銀座 蔦屋書店(東京都 中央区 GINZA SIX6F)では、店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにて、楊博(Yang Bo)の個展「Zamio versus Souvenir-man and the Defending Champion, part 124」を2024年5月18日(土)~6月5日(水)の期間に開催します。
本展では、モチーフとする対象を音楽だけでなく身の回りの出来事や事物にまで広げ、自身の生活を元にした風景画を中心に展示します。展覧会タイトルは、イギリスのロックバンドThe Kinksの1970年のアルバム「Lola Versus Powerman and The Moneygoround, Part One」をもじり、出展作品のモチーフでもある「Zamio」、「Souvenir-man」、「the Defending Champion」をつなげたものです。一見すると関連性のない3つのモチーフは、それぞれが楊の生活体験と記憶に基づいており、時間や距離、私的な体験を横断し表現します。
the Defending Champion:原付バイクのバックミラーの小さな窓の中には、次々と新しい風景が映ります。時々、ハンドル横に後付けした1000円カシオを見ると、ミラーの中にあるものはいつだって過去のものなんだと思ったりします。もし乗りながらでも真横を視るくらいのテクニックがあるなら、先の風景との、その切り替わりや重なり合い、歪んだ先の次元の穴まで見つけることができます。けれど僕が未だにそれができずにいる理由は、勇気かコスパか、そのどちらなんだろうと考えているうちに、待ちの長い西武線の踏切にいつも捕まります。
近年の個展に「Serious Moonlight」(Galerie Supermarkt、東京、2022年)、「(Remember Mama Said) You Can’t Hurry Love」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2022年)、「no tears」(NADiff a/p/a/r/t、東京、2021年)、「Fly me to the moon sequence 2: Three MC’s and One DJ」(Yutaka Kikutake Gallery、2021 年)、「Heart of glass」(CAPSULE、東京、2018年)など。主なグループ展に「Between」(※リー・マキシーとの二人展 Yutaka Kikutake Gallery、2023年)、「centre project」(杭とトンガリ、東京、2023年)、「P.O.N.D. 2022 〜IN DOUBT/見えていないものを、考える。〜」(PARCO MUSEUM TOKYO、東京、2022年)、「working / editing 制作と編集」(アキバタマビ、東京、2020年)、「The Course of true love never did run smooth」(EUKARYOTE、東京、2019年)など。
展示詳細
楊博(Yang Bo)「Zamio versus Souvenir-man and the Defending Champion, part 124」