LUMINOUS FORMS 高臣大介ガラス作品展

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LUMINOUS FORMS 高臣大介ガラス作品展のメイン画像

Curated by 3rdparty 一輪挿しを中心としたガラス作品を展示

インテリアスタイリストの井上里恵子が主宰する、日常に美しい景色と豊かな時間をつくるブランド「3rdparty」では、2026年2月13日(金)より、東京・原宿の3rdparty storeにおいて、ガラス作家・高臣大介による企画展「LUMINOUS FORMS」を開催いたします。

「LUMINOUS FORMS」というタイトルには、光を内包し、かたちとして静かに佇む—
高臣大介さんのガラス作品そのものの在り方を重ねています。

花を生けるための器でありながら、花がなくとも、光と空間によって完成するフォルム。
本展では、用途を超えて存在するガラスのかたちと、光とともに立ち上がるその魅力に焦点をあてています。

高臣大介さんは、北海道・洞爺湖の月浦に工房を構え、ガラス作品を制作するガラス作家です。食器や花器、照明といった生活用品、そしてアートピースまで、その表現は多岐にわたります。いずれの作品にも共通しているのは、ガラスという素材の本質と静かに向き合う、高臣さんならではの世界観です。

一輪挿しとの出会い

私がはじめて手にとった高臣さんの作品は、一輪挿しでした。澄みきった透明度、不均一でうねりを帯びた造形。重厚でありながら軽やかで、強い存在感を放ちながらも静謐な佇まいを備えている。その姿は、まるでアートピースのようでした。高臣さんの作品には、特定の国や地域、文脈に属さないアノニマスな存在感もあり、どんなスタイルのインテリアにも自然と調和すると直感しました。本展では、数ある作品のなかでも、3rdpartyのインテリアと親和性のある一輪挿しを中心とした花器をご紹介いたします。

高臣さんの作品には、宙吹きガラスの技法が用いられています。宙吹きガラスとは、溶けたガラスを吹き竿につけ、息を吹き込みながら成形していく昔ながらの製法。型を使わず、息の強さや重力、ガラスの状態を判断するつくり手の視点と判断によってそのかたちが決まるため、同じものはひとつとして生まれません。

学生時代に目にしたガラス作品の美しさに心を奪われ、この世界へ導かれたという高臣さんは、模様や色をもたない、無色透明なガラスこそがガラス本来の魅力であると考えています。また、ガラスが刻一刻と変化する瞬間を捉え、意図と偶然の間に立ち上がる美しさを見いだしています。高い透明度をもち、気泡や揺らぎを帯びたそのフォルムはどこまでも自由。躍動的で、まるで命を宿し、今にも動き出しそうな気配を漂わせます。熱によって溶け、かたちを変え、再び固まる — ガラスという素材がもつ本来の姿を、そのままかたちにしたようにも感じられます。

無垢でどこか神秘的なその佇まいは、キンと凍てつく空気のなかで生まれる氷柱や氷爆、氷紋といった雪国の自然情景と重なるようにも思えます。しかし実は、高臣さんの創作源は「人」。「人が好き」だという高臣さんは、人との出会いや思い出、会話の断片をつなぎ合わせてひとつの物語を紡ぎだし、言葉としてタイトルを定め、かたちを立ち上げていくのだといいます。無色透明なガラスは、目には見えない色とりどりのストーリーを静かに内包しているのです。

花器のなかでも一輪挿しは、花のある生活を気軽に取り入れられるアイテムです。高臣さんがガラスで描きだす叙情の世界を、ぜひお楽しみください。

LUMINOUS FORMS
会期:2026.2.13 Fri – 2.22 Sun

会場:3rdparty Harajuku Store
   東京都渋谷区神宮前2-35-9 原宿リビン509

営業時間:10:00 – 19:00(12:00 – 13:00 Close)※土日も営業