SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 市原佐都子『肉の上を粘菌は通った』

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2026.1.31(土)~2.11(水・祝) 札幌文化芸術交流センター SCARTSで開催

イベントページ:https://sapporo-community-plaza.jp/event_scarts.php?num=4734


◎ 国内外で活躍する劇作家・市原佐都子による初の展覧会

◎ 「プレコンセプションケア」から着想を得たインスタレーション作品を発表

◎ アートとサイエンスの領域を横断・融合する、北海道大学CoSTEPとの連携事業

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクトとは

札幌文化芸術交流センター SCARTSと北海道大学CoSTEPが共同し、若い世代のアートとサイエンスに対する探究心や感性を養うことを目的としたプロジェクト。

社会的に関心の高い科学的トピックから設定されたテーマを出発点として、アーティストが自身の関心領域に引き付けリサーチを重ね、表現に結びつけます。その新たな視点や価値を見出す過程を一緒に体験するトークイベント、ワークショップや成果発表会を実施しています。

 プレコンセプションケアとは

将来の妊娠・出産を考慮に入れ、現在の健康状態を確認したり生活習慣の見直しを行ったりすることで、ライフステージやライフプランに応じた健康づくりの考え方を表す言葉です。WHO(世界保健機関)が「男女問わず、妊娠前に医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」を提唱し取り組むことを推奨するなど、近年注目されているトピックです。

 市原佐都子の探究

このテーマをもとに探究するのは、劇作家・演出家・小説家・城崎国際アートセンター芸術監督として国内外で活躍する市原佐都子。市原は「プレコンセプションケア」から着想を得て、人間の生殖活動を問い直すモノローグを書き下ろし、リサーチで出合った「粘菌」や「AI」をモチーフに作品の制作に挑みました。

制作にあたっては、北海道大学研究者からのアドバイスのほか、自ら開発したAIと共に作品制作を行うアーティスト・岸裕真を協働制作者に迎えて、インスタレーション作品を展開します。

北海道大学の研究室にて顕微鏡で原生生物を観察する市原佐都子
(参考)Q/市原佐都子『バッコスの信女―ホルスタインの雌』Photo by Shun Sato 

招聘アーティスト

©Bea Borders

市原佐都子(Satoko Ichihara)

劇作家・演出家・小説家・城崎国際アートセンター芸術監督

2011年より劇団Q始動。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉えた劇作、演出を行う。2011年、戯曲『虫』にて第11回AAF戯曲賞受賞。2019年に初の小説集『マミトの天使』を出版。同年『バッコスの信女 ─ ホルスタインの雌』をあいちトリエンナーレにて初演。同作にて第64回岸田國士戯曲賞受賞。2021年、ノイマルクト劇場(チューリヒ)と共同制作した『Madama Butterfly』をチューリヒ・シアター・スペクタクル、ミュンヘン・シュピラート演劇祭、ウィーン芸術週間他にて上演。2023年、『弱法師』を世界演劇祭(ドイツ)にて初演。

協働制作者

本展では、市原佐都子と岸裕真氏が協働し、竹森達也(AbstractEngine)と成瀬陽太をメンバーに加え、新作インスタレーション作品の制作を行います。

Photo : 手塚なつめ

岸裕真

アーティスト

1993年生まれ。AIを「Alien Intelligence(エイリアンの知性)」と捉え直し、人間とAIによる創発的な関係「エイリアン的主体」を掲げて、自ら開発したAIと協働して絵画、彫刻、インスタレーションの制作を行う。主な活動として、個展「Oracle Womb」(2025 / √K Contemporary)、企画展「DXP2」(2024 / 金沢21世紀美術館)など。著書として「未知との創造:人類とAIのエイリアン的出会いについて」(2025 / 誠文堂新光社)。受賞歴に「CAF賞2023」入選など。

