株式会社point0(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石原隆広、以下 point0)が運営する協創/共創型コンソーシアム『point 0 committee(以下、committee)』の参画企業である、セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)と株式会社丹青社(以下、丹青社)が、タオル製造時の端材をアップサイクルしたアート作品の限定販売を開始しました。本プロジェクトは企業間協創/共創プロジェクトの一環として手がけたもので、エプソンの「ドライファイバーテクノロジー」と、丹青社のアート活用ノウハウを掛け合わせ、環境負荷を抑えたサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指しています。


committeeは2026年3月現在20の企業・教育機関(※1)が参画し、「未来のオフィス空間」の実現に向けた実証実験をコワーキングスペース「point 0 marunouchi」を中心に展開しています。これまで100件以上の実証実験を行い、累計20件以上の製品・サービスを創出してきました。今回のプロジェクトは、アートを用いた空間価値向上の検証を重ねてきた丹青社と、繊維素材を水なし(※2)で再生できる技術を持つエプソンの2社による共創から誕生しました。廃棄される紙や衣類、タオルの端材などを新たな価値を持つアート作品へと転換し、持続可能な社会への貢献と、アーティストの活動支援(収益機会の創出)を同時に実現します。
今後は、個人向けのアート作品としての展開に加え、丹青社が手がける商業施設やオフィス等の空間づくりにおける内装素材としての活用、多様なブランドやアーティストとのコラボレーション、企業の廃材アップサイクル支援等、ドライファイバーテクノロジーを通じた多角的な活用を目指し、その具現化に取り組みます。
point0およびcommitteeは今後も、参画企業間の共創を加速させ、社会課題の解決と新たな体験価値の創出を推進してまいります。
■本プロジェクトのポイント
「ドライファイバーテクノロジー」による環境への配慮
本作品には、水を使わずに繊維素材を解繊・結合して新たな素材を生み出すエプソンの「ドライファイバーテクノロジー」を採用しています。
・環境負荷の低減: 通常の繊維リサイクルプロセスで大量に使用される水資源を節約し、汚水の発生を抑えます。
・独自の風合い: その時々の原料(繊維)によって色や模様が異なるアップサイクルのベースパネルは、唯一無二の質感を生み出します。
アーティストとの連携による新たな価値創造
パネル表面には、本取り組みに賛同したアーティストによるアートワークを採用。パネル独特の風合いとデジタル化したアートを融合させることで、新たな表現の可能性を追求しました。この仕組みにより、廃棄物問題の解決だけでなく、アーティストへの収益還元を通じた文化支援のサイクルも構築しています。
■ 各社のコメント
セイコーエプソン株式会社 技術開発戦略推進部 部長 腰原健
ドライファイバーテクノロジーは、製造工程などで発生する未使用の繊維素材や端材に新たな価値を見出し、環境負荷の低減につながるものづくり「スマートサイクル」を実現する技術です。この技術においては、どのような形で社会に価値として届けていくかが重要だと考えています。
今回は、point 0におけるアート活用の実証の積み重ねと、空間づくりに豊富な知見を持つ丹青社との協業により、アートという表現を通じて社会に実装する一つの形を示すことができました。
本取り組みが、ドライファイバーテクノロジーの可能性を具体的に感じていただくきっかけになればと考えています。
株式会社丹青社 マーケティング・サステナビリティセンター 統括部長 菅波紀宏
これまでpoint 0 marunouchiにおいて、アートに関するさまざまな実証実験を行ってきましたが、今回は、サステナビリティをアートそのものに取り入れられないか、という発想からスタートしました。セイコーエプソンの独自技術であるドライファイバーテクノロジーを使って制作されたベースパネルは、環境負荷の低減に加え、その模様がひとつひとつ異なるため、それ自体が作品の一部となり、豊かな表現が生まれます。このアートのように、サステナビリティを取り入れることで豊かな体験や価値の創出につながるよう、今後も共創を進めてまいります。
株式会社point0 代表取締役 社長 石原隆広
point 0 committeeは企業間による共創/協創を掲げており、その中でもサーキュラーエコノミーをはじめとしたサステナビリティに関する取り組みは、各業界のリーディングカンパニーが集まるcommittee参画企業が積極的に推進すべき分野であると考えています。今回は環境負荷を低減しながら紙や繊維を再生する技術をもつセイコーエプソン、そしてアートの取り組みや実証実験をpoint 0 marunouchi等で重ねてきた丹青社という2社が共創したことで形になったプロジェクトです。今後もpoint0では、committee参画企業だからこそ挑戦できるサステナビリティ領域の共創/協創活動を進めていきたいと考えています。
■ テスト販売するアート作品について
・今回の販売分はIKEUCHI ORGANIC株式会社がタオル製造時に発生する端材を材料としています。
・株式会社NOMALが運営するECサイト「WASABI」にてテスト販売を実施します。
【URL】https://wasabi-nomal.com/collections/dft-art
■株式会社point0について
「働く」を再定義する協創/共創のためのコンソーシアム
point0は、「働く空間の価値」を創出するオープンイノベーションの加速化を目的に2019年2月に誕生しました。「未来のオフィス空間」を実現していくためのコワーキングスペースであり、実証実験の空間として「point 0 marunouchi」を運営しています。2026年3月現在、プロジェクトに参画する企業・教育機関は20(※1)にのぼり、協創/共創の輪が広がっています。また、理想的なソロワーク環境を整備した「point 0 satellite」も運営しています。
・所在地:東京都千代田区丸の内二丁目5-1丸の内二丁目ビル4階
・代表者:代表取締役 石原 隆広
・資本金:6億2,370万円(2023年7月。資本準備金含む)
・設立:2019年2月
・point 0 marunouchi : https://www.point0.work/
・point 0 satellite : https://top.point0satellite.work/
(※1)参画企業:ダイキン工業(株)、(株)オカムラ、パナソニック(株)、TOA(株)、アサヒビール(株)、(株)丹青社、DAIKEN(株)、YKK AP(株)、鹿島建設(株)、東京海上日動火災保険(株)、野村不動産ホールディングス(株)、セイコーエプソン(株)、ソニーネットワークコミュニケーションズ(株)、SCSK(株)他
(※2) 機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。
【本件に関するお問い合わせ先】
●アート作品について
株式会社NOMAL https://share.hsforms.com/1A0MGRZ4BRn-0F7U7guu-SQccr9d
●本取り組み全般について
株式会社point0 Mail:contact@point0.co.jp
