スケッチというのは、頭の中に去来している不安定な着想を、この世界の次元に引っ張り出す営みである——原研哉『DRAW』序文より

無印良品のアートディレクションをはじめ、企業のVIデザイン、展覧会のプロデュースなど国内外で幅広い活動をみせるデザイナー・原研哉による初のスケッチ集『DRAW』。昨年末に刊行された本書の掲載スケッチの中から、このたび約60点の原画を展示いたします。
原研哉は描いている。すべてのはじめに。今日もどこかで。1枚のポスターから展覧会の構成まで、手を動かし描くことで生み出されるクリエイティブの原像を、間近で眺めてみませんか。9月16日にはトークイベントも開催。ぜひPeatixからご予約のうえご来場ください。
■展覧会概要
「原画展 DRAW—原研哉は描いている」
日程│2025年9月16日(火)〜28日(日)*9月22日(月)休廊
時間│13:00-19:00
会場│森岡書店 [東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階]
■トークイベント
「DRAW—原研哉は描いている」
日程|9月16日(火)
時間|18:30開場、19:00開始、20:30終了
登壇|原研哉、森岡督行(森岡書店)
参加費|2,500円(税込)
会場|東京都中小企業会館 [東京都中央区銀座2-10-18]
事前予約制|Peatixイベント予約ページ
■プロフィール

原研哉 Kenya Hara
1958年生まれ。デザイナー。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。世界各地を巡回し広く影響を与えた「RE-DESIGN─日常の21世紀」をはじめ、「HAPTIC─五感の覚醒」「JAPAN CAR─飽和した世界のためのデザイン」「HOUSE VISION 1-4」
など既存の価値観を更新する展覧会を内外で多数展開している。
長野オリンピックの開・閉会式プログラムや愛知万博では、日本文化に深く根ざしたデザインを実践。2002年より無印良品のアートディレクターを務め、松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX、ミキモト、ヤマト運輸、中国の小米のVIデザインなど、活動は領域を問わない。
2008年、2009年に北京・上海で大規模な個展を開催。2016年にミラノ・トリエンナーレで、アンドレア・ブランツィと「新先史時代─100の動詞」展を開催し、人類史を道具と欲望の共進化として提示した。また、外務省「JAPAN HOUSE」では総合プロデューサーを務め、日本文化を未来資源とする仕事に注力する。2019年にウェブサイト「低空飛行─High Resolution Tour」を立ち上げ、独自の視点からの日本紹介を始め、観光分野に新次元のアプローチを試みている。

森岡督行 Yoshiyuki Morioka
森岡書店代表・文筆家。1974年山形県生まれ。著書に『荒野の古本屋』(小学館文庫)、『800 日間銀座一周』(文春文庫)など多数。GINZA SIX Podcast「銀座は夜の6 時」ではパーソナリティーを担当している。
■書籍概要
原研哉『DRAW』
著者|原研哉
発行|カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発売|美術出版社
価格|4,400円+税
発売日|2024年12月24日〜
仕様|B5変型判、並製本、352⾴








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株式会社日本デザインセンター 原デザイン研究所:hara-inst@ndc.co.jp