会期 2026(令和8)年1月17日(土)ー3月15日(日)

(概要)
豊かな自然に恵まれた風光明媚な土地柄と、神社仏閣をはじめ歴史的な景観が点在する奈良は、古くから詩歌や文学、芸術の題材とされ、文人たちをも魅了する憧憬の地として知られてきました。明治時代に入ると、信仰と結びついた奈良の文化が改めて評価される中で、美術や行政に携わる人たちが盛んに訪れるようになり、古都・奈良の地にも徐々に新時代の息吹が芽生え始めます。大正時代から昭和戦前期にかけては、奈良の歴史や文化財に関する調査・研究も進展し、その魅力が広く浸透するとともに多くの文化人が集い、往来するようになりました。また、こうした動向は奈良の人々をも刺激して、両者は互いに交流を重ねながら時にはコミュニティーを形成し、地域文化の興隆を促しました。
本展では、美術家をはじめ研究者や文学者から美術行政家まで、奈良に足跡を残した人々を、「第Ⅰ章 近代の息吹~對山楼に宿る人々」、「第Ⅱ章 華開くモダン~高畑界隈の人々」の2章により紹介します。美術を通じて展開されたこれら文化人たちの活動を概観することで、奈良と美術との関わりを検証すると同時に、独自の文化が華開いた近代奈良の一面に目を向ける機会となれば幸いです。
(観覧料)
一般:1,200円(1,000)円、大学生:1,000(800)円
※( )は20名以上の団体料金
※ 小・中・高生及び18歳未満は無料
※ 身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳(アプリを含む)をお持ちの方と介助
の方1名は無料
(開館時間)9時00分ー17時00分 ※入館は16時30分まで
(休館日) 月曜日(ただし、2月23日、3月2日、3月9日は開館)、2月24日(火)
〈関連イベント〉
■ 講演会「近代文学からみる奈良の風景ー奈良大学北村信昭コレクションを中心に」
日時:2月8日(日)14時00分ー15時30分(13時30分開場)
講師:光石亜由美(奈良大学文学部国文学科・教授)
定員:60名(当日先着順)
会場:レクチャールーム
■ 美術講座「近代美術と奈良」
日時:2月21日(土)14時00分ー15時00分(13時30分開場)
講師:松川綾子(当館学芸係長)
定員:60名(当日先着順)
会場:レクチャールーム
■ 担当学芸員によるギャラリートーク
日時:1月24日(土)・3月7日(土)14時00分ー15時00分
会場:展示室
● ナイトミュージアム
日時:1月31日(土)18時30分ー20時30分(17時30分開場)
※ 事前申込制(先着順)。申し込み方法などの詳細は奈良県奈良公園室(TEL:0742-27-8677)
まで。
※ いずれのイベントも、ご参加には当日の観覧券が必要です。
【同時開催】
ギャラリー企画「奈良ゆかりの現代作家展」
03 佐竹隆蔵:1月17日(土)ー2月15日(日)
04 野田ジャスミン:2月17日(火)ー3月15日(日)


(概要)
奈良県立美術館では2023年4月にギャラリーを開設し、地域ゆかりのアートや文化、教育活動などを紹介してきました。このたびの「奈良ゆかりの現代作家展」は、他の土地にルーツを持ちながら奈良に移住し、現在、奈良を拠点に活動している若手アーティストふたりを取り上げます。
佐竹龍蔵(1987年高知県生まれ、奈良県在住)は、日本画材の岩絵具の透明感を生かした独自の点描法で描き、見る距離によって色や形が変化して見える人物画や風景画を描いています。近年は、生まれ育った高知県の四万十川に取材した風景画や、奈良の風景として吉野の左曽川を取材し妖怪や架空の生き物などのモチーフと組み合わせた作品を制作しています。
野田ジャスミン(1996年タイ生まれ、奈良県在住)は、大学で陶芸を学び、陶器や器物の制作、それらを用いたインスタレーションを発表しています。自身のルーツに基づいた視点を用いて、今日の陶芸領域に内在する〈工芸とアート〉の対比をテーマとし、また、そこから派生した現代社会の〈多様化した価値観〉より生じるアンビバレントな感覚を扱っています。
本展では、両者の新作を含む近年の代表作を個展形式で紹介し、会期中にはアーティストトークを開催します。今回取り上げるふたりの作家にとって、本展は初めての地元美術館での展覧会になります。地域で活動するアーティストの表現をぜひご覧下さい。
会場等:当館ギャラリー/入場無料
アーティストトーク:
・佐竹龍蔵 2月1日(日) 14時00分ー15時30分(13時30分受付開始)
・野田ジャスミン 3月1日(日) 14時00分ー15時30分(13時30分受付開始)
▽ 詳細は当館HPをご覧下さい