成瀬 陽太

アーティスト・映像作家

2000年大阪府生まれ、長野県育ち。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現専攻博士前期課程修了、修士(メディア表現)。
知覚現象やAI技術を用いたインスタレーションの制作や、MUTEK.JPへの出演、リアルタイム映像演出など、様々な技術・メディアを横断する表現活動を行う。また、テクニカルアーティストとしても活動し、他アーティストのプロジェクトに参画し、システム設計や実装を行う。

竹森達也

Hardware Engineer / Technical Director(Abstract Engine)

1993年京都生。京都大学工学部物理工学科卒、同大学院にてロボティクス研究に従事し、修士、博士(工学)を取得後、研究員を務めた。ロボカップ世界大会レスキュー実機リーグ優勝、日本機械学会業績賞、システム制御情報学会学会賞奨励賞、京都大学総長賞などを受賞。
2022年からアブストラクトエンジンに入り、メカ、電子回路、制御工学の総合的な設計開発・実装や企画を行う。「Shadow Up」「“Syn:身体感覚の新たな地平”by Rhizomatiks×ELEVENPLAY」「PixOrb」など。

制作協力

本展では、粘菌研究に関する情報提供や映像撮影、生体展示などについて、多方面からご協力をいただいています。

北海道大学 電子科学研究所 知能数理研究分野

粘菌をはじめ、ラッパムシや有殻アメーバなど単細胞生物の知的な行動を数理的な視点で読み解こうとしている。野外から単細胞生物を採集し、飼育できたあかつきには様々な振る舞いに出くわすことになる。思っていたよりも複雑な一面が見えてくることも。現在は100種類を超える単細胞生物+23名といった多様なメンバーで活動中。


関連イベント

アーティスト×研究者トーク

2026年1月31日(土)14:00~15:30
会場:SCARTSモールC(札幌市民交流プラザ2F)
参加無料、予約不要、誰でも参加可能

アーティストと研究者が登壇し、成果展で発表する作品の制作プロセスや、協働を通して得た気づきを紹介します。異なる専門領域が交差するなかで生まれた文化的・知的価値を、トークセッション形式で紐解いていきます。

登壇者
市原佐都子(劇作家・演出家・小説家・城崎国際アートセンター芸術監督)
岸裕真(アーティスト)
中垣俊之(北海道大学 電子科学研究所 知能数理研究分野 教授)
越後谷駿(北海道大学 電子科学研究所 知能数理研究分野 特任助教)
朴炫貞(北海道大学CoSTEP 特任講師)

司会

木ノ下智恵子(SCARTS事業統括ディレクター)

撮影:門間友佑

おしゃべりアート

2026年2月7日(土)、8日(日)11:00~14:00
集合場所:SCARTSモールA・B(札幌市民交流プラザ1F)
参加無料、予約不要、誰でも参加可能
*時間内は自由に参加いただけます。

作品をより身近に感じ自由に楽しむ、札幌アートコミュニケータズによる鑑賞ガイド。
感じたことを自由におしゃべり!おもしろかったことや疑問に思ったことをみんなで共有しましょう。
企画:札幌アートコミュニケーターズ 

(昨年の様子)

SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 市原佐都子『肉の上を粘菌は通った』

日時:2026年1月31日(土)~ 2月11日(水・祝) 10:00~17:00

会場:札幌文化芸術交流センター SCARTS(SCARTSモールA・B・C、コート、スタジオ)

料金:入場無料

主催:札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)、北海道大学CoSTEP、札幌市

協力:北海道大学 電子科学研究所 知能数理研究分野

後援:札幌市教育委員会

助成:令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

広報協力:札幌国際芸術祭(SIAF)

イベントページ:https://sapporo-community-plaza.jp/event_scarts.php?num=4734

イベントフライヤー:

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【お問い合わせ】

札幌文化芸術交流センター SCARTS (札幌市芸術文化財団)

札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ2階

TEL: 011-271-1955(9:00~17:00) Email: scarts@sapporo-caf.org

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