水曜日, 12月 24, 2025
ホームイベント新しい年の始まりに、異なるまなざしが世界をひらく——「I SEE, YOU SEE」marina・大路裕也・前田貴の3名による展示。

新しい年の始まりに、異なるまなざしが世界をひらく——「I SEE, YOU SEE」marina・大路裕也・前田貴の3名による展示。

2026年1月7日(水)よりヘラルボニー銀座ギャラリーで開催

HERALBONY LABORATORY GINZA Gallery(東京都中央区銀座)では、2026年1月7日(水)から3月2日(月)まで、作家・marina、大路裕也、前田貴の3名による展示「I SEE, YOU SEE」を開催いたします。

同じ風景を見ても、同じ音を聞いても、感じ方は人の数だけ —— 生き物の数だけあります。生物学者のユクスキュルが示したように、私たちはそれぞれ固有の「環世界」を生きています。本展の3人の作家は、自らの世界から作品を通して私たちに自然に語りかけます。marinaは文字のような線で独自の言語を紡ぎ、大路裕也はモチーフを大胆に再構築し、前田貴は偶然とも必然ともいえる色や形に新たな生命を吹き込みます。彼らはそれぞれの環世界から交信し、私たちに新たな視座をもたらしてくれるでしょう。新しい年の始まりに、あなた自身の色で世界を見つめ直すきっかけに。

会期中は作家在廊イベントを開催予定。ぜひ、作品とともにお楽しみください。

■展示概要

「I SEE, YOU SEE」

HERALBONY LABORATORY GINZA Gallery 

会期:2026年1月7日(水)〜3月2日(月)

場所:HERALBONY LABORATORY GINZA Gallery(東京都中央区銀座2丁目5−16銀冨ビル1F)

営業時間:11:00-19:00 

定休日:火曜日(祝日の場合、翌日)※ストアは無休で営業

■展示作家

marina(東京都)

お寿司やゲーム、料理、そして絵を描くことを楽しみ、12歳から創作活動を続けている。なかでも情熱を注いでいるのが、ノートにびっしりと描き連ねる独自の「文字のようなもの」である。それは古代の碑文や宇宙の暗号、未来の言語を連想させるタイポグラフィであり、流れるように走り書かれた筆跡は見る者ごとに異なる解釈を促す。意味を求める人々の想像力の数だけ、新しい物語が紡がれていく。

大路 裕也(やまなみ工房 / 滋賀県)

1987年生まれ、三重県在住。2009年から『やまなみ工房』に在籍 音楽が流れるとリズムに合わせエアギターをかき鳴らし熱唱、車両が後退する際はオーバーアクションで誘導、休憩時には煙草を吸う仕草を真似て一服と、常に周囲を意識し自分自身を演出している彼の自己アピールの一つに作品制作がある。モチーフは人物や動物等、様々で雑誌や画集を見てそれを模写する。腕を組み、角度を変え構図を考える様も、一つ一つ丁寧に色を塗り重ねる筆使いもすべては彼の演出、彼の美学なのである。その美学から生まれる作品たちは、彼も予想がつかない全く別の色や形へと変化していく。

photo:武藤奈緒美

前田 貴(工房集 / 埼玉県)

身近にあるものや、街を行き交う乗り物たち。日常にあるモチーフを写真と向き合うことで一度「分解」し、豪快な下絵として紙の上に現す。その線を尊重したり、あえて裏切ったりしながら、数色のクレヨンで色を重ねていき、写真の色味に縛られない、彼独自の色彩が差し込まれる。お気に入りの色を手に取り、ぐりぐりと塗り込む動きには迷いがなく、その表情には描くことの確かな手応えがにじむ。「みんなに見てもらえるものを描くこと」。そう語る言葉の奥に、描くことを通して世界とつながる歓びがある。

