AI・人類学・サーキュラーデザインなど5つの研究が融合 | ”よりよく生きる”ための未来を育む知恵と工夫、未来を編み出す思索と実践を紹介
学校法人多摩美術大学(所在地:東京都世田谷区、理事長:青柳正規、多摩美術大学学長:内藤廣)は、東京ミッドタウン・デザインハブにて第117回企画展「植える WELL-BEING OUR TOOLS & METHODS FOR WELL-BEING」を12月1日より開催いたします。
本企画展は2025年に創立90周年を迎える多摩美術大学の創立90周年記念展のひとつでもあります。
「WELL-BEING」をテーマに、「AIとデザイン」「サーキュラーデザイン」「ストラテジックデザイン」「デザイン人類学」「遊びのデザイン」を研究するメンバーによる研究・活動成果を紹介いたします。また、デザイナーやアーティストに限らず、料理人、医師、漁師など、多様な分野で活躍する出展者の暮らしや仕事にまつわる工夫や知恵も展示いたします。
さらに関連イベントとして、ギャラリーツアーやワークショップ、シンポジウム等も開催いたします。

近年、さまざまな場面で浸透しつつある「WELL-BEING」という言葉が示すものは、「心身の健やかさ」にとどまらず、「よりよく生きるための感覚」を捉えています。そして、人々の暮らしに寄り添い、その感覚をかたちにしていくために、デザインは大切な役割を担っています。
本展では、多摩美術大学が2024年から展開している学科横断型の研究プロジェクト「TAMA DESIGN UNIVERSITY(TDU)」の活動の紹介を通して、教育の根底にある”未来への種を「植える」”という営みと、そこから形作られる未来の姿を見つめていきます。また後半では、「WELL-BEINGを育むための知恵と工夫とは」という問いを出発点に、デザイナーやアーティストをはじめ、料理人や医師、漁師など、多様な分野で活動する方々の、それぞれの暮らしや仕事から紡ぎ出された豊かな知恵や工夫が並びます。
本展を通じて、それぞれが見出すWELL-BEINGの”種”をきっかけに、日常のなかで小さな芽吹きを感じていただければ幸いです。
企画概要
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名称 |
東京ミッドタウン・デザインハブ第117回企画展 「植える WELL-BEING OUR TOOLS & METHODS FOR WELL-BEING」 |
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公式サイト |
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会期 |
2025年12月1日(月)~2026年1月12日(月) ※12月27日(土)~1月5日(月)休館 |
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時間 |
11:00~19:00 |
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会場 |
東京ミッドタウン・デザインハブ (東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階) |
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入場料 |
無料 |
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主催 |
東京ミッドタウン・デザインハブ |
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運営 |
多摩美術大学 TUB |
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監修 |
永井一史(多摩美術大学 統合デザイン学科教授) |
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企画構成 |
前村達也(多摩美術大学 統合デザイン学科非常勤講師) |
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会場構成協力 |
大野友資 |
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グラフィックデザイン |
上西祐理 |
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テキスト構成 |
塩冶恵子 |
展示内容(一部)
・TDUが「植える種」
多摩美術大学が2024年から展開している学科横断型の研究プロジェクト「TAMA DESIGN UNIVERSITY(TDU)」の活動を通して、教育の根底にある”未来への種を「植える」”という営みと、そこから形作られる未来の姿を見つめていきます。
<TAMA DESIGN UNIVERSITY メンバー>(50音順)
荒牧悠,安藤礼二,上田壮一,尾形達,久保田晃弘,小光,坂井治,佐々木千穂,清水淳子,髙橋慶成,高見真平,田中美帆,谷口暁彦,鄭呟采,永井一史,中村寛,西野涼子,野村辰寿,濱田芳治,宮崎光弘,矢野英樹


・「植える WELL-BEING 私の、豊かさの工夫と知恵」
暮らしや仕事のなかで生まれる、自分なりの豊かさの「種」。それは、未来の自分や誰かに向けて支度する「道具=工夫」や「方法=知恵」、そしてそれにまつわる記憶や気づきのかたちです。さまざまな仕事に関わる出展者一人ひとりが日々の暮らしや仕事のなかで拾い集めてきた「豊かさの種」を紹介します。
<出展者>(50音順)
東野華南子,東岳志,石倉敏明,稲葉俊郎,井原花奈,宇南山加子,太田泰友,緒方壽人,奥津爾,春日亀美智雄,金森香,辛島綾,菅野大門,工藤桃子,坂本大三郎,山藤旅聞,鈴木元,徳谷柿次郎,仲地慶祐,西畠清順,平河直,福嶋誠,武藤千春,室田 HAAS 万央里,森岡督行,山中有,山本祐布子,湯浅良介,吉田勝信,吉行良平




