秋田駅直結の秋田駅ビル「アルス」の地下1階(運営:秋田ステーションビル株式会社)に、「あきた まちのえき 夏」(7月19日~8月24日)がオープンします。

秋田駅直結の秋田駅ビル「アルス」の地下1階(運営:秋田ステーションビル株式会社)に、小学校の夏休み期間に合わせ、つくる・みせる・あそぶ場「あきた まちのえき 夏」が7月19日(土)にオープンします。
今年1月17日~2月16日に開催し、好評を博した「あきた まちのえき」。今回は出店ブースを事前に公募し、県内のアーティストや職人、料理人、学生、起業家等、会期前後半合わせて27組が参加。工作スペース「かえるラボ/出張ソウゾウカンラボ」や遊ばなくなったおもちゃを交換するプロジェクト「かえっこ」など、親子で様々な創造力を育み、楽しむことができる場が数多く展開します。また、新たな取り組みとして、小さな箱型ブース「ヒトハコ」が登場。作品展示から雑貨などのハンドメイド品の展示・販売など、26組が出展します。
秋田の豊かな文化資源と現代芸術のもつエネルギーを存分に楽しむこの試みを、一緒に盛り上げましょう。
「あきた まちのえき」とは?
あきた まちのえき 夏」は、東京藝術大学と東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)による共創事業。東京藝術大学とJR東日本は、包括連携協定に基づき、「アート」を軸とした新しいサービス、価値の提供を目指し、ともに取り組んでいます。本企画では東京藝術大学が培ってきた多様な芸術の在り方を、JR東日本グループのネットワークを活用して地方へと届け、芸術の力で新たな活気をもたらす地方創生を目指します。
運営には、秋田を拠点にすべての人が生きやすい環境を目指して活動するコレクティブ「trunk」が参画し、NPO法人アーツセンターあきたも、協力しています。
企画に寄せて
街のなかに、どんな場所があったら素敵だと思いますか?
意外に感じられるかもしれませんが、私たち東京藝術大学をはじめ、芸術文化に携わる人々の中には、街の中にある「居場所」や「場」のあり方について真剣に考え、かたちにしようとしている人たちが増えています。
2025 年 1 月から 2 月にかけて開催された第 1 回「あきた まちのえき」は、そんな想いをもとに、秋田駅前にふらりと立ち寄れる場所をつくろうという試みでした。秋田で普段から活動されている様々な出店者の皆さまのご協力のもと、ものを買ったり、食べたりすることはもちろん、人と人とが出会い、言葉を交わし、あるいはゆっくり過ごせるような「まちの中のえき」として、多くの方にお立ち寄りいただきました。
そしてこのたび、今年 7 月から 8 月にかけて、再び秋田駅前にて「あきた まちのえき 夏」を開催できる運びとなりましたことを、ここに嬉しくご報告いたします。
秋田は折しも、竿燈まつりをはじめとする夏の魅力に満ちた季節。どこかに出かけたくなる夏休みでもあります。秋田に暮らす方々にも、旅で訪れる方々にも、「あきた まちのえき」がそれぞれの「自分の場所」として感じられるような場となれば、こんなに嬉しいことはありません。
どうぞ、お楽しみに。
西原 珉(東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 准教授 / 秋田市文化創造館 館長)

「あきた まちのえき 夏」開催概要
夏休み期間の7月19日(土)~8月24日(日)の約1ヵ月を前半と後半の2つの会期に分けて展開します。
■会期:
2025年7月19日(土)〜8月24日(日)10:00〜18:00 *火曜定休/8月5日は開場
前半:7月19日(土)〜8月6日(水)[17日間]
後半:8月9日(土)〜24日(日)[14日間]
(8月7日、8日も開場し、一部エリアで展示設営等を公開で行います。一般来場者の入場可能)
■会場:秋田駅ビル アルス地下1階(秋田市中通7-2-1)
■入場料:入場無料、一部プログラムの参加等に料金が発生する場合があります
■主催:東京藝術大学
■共催:秋田ステーションビル株式会社
■運営:trunk、NPO法人アーツセンターあきた
■協賛:秋田プライウッド株式会社
■協力:東日本旅客鉄道株式会社
■後援:秋田県、秋田市、秋田公立美術大学、秋田魁新報社、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送、朝日新聞秋田総局、読売新聞秋田支局、毎日新聞秋田支局、秋田経済新聞、CNA秋田ケーブルテレビ
https://www.instagram.com/machieki.akita/
総勢27組の多彩な出店者が参加
秋田県内外から、アーティストや職人、料理人、学生、起業家等の総勢27組が参加。
■全期間出店
・yuragi
・SHIRUFO
・PARKーいきるとつくるのにわ
・Bon Cadeau(株式会社イシカワ)
・アーツプラス現代芸術研究所
・わーるどおぶえりたまげーろ
・iimon nippon
・ORAeアキタファニチャー
・全自動さじなげ委員会
・trunk
・シェアキッチン 「6坪カフェ」
・SCOOPS(すくーぷす)
・椅子と珈琲 雲の巣
■前期出店 7月19日(土)〜8月6日(水)
・ロボットシティ
・音楽教室むじか(Musica Ritmica)
■後期出店 8月9日(土)〜24日(日)
・スナックルーム巣
・(株)津田土木建設
・Atelier freux (アトリエフルー)
・crayon.popopo
・VividWeather&童心屋
・十文字和紙愛好会
・手づくり雑貨と文房具の店 1ccoo
・民具ラボ出張所
・NPO法人アーツセンターあきた
・おもしぇど・かだればぁ&秋田まちとケア協働舎
・めにあおば
・イラストショップちびすけ堂
※都合により参加が中止になる場合があります。また、出店日時は各参加者により異なります。詳しくはお問合せください。
※各出店者の詳細は、ウェブサイトをご参照ください。
■ヒトハコ
会場内インフォメーションコーナーに箱型ブースを設置。作品展示から雑貨などのハンドメイド品、手作り小冊子(ZINE)の販売、ハーブティーやチャイセットの販売など、多彩な30組のクリエイターが参加し、濃密で個性的な個人商店やギャラリーを展開します。
trunk(ZINE)、シルフォ(ZINE)、悪役令嬢と生存戦略(ZINE)、trunk chai(チャイキット)、ケルベロスセオリー(ZINE)、ハゼのトテ馬車(ZINE)、cammy(アクセサリー)、ハーブティーFlat(ハーブティー)、ハンドメイドFREED(がまぐちバッグ)、Metamorphose Princess(アクセサリー)、ときめきっずLabo (アクセサリー)、秋田de読書(ZINE)、happy&eco&smile(布小物)、Keroco(レースアクセサリー)、たいら箱店(アクセサリー)、モノヅクリRAKU(アクセサリー)、株式会社 村上商店(作品展示)、mochirocco(編み物)、くらしのこもの(アクセサリー)、とらべる(アクセサリー)、日々の線の記録(小物作品)、小物屋かぬ(アクセサリー)、おみくじとてがみのおみせ ひがし堂 (おみくじとてがみ)、幸呼こうこ(アクセサリー)、Miku Self Wedding(ZINE)、studio KURIKINTON(カードやステッカー)、MONJO(刺繍小物)、手芸店はぐるまや(小物作品)、そうたろう(折り紙展示)他
見どころ1 こどもたちの創造力・想像力を育み発揮する
「あきた まちのえき 夏」には、こどもたちが手を動かして創作する場・プログラムが登場します。監修は美術家の藤浩志。