■展示作品 一部ご紹介

marina

《 red gradation brush1-mm2025 》

画材|アクリル絵具、紙
作品サイズ|540 × 465

制作年|2024

大路 裕也

《 いす 》

画材|ペン、紙
作品サイズ|540 × 380

制作年|2024


前田 貴

《 スカイツリー 》

画材|クレヨン、紙
作品サイズ|380 × 540

制作年|2014

■会期中イベントのお知らせ

【1月11日(日)開催】marina 在廊イベント

日程:2026年1月11日(日)

時間:14:00-16:00

場所:HERALBONY LABORATORY GINZA Gallery(東京都中央区銀座2丁目5−16銀冨ビル1F)

参加費:無料

【2月21日(土)開催】大路 裕也 在廊イベント

日程:2026年2月21日(土)

時間:14:00-16:00

場所:HERALBONY LABORATORY GINZA Gallery(東京都中央区銀座2丁目5−16銀冨ビル1F)

参加費:無料

※イベントは天候や作家の体調などにより、急遽中止になる場合があります。

■関連商品のご紹介(一部)

marinaが空間を埋め尽くすように書く「marina moji」。モノクロのペンで綴られたアートから、絵の具で流れるように描かれた作品まで、それぞれの魅力が引き立つサイズ感でプリントしました。

レギュラーカラーシャツ「red gradation brush1-mm2025」

価格:¥29,700 / 税込

サイズ展開:M / L

ジャカードマフラー「red gradation brush1-mm2025」

価格:¥19,800 / 税込

サイズ:180cm(縦)×45cm(横)

グラスセット「maru-mm2024」「heart-mm2024」

価格:¥7,700 / 税込

サイズ:口径76mm×高さ151mm 容量:410ml

2026年1月下旬頃より、大路裕也、前田貴の作品をあしらったスウェットを発売予定です。

詳細は各種SNS、オンラインストアをご確認ください。

【HERALBONY LABORATORY GINZA 概要】

HERALBONY LABORATORY GINZAは、アートを通じて社会の境界をなくす実験場。

ここでは、障害のある作家のアート活動やアートプロダクトを通して新しい価値観に出会える空間です。1階には、アートプロダクトを販売するストアと、定期的に作家やテーマごとの展示を行うギャラリーを併設。作家によるライブペイントや、様々なワークショップを行います。さらに、上階のオフィスで生まれたアイデアを試すことで、新たな交わりが生まれる瞬間をリアルタイムで体感できる場です。

常識という名のボーダーを超えて、アートの力で社会をつなぐ。

ここ銀座から、世界を変える新たな一歩を。

撮影:北川滉大
撮影:北川滉大

webサイト:https://heralbony.com/pages/hlg

【ISAI PARK概要】

HERALBONY ISAI PARKは、「へラルボニーが目指す理想の公園」をコンセプトに、あらゆる人が垣根なく行き交い、集い合う、岩手のまち・盛岡に生まれた新たな拠点です。

目指すのは、この世界を隔てる先入観や常識という名のボーダーのない世界。

私たちは、ここISAI PARKを通して、理想の世界の心地良さを表現し、育み、体験できる場をみなさんと一緒に創りたいと考えました。

障害の有無を超えたアートの世界に心を奮わせ、地域に根ざした食の多様性を味わい、夜は地の酒を酌み交わし語らう。自由に音楽が流れ、多彩なイベントが好奇心を刺激する。

誰もがありのままでいることを許容する、少し先の未来が体験できる世界で初めての空間で

す。

webサイト:https://isaipark.heralbony.com/about/

【株式会社ヘラルボニー概要】

「異彩を、 放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー。障害のある作家が描く2,000点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築。自社ブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、企業との共創やクリエイティブを通じた企画・プロデュース、社員研修プログラムを提供するほか、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の主催など、アートを軸に多角的な事業を展開しています。2024年9月より海外初の子会社としてフランス・パリに「HERALBONY EUROPE」を設立。

会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.

所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38(本社)、〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル3F受付(東京拠点)

代表者:松田 崇弥、松田 文登

コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp

オンラインストア:https://store.heralbony.jp/

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