■開催中~2025年8月1日(金)まで ■大丸心斎橋店 本館1階ウィンドウ・館内各所
大丸心斎橋店では、2026年の大丸心斎橋店開業300周年に向けた気持ちを新たにする出発点として「はじまりの色 THE COLOR OF BEGINNINGS」を展開しております。本企画では、日本を代表するファッションデザイナーのコシノヒロコさん、2019年の大丸心斎橋店グランドオープン時より365日を通して植栽で四季を表現する西畠靖和さんにコラボアートの制作を依頼。「アート」と「植栽」が響き合うことで、周囲に広がり、繋がっていく波紋のような「円(縁)」をイメージするとともに、今後どんな色にも変化することができるはじまりの色「白」をテーマカラーに表現。多くの方が来阪されるこの季節に、無色で静寂な石庭や枯山水をイメージした日本的な良さが感じられる空間を創出しています。
「はじまりの色 THE COLOR OF BEGINNINGS」






■アート制作 コシノヒロコ
はじまりの色とも呼ばれる「白」をテーマカラーに表現した今回の空間演出。「はじまり=出発点」から波紋のように広がり、つながっていく「円(縁)」をテーマに、日本特有の庭園様式である枯山水では石や砂で表現される渦潮や波紋を、アートで表現。静けさを感じさせながらも、大胆で美しいアート作品3点を書き下ろしていただきました。




コシノヒロコ
岸和田市生まれ。文化服装学院在学中よりキャリアを重ね、東京、大阪、パリ、ローマなどでコレクションを発表。婦人服、ライフスタイル関連などのファッションアイテムのデザインを手がける一方アーティストとしても活動し、2013年KHギャラリー芦屋を開設。2021年兵庫県立美術館で開催した規模の展覧会を、2026年には東京でも予定している。1997年第15回毎日ファッション大賞、2001年大阪芸術賞受賞。
コメント
「心斎橋は私にとって看板を上げた原点。墨絵もまたアーティストとしての表現の出発点。今、時を経てこの二点が交わり、新たな“渦”を巻き起こすのです。」
■オブジェ制作 西畠靖和
大丸心斎橋店のグリーンディレクターとして、365日、植栽で日本の四季を表現する西畠靖和さん。本企画では、長寿や生命力、繁栄を象徴することからおめでたく縁起がいいとされる「松竹梅」の木を使ったダイナミックなオブジェが見どころです。オブジェの木には墨汁染めや炭化したものを使用。コシノヒロコさんが描き下ろしたアートから生命が誕生するような力強さをご体感ください。

西畠靖和
池田市生まれ。日本最高レベルの花材卸「花一春園」の二代目。ベルギーフローラルアートの巨匠ダニエル・オストやイタリアの建築家ジャンニ・フランチョーネなど、コレボレートしたアーティストの数は多いが、「職人」としての立場を貫く姿勢は、アーティストたちからもリスペクトされる。
コメント
「あくまで自分は黒子としてコシノさんのアートを生かすことを心掛け、アートの特徴である“渦”のようなこれから何かを心斎橋から巻き起こそうとしている表現に従い、“螺旋”のようなうねりやひねりのある花材や原木を選択し、コシノさんのアートと一体化することを目指しました。ともにこの地・大丸心斎橋店で何かを巻き起こせたらと願います。」