― 写真展『彩 いろどり―舞台の記憶を紡ぐ―』を同時開催 ―

新国立劇場では、さまざまな舞台で使用された舞台衣裳を趣向を凝らした形でご紹介する『うつろい―Utsuroi―』を、2025年12月15日(月)から2026年3月1日(日)まで開催いたします。
本展は、舞台上で俳優やダンサーの身体とともに時を刻んできた「衣裳」に焦点を当て、舞台芸術の記憶と表現の奥行きを紹介する展覧会です。時の流れとともに多様な姿へと変化していく作品たちが織りなす悲哀と歓喜の物語を、紅葉とイチョウをメインモチーフに描きます。どうぞ、ゆらりゆらりと移ろいながら、ひと時をお楽しみください。


「初台アート・ロフト」の会場である新国立劇場のオープンスペースは、高い天井と自然光に満ちた開放的な空間。劇場という日常と非日常が交差する場所で、舞台衣裳の存在感と美しさを、ゆったりとご堪能いただけます。
あわせて、同時開催として、舞台写真展『彩 いろどり―舞台の記憶を紡ぐ―』を開催。
日本舞台写真家協会との共同企画により、全国で活躍する舞台写真家が捉えた、バレエ、クラシック音楽、ダンス、伝統芸能、演劇、オペラなど多彩なジャンルの舞台写真を展示します。

衣裳が静かに宿す記憶と、写真が切り取った一瞬の輝き。
二つの展覧会を巡ることで、舞台芸術の「時間」と「余韻」を多角的に味わう、豊かな鑑賞体験をお楽しみいただけます。
●開催概要
会期:2025年12月15日(月)~2026年3月1日(日)
会場:新国立劇場
1階 メインエントランスホール
2・3階 ギャラリー
開場時間:8:00~20:00
観覧料:無料
キュレーション:桜井久美(アトリエヒノデ)
インスタレーション :渡邊健斗/青木美穂(IM space lab)
装飾物制作補助:長久保彩女
写真撮影:田中亜紀
マネキン製作:株式会社七彩
植栽:株式会社野沢園
小道具:新国立劇場 技術総括室
制作:新国立劇場 情報センター
●同時開催
共同企画:日本舞台写真家協会
新国立劇場
新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997 年秋に開場しました。オペラパレス、中劇場、小劇場の特色ある3つの劇場を有し、年間約250ステージの主催公演を実施しています。
オペラ部門は2018年9月に世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演すると共に、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
次代を担うアーティスト育成も新国立劇場の事業の大きな柱の一つであり、オペラ、バレエ、演劇の3つ研修所を擁し、充実した研修を実施しています。
所在地:東京都渋谷区本町1-1-1
https://www.nntt.jac.go.jp/