2025年 9月21日(日)- 10月26日(日)

このたび、ギャルリーためながは2025年9月21日(日)- 10月26日(日)まで南青山 骨董通り開廊記念「はじまり展」を開催いたします。
ギャルリーためながは1969年銀座で創業以来、56年間に亘り数々の美術館の創立に関わると同時に、多くのコレクターの方達の支持を受けてまいりました。以前は文化人の集った銀座も今は大きく様変わりしており、半世紀が過ぎたこの機会に心機一転、南青山に本拠地を移す運びとなりました。骨董通りが更なる文化の中心地となることを期待しながら、其の一画でギャルリーためながが皆さまの心にときめく作品を楽しんで頂ける空間となれば幸いです。新しい時代に向けての始まりと位置付けての心躍る出発となりますので、どうぞご期待ください。
なお、青山グランドオープンを記念して、現在当画廊で活躍する作家20名がこの機会のために特別に制作した新作を一堂に会する展覧会を開催いたします。新たに生まれ変わった空間で、現代の作家たちが見せる豊かな表情をご堪能いただきたくご案内申し上げます。
【出展作家20名】 ※アイウエオ順
岩田 壮平、江川 直也、大沢 拓也、大竹 寛子、小津 航、北川 麻衣子、木下 友梨香、木村 佳代子、トム・クリストファー、菅原 健彦、田口 涼一、チェン・ジャン・ホン、智内 兄助、中比良 真子、中村 ケンゴ、藤原 由葵、ロレンツォ・フェルナンデス、村本 真吾、山本 大也、吉川 民仁

岩田 壮平
1978年愛知県に生まれる。金沢美術工芸大学にて日本画を専攻。鮮烈な色彩と装飾性あふれる大胆な構成で、極めて斬新な花の世界を描き出す。2015年に受賞した第6回東山魁夷記念日経日本画大賞展大賞を始め受賞多数。

江川 直也
1988年埼玉県に生まれる。京都造形芸術大学 美術工芸学科日本画コース卒業。画中の自然を美しさをたたえ神々しい空間へと昇華し、人々に落ち着きと安らぎの時を与える。2019年山種美術館日本画アワードにて奨励賞を受賞している。

大沢 拓也
1979年埼玉県に生まれる。東京藝術大学にて日本画を専攻。都市風景に自然界のモチーフをオーバーラップさせたり水面に揺らぐ樹々の影を描き、人々の心に溶け込んでいる心象風景を浮かび上がらせる。代表作の一部は京都リッツカールトンや東京會舘、グランドプリンスホテル新高輪、深圳のラッフルズホテルなどの壁面を飾っている。

大竹 寛子
岐阜県に生まれる。東京藝術大学で日本画を専攻。日本画の伝統的技法である岩絵具や箔、金泥を用いて表情豊かな色調と質感で優美な夢幻世界を描き出す。ライブパフォーマンスやファッション、インテリアなど、企業とのコラボレーションを数多く手掛け、国内外で高い評価を得ている。

小津 航
1991年東京都に生まれる。東京藝術大学大学院美術研究科 絵画専攻を修了。西洋と東洋で異なる美的感覚や表現方法に着目をし、両者を掛け合わせることで全く新しい絵画のあり方を模索している。2021年にパリで開催された展覧会でさらに好評を博し、国内外から注目を集める期待の若手作家である。

北川 麻衣子
1983年埼玉県に生まれる。東京藝術大学大学院油画研究室博士課程修了。ダーマトグラフと呼ばれる油性鉛筆を使い、モノクロームの画面に独創性あふれる物語を精緻に描く。比類ない想像力と技術力が紡ぎだす荘厳な舞台は、生あるものへの深い愛情に満ち溢れ人々を感動へと誘っている。

木下 友梨香
1988年佐賀県に生まれる。京都造形芸術大学、武蔵野美術大学にて空間演出デザインを学び、独自の花や植物の表現を通して、自然を目の前にした時のような瞑想を生活の中に提示している。

木村 佳代子
1971年東京都に生まれる。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。花の秘めたるエネルギーの盛衰の中に、宇宙、時間、命、死といった普遍的テーマを落とし込み、新たなる花の概念を探求している。

トム・クリストファー
1952年カリフォルニア州ハリウッドに生まれる。ニューヨークの風景を独自の躍動感溢れる筆致で映し出す。RISHIHコレクターには元ニューヨーク市長であるルドルフ・ジュリアーニ氏や、元アメリカ大統領夫人のローラ・ブッシュ氏も名を連ねる。

