四肢が不自由な重度障害の方が視線入力やデジタル技術を駆使して描くアート作品を起用した、第一弾グッズが完成

「すべての必要な人に、必要なケアを届ける。」をミッションに、重い障害や難病のある方に重度訪問介護事業を中心とした包括的介護福祉サービスを全国に届けるユースタイルラボラトリー株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役:大畑健)は、「ユースタイルパラアートプロジェクト」を開始します。また、本プロジェクト立ち上げのきっかけとなったユースタイルケア 重度訪問介護の利用者様お二人の作品をデザインしたオリジナルパラアートTシャツとグッズの一般販売を開始します。
【ユースタイルパラアートプロジェクト概要】
ユースタイルラボラトリーは、【だれもが互いの可能性を信じ、 自分らしく生きられる社会。】を目指し、その人らしく生きることをサポートする介護事業者として、障害当事者の方の、音楽・アート・執筆・スポーツなどの活動を応援しています。本プロジェクトはその一環として、ユースタイルケア重度訪問介護サービスの利用者様をはじめ、全国から広くパラアート画の募集をおこなうものです。社内審査を経て広報活動やグッズ販売に活用させていただくことが決定したアーティストさんと正式に契約書を締結します。著作権はアーティストに帰属します。
応募方法
pr@eustylelab.co.jp(ユースタイルラボラトリー広報)へ以下情報をお送りください
・お名前
・生年月日
・お住まいのエリア
・障害名
・作品づくりに使用しているデバイスやツール名
・ご連絡先(電話/メールアドレス)
・当社サービス利用の有無
・作品に関する紹介文
・作品の画像
・ご取材協力可否
・ご自身の広報用のお写真
応募フォーム: https://forms.gle/LgmsgVKXBMS5MEye7
審査方法
ユースタイルラボラトリー社内にて審査のうえご本人にご連絡します
契約内容
広報等への作品利用契約 50,000円(税込)/1作品につき
※契約は年間数名程度を想定しています
広報活動
ユースタイルラボラトリーの企画・制作する広報発信、およびチラシ・パンフレット・WEB等への利用や、メディアを通じた取材・報道当等へのご協力
販売方法
オリジナルグッズ制作販売プラットフォーム「SUZURI」にて販売
※アーティスト自身がショップ開設をする場合は、アーティスト自身が販売利益を自由に設定でき、全額アーティストの収益となります。なお、当社運営ショップでの各グッズの販売利益は設定せず当社への収益は一切発生しません。
ユースタイルパラアートプロジェクト立ち上げの経緯
ユースタイルケア 重度訪問介護の利用者様、田中茜吏さん(SMA脊髄性筋萎縮症)と山本総来さん(重度心身障害・四肢麻痺)は四肢を自分で動かすことがほとんどできません。
しかし、デバイス(iPad)のアクセシビリティのスイッチコントロールや、視線入力装置と「重度障害児支援システムEye MOT」を使用して描画された作品を制作しています。お2人の作品をデザインしたオリジナルスタッフTシャツを作ろうと、社員が企画したことがパラアート作品活用のきっかけでした。


実際にTシャツができあがると、制作者のお二人やご家族、関係者の皆さんにも喜んでいただき、外部の方からも「販売してほしい」という声をいただきました。こうした声をうけて、より多くの障害当事者の方の作品発表の場を増やしていける機会となるよう、パラアート作品を活用するプロジェクトの通年運営を決定しました。
作品をもとにグッズの制作や広報を実施し、障害当事者の方の活動を知っていただく機会を広げてまいります。

Tシャツ以外にも様々なグッズとして販売
販売をオリジナルグッズ制作販売プラットフォーム「SUZURI」のサイト内ショップ「パラアートグッズ|ユースタイルラボラトリー㈱」で開始しました。アーティストがご自身でショップを開設・販売することも可能で、その場合はユースタイルのショップ内の「オモイデ」という機能にて紹介します。
なお、「パラアートグッズ|ユースタイルラボラトリー㈱」で販売するすべての商品において販売利益は設定せず、当社への収益は発生しません。
ユースタイルパラアートプロジェクト グッズ販売概要
販売場所:SUZURI「パラアートグッズ|ユースタイルラボラトリー(株)」