いらなくなったおもちゃの交換プログラム「かえっこ」を定期開催
「かえっこ」は世界共有の子ども通貨「かえるポイント」を使って、子どもたちがいらなくなったおもちゃを交換するイベントです。国内のみならず、海外でも開催され、会場は子どもたちで大いにもりあがります。かえっこのは「子ども」と「子どもの心を持った人」なら、誰でも参加可能。
※遊ばなくなったおもちゃをかえるポイントに交換したり、そのポイントでおもちゃを持って帰ったりすることができます。
※おもちゃを持っていなくても、掃除などの活動に参加することでポイントをもらうことができます。
● 開催日時:毎週金・土・日・祝 14:00~17:00
● 参加無料

オブジェやアクセサリーづくりができる工作スペースを常設
秋田市文化創造館で人気の工作コーナー「ソウゾウカンラボ」とかえっこ発案者の美術家・藤浩志を中心とした「かえるラボ」がコラボレーションし、思いっきり工作できるコーナーに!!つくるために必要な素材やアイデア、道具が揃います。
● 素材:雑紙、布、空き箱、木片など
● 道具:ペン、のり、ボンド、クレヨン、テープ、ハサミ、カッター、ソーイングセット、編み物の道具など
※工作のための道具や素材は元の場所にお戻しください。ゴミはお持ち帰りください。
※当スペースをご利用の際は、保護者の方が責任を持って見守ってくださいますようお願いいたします。

パペットづくりとパペットシアター
布やぬいぐるみなどを用いてパペットづくりを体験し、簡易シアターで、即興上演が可能。制作されたパペットの一部は会期後半に「旅のお供」として貸し出します。
※「旅のお供」
● 貸出受付時間:10:00~15:00 (最終返却 は15:30まで)
館外への持ち出しは土日祝のみ可。貸出は当日限り
● 貸出手続き:「おともクラブ会員」に登録いただきます
● 利用料:無料
見どころ2 会場と駅周辺をつなぐ謎解きチャレンジ
「あきた まちのえき 夏」オリジナルの「謎解き」が登場。会場となるアルス地下1階を含む駅周辺の4箇所に「謎」が散らばります。謎解きチャレンジの制作は、インドアゲームズが担当。

見どころ3 個性豊かな世界がつまった「ヒトハコ」
小さな箱型ブース「ヒトハコ」が登場!出展者の公募には、県内外から26組が集まりました。
箱の内部をギャラリーに見立てた作品展示、雑貨や編み物、ZINEなどのオリジナル商品の販売やハーブティーの無料配布など。会期中、インフォメーションコーナー(運営スタッフブース)でご覧いただけます。

見どころ4 秋田公立美大・東京藝大生による作品展示
秋田公立美術大学の学部、大学院、卒業生有志20名が会場内各所の壁面や隙間を使って作品を展示。会場内での公開制作や来場者の参加型の作品制作も予定。会期中に変化する展示作品をお楽しみください。また、東京藝術大学西原珉研究室の学生も参加します。
● 参加学生: ごしゃ未知、鈴木歩千、ふじた光、丸藤祈琉、藤澤秀一朗、井上愛萌、佐藤ことみ、ブラネン新那サイデ、長谷部和哉、眞壁珠洲子、呂昭遠、鈴木麗、山崎さくら、翅綿、hiyumanity、新屋保護猫いやし処、「映像デザイン基礎演習」「メディアアート導入演習」成果作品(福岡 初、井上菜々実、岩田陽理、齋藤佑華)他
● マネジメント: 柴田蒼朱、二本木千夏(秋田公立美術大学)
