2025年9月28日(日)13時30分より りばぁさいど原宿にて 参加費無料、当日参加可能
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人 谷中のおかって主催で「TURN LANDミーティング+(プラス)〜TURN LANDプログラムの魅力を体感しよう!〜」を開催いたします。
当日は、「りばぁさいど原宿」をプロデュースした綿祐二氏(日本福祉大学 教授/社会福祉法人 睦月会 理事長)をゲストに迎え、施設の見学や案内を交えながら、参加者とともにアートプログラムを体験します。意見交換の場も設け、福祉職員とアーティストが共創する意義と可能性について参加者の皆さまとともに考えていきます。


最新の環境が整った福祉施設の中で豊かなアートを体験
2015年より開始した福祉施設との交流プログラム「TURN LAND」は、2022年より福祉職員とアーティストとの共創プログラム「TURN LANDプログラム」へと発展してきました。本事業ではアーティストが一時的に施設に滞在したり作品を披露するのではなく、何度も現場を訪れ、福祉職員や利用者とじっくり関係を築きながら、その施設の環境や日常の習慣を深く理解していきます。そして、アーティストが不在になっても継続できる、施設に根ざしたアートプログラムの開発に取り組んでいます。
今回のイベントでは、こうして生まれたアートプログラムの一部を実際に体験していただけます。会場となる「りばぁさいど原宿」は、重症心身障がい児者のために、綿祐二氏ディレクションのもと設計された2024年開設の施設で、最新設備が整っています。革新的な福祉施設と、豊かなアートが出会うと何が起こるのか?TURN LANDプログラムのアーティストが開発したアートプログラムを取り入れたデモンストレーションを行います。
ぜひご参加いただき、体験を通じてアートと福祉が交わる未来を一緒に切り拓いていきましょう。


Photo: Ayaka Umeda
「TURN LANDミーティング+(プラス)〜TURN LANDプログラムの魅力を体感しよう!〜」について
【開催概要】
イベント名:TURN LANDミーティング+(プラス)〜TURN LANDプログラムの魅力を体感しよう!〜
開催日時:2025年9月28日(日)13:30〜16:30
会場:りばぁさいど原宿(渋谷区神宮前3-18-33)
参加費:無料
定員:100名(予約優先)
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人 谷中のおかって
【プログラム】
13:30 – 開会挨拶・趣旨説明:渡邉 梨恵子(TURN LANDプログラム事務局長)
13:40 – TURN LANDプログラム事業紹介:富塚 絵美(TURN LANDプログラム ディレクター)
14:00 – 福祉施設の最新事例紹介「りばぁさいど原宿」について:綿 祐二(日本福祉大学 教授/社会福祉法人 睦月会 理事長)
14:30 – 施設見学
15:00 – 音楽ホールでのパフォーマンス:田中 文久(作曲家・サウンドプログラマー)、井川 丹(作曲家・サウンドアーティスト)
15:30 – カフェでのパフォーマンス:島田 明日香(クラリネット)、松岡 美弥子(ピアノ)
15:50 – クロストーク:綿 祐二 × TURN LANDプログラム参加の施設職員・アーティスト
16:10 – 閉会挨拶:今後の活動予定など
16:15 – アフター交流タイム
16:30 – 終了
※プログラムの内容は予告なく変更となる可能性がございます。
【お申し込み方法】
申し込みフォーム(https://forms.gle/kjd1R2Ho23dy9J1y8)よりお申し込み下さい。


Photo: Ayaka Umeda
トークセッション登壇者 およびゲストアーティスト

綿 祐二(わた ゆうじ)
社会福祉法人 睦月会理事長
1964年愛知県生まれ。東京都立大学、長崎国際大学助教授、文京学院大学・大学院教授を経て、 現在、日本福祉大学福祉経営学部医療・福祉マネジメント学科 教授。
介護福祉士のあり方および養成プロセスの見直し等検討委員会、介護福祉士・社会福祉士国家試験委員(以上 厚生労働省)、西東京市保健審議会審議委員、ふじみ野市自立支援協議会会長、西東京市地域自立支援協議会会長、三鷹市地域自立支援協議会会長などを歴任。

井川 丹(いかわ あかし)
作曲家・サウンドアーティスト
1984年埼玉県生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。「人の声」を創作の中心に据え、表現活動を行う。
演奏会用作品やサウンドインスタレーションの制作をはじめ、美術家、建築家、ダンサー、映像作家等との共同制作やパフォーマンスなど幅広い活動を展開中。近年はアートプロジェクトへの参加や、市民参加型ワークショップ、こども創作教室のプログラム開発等を通して、音を介した表現/コミュニケーションを拡張させ、居合わせた者が多様な身の置き方のできる「場」作りを探求している。近年の主な活動に、TURNフェス6(東京都美術館、2021)、美しいHUG!(八戸市美術館、2023)など。TURN LANDプログラムには2023年より参加。

田中 文久(たなか ふみひさ)
作曲家・ソニフィケーションアーティスト・サウンドプログラマー
東京藝術大学音楽環境創造科、同大学院修士課程修了。音楽に関する様々な技術やテクノロジーを駆使し、楽曲制作のみならず、空間へのアプローチや研究用途、最近では、あらゆるものを音に変換する「ソニフィケーション」を用いた制作・研究・開発等、音楽の新しい在り方を模索・提示している。主な作品に、教育アプリ『Think! Think!』(2017年Google Play Award ファイナリスト, 2023 APEC Digital Innovation and Educational Opportunities 第1位)、教育アプリ『WONDER BOX』、映画『映画愛の現在』『アトモスフィア』、NHK 特集ドラマ『ももさんと7人のパパゲーノ』(2022年 文化庁芸術祭参加作品)、NHK Eテレ『#8月31日の夜に。』(2018年 イタリア賞受賞番組)など。TURN LANDプログラムには2024年より参加。

島田 明日香(しまだ あすか)
クラリネット奏者
中国ユース音楽コンクール木管楽器の部1位受賞。在学中に藝大フィルハーモニア管弦楽団とモーニングコンサートで共演。第25回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバル「オープニングコンサート」に参加。2018年TURNフェス4と第7回TURNミーティングにパフォーマンス演奏で参加。2025年ソロリサイタルコンサートを成功させた。TURN LANDプログラムには2022年より参加。
TURN LANDプログラムについて
TURN LANDプログラムでは、福祉施設の職員や利用者、アーティスト、地域の人々などが交流を重ね、拠点となる空間やそこに集う人々の魅力を見出しながら、 共にアートプログラムを開発します。異なる習慣/視野/価値観をもった人々がそれぞれの「違い」を受け止め合い「共に居られる状況」を目指し、アートと福祉分野の特性を活かしてさまざまな「壁」を創造的に乗り越え、少し先の未来が楽しみになるような状況をつくります。
また、福祉現場の職員やアーティストたちが集い、知見の共有をする場を設けることにより、豊かに共生できる社会の実現に向けて協力し合う仲間とのネットワークを醸成します。
2022年よりスタートし、高齢者のグループホームやデイサービス、障害者福祉施設、フリースクール、放課後等デイサービスなど、多様な福祉の現場から19施設が参画しています。ダンサーや音楽家、エンジニア、哲学者などさまざまな専門性のあるアーティストが参加しています。
TURN LANDプログラムの詳細はこちら
主催|東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人 谷中のおかって
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問い合わせ先:
一般社団法人 谷中のおかって
TURN LANDプログラム事務局(担当:渡辺)
MAIL:info.turnland@gmail.com