販売グッズ例:パラアートTシャツ(スタンダードTシャツ)
・サイズ:キッズ(90-160),レディース(M/L),メンズ(S/M/L/XL/XXL/XXXL)
・カラー:全26色
・素材:綿100%,5.6オンス,襟元ダブルステッチ
・価格:2,871円
本プロジェクト初回起用アーティストについて
田中茜吏(たなかあかり)さん27歳 ユースタイルケア 滋賀彦根 重度訪問介護事業所 利用者様
キリンのイラスト製作者
脊髄性筋萎縮症1型(SMA1型)で人工呼吸器を24時間つけています。脊髄性筋萎縮症は筋肉を動かすためにはたらく細胞(運動神経細胞)が変性して、手や足などの筋肉が弱くなっていく病気で、田中さんは眼球と足の指や肩をわずかに動かすことができます。四肢を自由に動かすことはできませんが、田中さんは視線入力による会話補助装置でのコミュニケーションはもちろん、絵画や楽器演奏、おしゃれ、旅行など何でもやってみたいことにチャレンジしています。

山本総来(やまもとふさき)さん29歳 ユースタイルケア 横浜 重度訪問介護事業所 利用者様
カラフルな抽象画製作者
出生時の脳の萎縮により運動機能に障害があります。四肢を自由に動かすことはできませんが、山本さんはノートパソコンとカメラを使用し、視線入力装置と「重度障害児支援システムEye MOT」というソフトを駆使して視線入力による作品を創作しています。言葉でのコミュニケーションはできなくても、自分の経験や体験を、線の種類や色で意図をもってアートとして表現しています。アート作品作りのほか、ソーシャルサーカスなどアクティブな生活を送っています。

重度訪問介護とは
重度訪問介護は、重い障害や難病のある方が24時間365日安心して在宅で生活するために利用できる障害福祉サービスです。
当社はフランチャイズ事業所を含め全国で約100箇所の重度訪問介護事業所を運営しており、国内最大規模の重度訪問介護事業者としてのべ6,000人以上にサービスを提供してまいりました。重度訪問介護は、2014年に施行された「障害者総合支援法」により法制化は進みましたが、医療・福祉業界の中でもまだ認知は高くなく、多くの難病・重度障害者にサービスが届いていません。
重度訪問介護サービスの対象:重度の肢体不自由または重度の知的障害、もしくは精神障害があり常に介護を必要とする方
ユースタイルケア重度訪問介護のサービス提供内容:介護スタッフが自宅を訪問し、 入浴、排せつ、食事などの介護、生活等に関する相談や助言など、生活全般にわたる援助や外出時における移動中の介護を総合的に行います。365日24時間の長時間の見守りサービスと、痰の吸引や胃ろうといった医療的ケアも提供しています。
障害のある方や支援団体の活動を応援する取り組み
本プロジェクト以外の2025年取り組み事例
・ユースタイルケア 東京 重度訪問介護 利用者様脳性麻痺の加藤拓さん/ALSの並木紀子さんの連載コラムのnote掲載
・都営浅草線に1年間ヘルプマーク普及推進のための協賛広告を掲示/イラストは田中茜吏さん
・ふくはぴ愛知イベント「あつまれ!ふくはぴんち」協賛
・インクルーシブダンスイベント「Dance Partyチョイワルナイト2025」協賛
・第10回全国手をつなぐ育成会連合会全国大会東京大会協賛
・全国医療的ケアライン 年間スペシャルサポーター など

会社概要
ユースタイルラボラトリー株式会社は、2012年の設立以来、「すべての必要な人に、必要なケアを届ける。」をミッションに、介護・障害福祉サービスや介護業界向け経営支援事業を展開しています。
特に、障害福祉分野においては国内最大規模の障害者向け重度訪問介護事業者として、全国にサービスを広げています。 今後も全国各地に新規事業所・新規事業を展開し、日本の介護に関わるあらゆる課題解決に挑戦してまいります。
近年は、フランチャイズ事業や経営サポートサービスを通じて、医療・福祉業界全体のDX化や収益性向上にも取り組んでいます。現場から生まれるイノベーションを育て、広げることで、介護業界全体の課題解決に取り組んでいます。
すべての必要な人に、必要なケアを届け、その人らしく生きることをサポートするユースタイルラボラトリーは、障害当事者の方の、音楽・アート・執筆・スポーツなどの活動を応援しています。お気軽にお問合せください。

名称:ユースタイルラボラトリー株式会社
代表:大畑 健
本社:〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー18階
設立:2012年2月
売上:138億円(2024年度)
事業所:FCを含む重度訪問介護事業所や、障害者グループホーム、事業所併設の資格取得スクール等を含め全国約160事業所運営
事業内容:介護・障害福祉サービス、介護業界向けコンサルティング事業等
コーポレートサイト: https://eustylelab.co.jp/