木曜日, 10月 16, 2025
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株式会社Blue 『2025年度グッドデザイン賞』を受賞

建築コンサルティング物件 -THE AKASAKA RESIDENCE S.O.A-

総合不動産コンサルティング会社の株式会社Blue(本社:東京都渋谷区、代表取締役:木内正樹)は、この度2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。当該建物は、赤坂で73年に渡り営まれてきた老舗料亭「つる中」を、文化的記憶を現代に継承する集合住宅として再構築した建物で、料亭に宿っていた“路地性・結界性・もてなしの空気・静謐”の空間哲学を現代の住まいへ引き継ぎ、暮らしの中で新たな記憶を醸成し、都市の文化を未来へ紡ぐことを目指し、不動産活用としてのコンサルティングをおこないました。

THE AKASAKA RESIDENCE S.O.A外観

□ 名称:THE AKASAKA RESIDENCE S.O.A

□ 所在:東京都港区赤坂

□ 物件概要:敷地面積278.49㎡|建築面185.82㎡|鉄筋コンクリ   ート造10階建|延床面積1,480.85㎡|用途 共同住宅15戸・店舗

□ ディレクター:株式会社Blue 木内正樹

 三井不動産レジデンシャルリース株式会社

□ プロデューサー:株式会社つる中

□ デザイナー:髙松建設株式会社 設計本部

□ グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ

 https://www.g-mark.org/gallery/winners/31140

〚コンサルティングのポイント〛

1. 料亭として旧建物にも取り入れられ、法隆寺の五重塔や伊勢神宮などにも用いられた日本古来の

  比率「大和比」で構成されたデザイン

2. 赤坂の料亭の名残を感じさせる動線。住まわれる方のプライバシーを確保するために配慮した、

  二方向出入口型EVを採用

3. 既存建物の部材を組込み、SDGsと住まうことそのものが街の歴史文化の体験となる空間造り

  不動産×アート、資産価値を高める工夫

3「THE AKASAKA RESIDENCE S.O.A 」特色

1. 背景

赤坂花街は明治初期が始まりとされ、最盛期の昭和30年頃には約80件の料亭が連なり、「つる中」はその最盛期に誕生して花街文化の一翼を担ってきました。しかし、かつて賑わいを見せた料亭街は、いまや都市のビジネス街へ変化し「つる中」も建替の決断に至りました。本計画は失われつつあるまちの文化の記憶を静かに受け止め、現代の住まいへ結び直す試みです。この地に根づいた伝統や様式を読み取り、料亭街の都市スケールと大和比を採用したファサードは、地域景観に新たな息吹を吹き込んでいます。プライバシーを確保した静謐で快適な住まい、動線分離や共用部の設えには長く培われた“もてなしの空気”が通底しています。また、既存建物の部材を新築に再構成することで都市再生における記憶の物理的継承の試みにも挑戦しています。赤坂という街の歴史と未来を繋ぎ、都市型集合住宅の新たな原型となることを目指しました。

2. 経緯とその成果

料亭「つる中」の文化的価値を現代の住まいに敷衍(ふえん)することを意識しながら設計しました。10階建ての建物を2-3層毎に分節して低層の料亭街の都市スケールをモジュールとし、古来より日本の美の象徴とされ建築にも用いられてきた大和比による壁面構成で、風格を受け継いでいます。都心の高密度な環境において“開きつつ穏やかに応答する”ファサードは、プライバシーを確保しながら室内へ光・風を取り込み、まちとの良質な関係を築いています。来客を迎える低く深い庇や、住まいへ至る動線、空間に配置された古美術はもてなしの情緒を醸し出します。前室や坪庭の構成、外部から隔てられた静謐で快適な内部空間など、住まうことでじんわりと豊かさを感じられるように料亭固有の空間哲学をRC集合住宅へ再構築し、凛とした品位のある都市居住空間を創出しました。

3. 唯一無二の共用部分 不動産×アート

入居者や来訪者が楽しめるよう、共用部分に料亭で使用されていた欄間や調度品を展示。

車寄せスペース
玄関
エントランス
居室
エントランス
廊下
夕景

■株式会社Blueについて

株式会社Blueは、不動産のプロフェッショナル集団として、今後も「不動産コンサルティング力」を活かし新たな不動産を創造し、各種サービスを提供させていただきます。

■会社概要

会社名 株式会社Blue
URL https://blue-re.jp
代表者 代表取締役 木内 正樹
所在地 東京都渋谷区富ヶ谷2-44-11メゾン埜村101
(公社)東京都宅地建物取引業協会 東京都知事(1)第106571号
TEL:03‐3466‐3600
Mail:info@blue-re.jp

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