京都dddギャラリーで2025年11月6日~2026年1月12日

公益財団法人DNP文化振興財団は、京都dddギャラリー(京都市下京区)で2025年11月6日(木)~2026年1月12日(月・祝)に、台北を拠点とする10組のデザイナーの声と仕事を視覚的な空間として表現する展覧会「C-GRAPHIC/TAIPEI」を開催します。
本企画展は、漢字文化圏で活動する現代のグラフィックデザイナーたちを紹介した書籍『C-GRAPHIC INDEX』を起点にしたものです。
【展示会の開催概要】
○会期 : 2025年11月6日(木)~2026年1月12日(月・祝)
○開館時間 : 火~金 11:00-19:00、土日祝 11:00-18:00
○会場 : 京都dddギャラリー(https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/access/map.html)
京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
○休館日 : 月曜日(11/24、1/5は開館) 祝日・振替休日の場合はその翌日、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)、年末年始2025年12月29日(月)~2026年1月4日(日)、および11/25(火)
○入館料 : 無料
○主催 : 公益財団法人DNP文化振興財団
○展覧会情報はこちらのWebページでご確認ください。https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000852
■オープニングパーティー
・2025年11月8日(土) 17: 00~18:00(京都dddギャラリー内・入場自由)
■企画趣旨
「C-GRAPHIC/TAIPEI」は、漢字文化圏で活動する現代のグラフィックデザイナーたちを紹介した書籍『C-GRAPHIC INDEX』の内容を起点に、台北を拠点とする10組のデザイナーの声と仕事を空間化する展覧会です。
近年、国際的なデザインコンペティションでは中華圏のグラフィックデザイナーが多く名を連ね、SNSを通じてそれらのビジュアルが日常的に目に入るようになりました。しかし、その文化的・社会的な背景 については、まだ十分に理解されているとは言えません。『C-GRAPHIC INDEX』は、広大な漢字文化圏のグラフィックデザインの地図に補助線を引き、その現在地を可視化しようとした試みです。「C-GRAPHIC」の“C”は、言語としてのChinese=漢字を指しています。本展ではその中でも繁体字(Traditional Chinese)を使用する台北を中心に、1980~90年代に生まれたミレニアル~Z世代のデザイナーたちによる文化・芸術分野に関わるグラフィックデザインを中心に紹介します。
彼・彼女たちはどこで何を学び、どのような影響を受けてデザインを行っているのか。そしてどのように生活し、どのような思想をもって制作に臨んでいるのか。書籍の誌面では伝えきれない作品の実物展示を通じて、その多層的な創作背景に触れていただけます。これらの作品を通して、台北のデザイナーたちがどのように都市と関わり、2020年代のカルチャーを形成しているのかを、言葉とビジュアルの両面から体験いただけると幸いです。

01 「坐座做.做座展」 adj.everything 02 「2023 教科図書設計奨」 ddd.pizza
03 「Recall Unfit Legislators」 Echo Yang 04 「Flo Flow Flower Poster」 HOUTH
05 「Pawnshop | Program issue 008」 Elf-19 06 「Spring Riot」 ONE.1O Society
07 「NO MAGIC IN RISO」 O.OO™ 08 「台湾設計展 2020」 Oval graphic
09 「The Nothingness of Amelie」Sydney Sie 10 「100 shapes project」Yang Qiao Ran
■参加スタジオ/デザイナー
○ adj. everything(形容事物所)/蔡東宏(ツァイ・トンホン)、許琇鈞(シュウ・シュウチュン)
○ ddd.pizza/張溥輝(チャン・プーフイ)
○ Echo Yang/楊維綸(エコー・ヤン)
○ Elf-19/洪彰聯(ホン・チャンリェン)
○ HOUTH/何婉君(ホ・ワンチュン)、黃紀滕(ホアン・ジータン)
○ O.OO™/盧奕樺(ルー・イファ)、劉昱賢(リウ・ユーシェン)
○ ONE.1O Society/牛子齊(デジレー・ニュー)
○ Oval graphic/葉忠宜(イエ・ツォンイー)
○ Sydney Sie/謝昕妮(シドニー・シェ)
○ Yang Qiao Ran/楊喬然(ヤン・チャオラン)
■本展キュレーター、グラフィックデザイン
○ 後藤哲也 Tetsuya Goto
デザイナー/キュレーター/エディター。近畿大学文芸学部文化デザイン学科教授。大阪を拠点に、東アジアの現代グラフィックデザインを研究・記録しつつ、展覧会や出版を通じて国際的なネットワークを築いている。
○ 毛灼然 Javin Mo
AGI(国際グラフィック連盟)会員である毛灼然は、デザインスタジオ Milkxhake の創設者であり、香港を拠点にアジア各地で数多くのデザイン展やイベントを手がけるグラフィックデザイナー兼キュレーター。現在、台北在住。
※デザイナーおよびキュレーターのプロフィールは、こちらからご確認いただけます。https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000852
※記載内容は発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。