・「百姓 -ひゃくのしごと- 井原花奈」(多摩美術大学統合デザイン学科 2025年度卒業制作優秀作品)
“百姓の姓はしごと、わざということ。百姓はひゃくのしごとができる人のことなんだ。だけど何も知らない人たちが差別用語にしてしまったんだ”ーー百姓という言葉にもう一度出会い、知るために。 そしてこの先も残っていくことを祈って。(作品キャプションより)


・「植える書籍」
出展者が影響を受けた、またはおすすめする書籍を集めました。会場奥のスクリーンでは、書籍の中で出展者がインスピレーションを受けた部分を抜粋し映像でご紹介いたします。書籍はお手にとってご覧いただけます。
期間内イベント(一部)
◯出展者によるギャラリーツアー
日時:12月21日(日)18:00~20:00
会場:デザインハブ及びインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
参加費無料/予約不要
◯関連イベント
ゲームデザインワークショップ「あそびのデザイン-ワクワクする遊びを作る二日間-」
日時:12月7日(日)、21日(日)*2日間のワークショップとなります。両日ご参加できる方を優先させていただきます。
会場:多摩美術大学 TUB(デザインハブ内)
参加費:1組4,000円(2日間通して)
定員:8組16名
詳細・ご予約はこちら
ゲームデザインワークショップ「ウォーキングシミュレーターを作ろう」
日時:12月13日(土)13:00〜17:00
会場:多摩美術大学 TUB(デザインハブ内)
参加費:無料
定員:15名
*予約は定員に達しました。
◯連携イベント
「障害 × デザイン|学びの空間どう作る? 共創シンポジウム」
日時:12月7日(日)10:00~18:30
会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
詳細・ご予約はこちら
「TAMA DESIGN UNIVERSITY」とは?
TAMA DESIGN UNIVERSITYは、誰でも学べるヴァーチャル大学です。2021年、第一線で活躍する研究者・実務家を招き、デザインの新領域を知り、共に考える機会として、50のオンライン講座を実施し、無料公開しました。受講生が動画を視聴するだけでなく学生証発行やリフレクションができる場も用意し、新しい学びのかたちを提案。2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。
多摩美術大学 TUB のYouTube チャンネル登録者数33,000人以上/総視聴回数620,000回再生以上/インプレッション数3,800,000以上(TAMA DESIGN UNIVERSITY 講座一覧)
2024年からはその枠組みを展開し、5つのDivisionからデザインとアートの先端領域への探求を続けています。




多摩美術⼤学 TUB について
2021年4⽉、東京ミッドタウン・デザインハブ(所在地:東京都港区)に、デザインやアートが持つ創造性と美意識を社会とつなぐ場として開所。“まじわる・うみだす・ひらく” をコンセプトに、多摩美術⼤学の様々なステークホルダーや企業、社会⼈と⾏うオープンイノベーションによる新しい価値の創出、学⽣だけでなく⼦どもから社会⼈まで幅広い層に向けたデザインやアートのプログラムの提供、学⽣作品の展⽰・発信を⾏います。
所在地:東京都港区⾚坂 9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(デザインハブ内)
ディレクター:和⽥達也教授、永井⼀史教授

東京ミッドタウン・デザインハブについて
2007年4月に開設されたデザインネットワークの拠点です。デザインのプロモーション・職能・研究教育という異なる役割を担う機関が連携し、デザインによって 「人」「ビジネス」「知識」 を結びつけ、展覧会やセミナーの開催、出版などで情報を発信しています。(構成機関:公益財団法人 日本デザイン振興会、公益社団法人 日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUB)

◆学校法⼈多摩美術⼤学について
学校法人多摩美術大学理事長:青柳正規
多摩美術大学学長:内藤廣
所在地:〒158-8558 東京都世田谷区上野毛3-15-34
創 立:1935年
⼤学概要:創⽴以来「もの派」を牽引した関根伸夫、菅⽊志雄ら、またデザイン界でも深澤直⼈、佐藤可⼠和など世界を舞台に活躍する才能を数多く輩出。⼋王⼦市と世⽥⾕区に2キャンパスを擁し、絵画、彫刻、⼯芸、デザイン、建築、映像、演劇、芸術学など幅広い領域を網羅する15学科/専攻/コースと⼤学院を設置。