受賞。著書に『新しいエコロジーとアート:「まごつき期」としての人新世』(2022年、以文社)、『ジャパノラマ:1970年以降の日本の現代アート』(2021年、水声社)、『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』(2013年、集英社)。

・IHJ Cultural Lobby 異種間クロストークとは

公益財団法人国際文化会館 アート・デザイン部門ディレクターの長谷川祐子がモデレーターを務める、異なる分野で活躍するゲストが集い語り合う、一回限りの知的セッションです。

国際秩序の変化、AIの進展、気候変動、DE&I(多様性・公平性・包摂性)の推進など、複雑化する現代社会において、共感やコミュニケーションを生み出す「アート」の智慧が、文化、政治経済、科学などの諸分野をどのようにつなぎ得るのか。分断が深まる社会のなかで、文化・芸術が果たすべき役割を、異色のゲストたちと共に多角的かつ斬新な視点から紐解き、共有することを目的としています。

■公益財団法人 国際文化会館とは https://ihj.global/

日本と世界の人々の間の文化交流と知的協力を通じて国際相互理解の増進をはかることを目的に、1952年にロックフェラー財団をはじめとする内外の諸団体や個人からの支援により設立された非営利の民間団体です。創立70周年を機に「多様な世界との知的対話、政策研究、文化交流を促進し、自由で、開かれた、持続可能未来をつくることに貢献する」という新たな使命のもと、アジア・太平洋地域を代表する知の交流の拠点となり、グローバルでよい高いインパクトを発することを目指してまいります。事業活動は主として、①国際関係・地域研究・地政学、②社会システム・ガバナンス・イノベーション、③文明論・哲学、④アート・デザインの4つの領域からなるプログラム部門と、その事業を支える国際交流の場としての施設の維持運営にあたる業務部門とからなっています。

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