サイズ変更により、初掲載の作品も。奄美を描いた作品や千葉時代の代表作を厳選。

2021年7月、世界自然遺産に登録された鹿児島県奄美大島。その豊かな自然と色鮮やかな花鳥をモチーフにした作品で知られる画家、田中一村の作品を収載したカレンダー「南の琳派 田中一村カレンダー 2026」が2025年9月1日にNHK出版より発売されました。
「南の琳派 田中一村カレンダー 2026」
例年好評をいただいてる「南の琳派 田中一村カレンダー」。
2026年版はB3判(縦515×横364mm)にサイズを変更しました。
サイズ変更により千葉時代に描かれた「白い花」、「秋色虎鶫」など横に長い作品も掲載できるようになり、初期作品から奄美時代の作品まで、色鮮やかな作品を中心に選定しています。
表紙は「アダンの海辺」、1-2月は「富貴図」、3-4月は「白い花」、5-6月は「初夏の海に赤翡翠」、7-8月は「枇榔樹の森に浅葱斑蝶」、9-10月は「秋色虎鶫」、11-12月は「不喰芋と蘇鐵」を掲載しています。
※「富貴図」、「白い花」、「秋色虎鶫」は初掲載となります。

昨年、東京都美術館でおこなわれた「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」は大好評のうちに幕を閉じました。多くの人たちに感動を与えた田中一村作品の魅力を、カレンダーでもお楽しみください。
「南の琳派 田中一村カレンダー 2026」は、NHK出版のECサイト、Amazonのほか、全国の主要書店でも購入できます。
田中一村プロフィール

田中一村(たなか・いっそん)
明治41(1908)年、栃木県に生まれる。幼少の頃から画才を発揮し、若くして南画家として知られる。18歳、東京美術学校に入学するが2ケ月で中退。以後、中央画壇と一線を画し、50歳を過ぎて独り奄美へ移住。紬工場で染色工として働きながら絵を描き続けた。東京、千葉を経て、この奄美の地で亜熱帯の鳥や自然を描き日本画の新境地を開いたが、作品を発表することなく69歳の生涯を終えた。
商品情報

南の琳派 田中一村カレンダー 2026
監修:大矢鞆音
編:NHK出版
出版社:NHK出版
発売日:2025年9月1日
サイズ:縦515mm×横364mm
内容:8枚
定価:2,750円(税込)
ISBN:978-4-14-039597-4
NHK出版:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000395972025.html