菅原 健彦
1962年東京都に生まれる。多摩美術大学にて日本画を専攻。古木の生命力を極めて独創性高い表現で描き、その生涯を通じ見る者の心を揺さぶる作品を数多く制作。シンフォニーホールのエントランスをはじめとする世界有数のホテルや公共施設の壁面を豊かな生命の息吹で飾っている。

田口 涼一
1981年大阪府に生まれる。京都精華大学大学院技術研究科博士後期課程修了 博士号取得。古く江戸中期の頃より深秘である「箔焼き」という技法により、銀箔の色を変色させた焼箔を用いて作品を制作する。

チェン・ジャン・ホン
1963年中国・天津に生まれる。北京中央美術学院に進学し水墨画を習得。1987年にはパリに移住しエコール・デ・ボザールにて油彩画を学ぶ。東洋と西洋、伝統と革新の調和を追求し、墨と油彩を自在に操る独創的な画法を確立。作品はインディアナ州のスナイト美術館やドーハのマトハフ・アラブ近代美術館のほか、パリや東京、上海など世界の主要都市有数のホテルやランドマークとなる建造物の壁面を飾っている。

智内 兄助
1948年愛媛県に生まれる。東京藝術大学大学院修了。和紙にアクリル絵具という独特な画法を確立し、日本画と洋画との境界を越えた革新的な表現方法に到達。世界の多くのコレクターを魅了しているほか、安井賞をはじめ、数々の賞を受賞し、現代画壇を代表する画家として揺るぎない地位を築きあげている。

中比良 真子
1979年滋賀県に生まれる。京都精華大学大学院芸術研究科造形専攻修了。水面に映し出された世界や身近にある風景、これまでにどこかで目にしてきたであろう風景をモチーフに、移ろいやすい一瞬の情景を油彩で描く。注目を集める期待の若手作家である。

中村 ケンゴ
1969年大阪府に生まれる。多摩美術大学大学院修了。日本画専攻。現代社会を表象するモチーフを用いたユニークな絵画を制作。近年では、ひらがなのしなやかな曲線の組み合わせによって画面を構成する「ひらがな ぺいんてぃんぐ」シリーズに取り組んでいる。

藤原 由葵
1978年静岡県に生まれる。東京藝術大学大学院博士後期課程絵画専攻油画研究領域修了。卓越した技術力が生む精緻な描写をベースに、シュルリアリスム様式に連なる作品を制作している。

ロレンツォ・フェルナンデス
1970年スペイン、マドリッドに生まれる。非現実的な焦点のぼかしや、複数の視点から眺めたモチーフを組み合わせて描くなどの技巧を取り入れ、絵画ならではの創意に富むリアリズムを確立。2006年パリの初個展以降グローバルな活躍目覚ましく、その実力に世界の注目が集まっている。

村本 真吾
1970年石川県に生まれる。東京藝術大学大学院工芸科漆芸専攻修了。奈良時代より伝えられる脱活乾漆技法という仏像制作の技法に精通。枝葉などの自然界の姿に触発された造形を旨とし、自然と人間の共存・共生の表現を探求している。

山本 大也
1986年奈良県に生まれる。広島市立大学芸術学部油絵専攻。トロンプ・ルイユと呼ばれる西洋の伝統的な技法に日本人としての美意識を取り入れて制作。現代という時をテーマに、新たな画風を確立させ、更なる可能性を探求している。

吉川 民仁
1965年千葉県に生まれる。武蔵野美術大学にて学ぶ。四季折々に変化する自然、ことに風や光の様相に触発され吉川は絵筆をとり、自身の眼差しを画面に注ぎこみ詩情豊かな絵画空間を創りだしている2016年、ギャルリーためながフランスで開催した展覧会で高い評価を得る。現在、日本内外からその活躍に期待が寄せられる注目の画家である。
株式会社ギャルリーためなが
1969年、東京・銀座にて創業し、2年後にはパリと大阪、2021年には京都店を開廊。創業当初より、ピカソやシャガールなどの西洋絵画の名匠を扱うとともに、現代フランスの代表作家を独占契約にて紹介してまいりました。近年では、日本を含めアジアや欧米の世界各地に視野を広げ、新鋭作家の紹介にも力を注ぎ、現代絵画の発信地としての役割も担っております。
【展覧会情報】
南青山 骨董通り開廊記念「はじまり展」
会期:2025 年 9 月 21 日(日)~ 10月 26 日(日)
会場:ギャルリーためなが
新住所:〒107-0062 東京都港区南青山6-5-39 (骨董通り)
時間:月-土11:00 – 19:00 / 日・祝11:00 – 17:00
公式サイト:www.tamenaga.com