木曜日, 8月 21, 2025
ホームイベント世界的メゾンが注目するアーティスト 川人綾 大阪・関西万博迎賓館作品に続く新作個展「Grids of Perception」をニューヨークのGOCA by Gardeで開催

世界的メゾンが注目するアーティスト 川人綾 大阪・関西万博迎賓館作品に続く新作個展「Grids of Perception」をニューヨークのGOCA by Gardeで開催

会期:2025年9月4日(木)~10月25日(土)

 インテリアデザイン、コンサルティング、コーディネーションのトータルサービスをグローバルに展開する株式会社GARDE(本社:東京都港区 代表取締役社長 室賢治)は、GARDEが手掛けるアートギャラリーGOCA by Gardeにて、アーティスト川人綾の米国初となる個展「Grids of Perception」を2025年9月4日(木)から10月25日(土)まで開催いたします。

撮影:竹田俊吾 
Aya Kawato 川人綾、CUT: C/U/T_dccxxv-dccxxv_(w)_V、2025、木製パネルにアクリル  撮影:大島拓也 (Northern Studio)

 GOCA by Gardeは、日本およびアジアのアーティストを世界へ紹介する拠点として、絵画、彫刻、陶芸など多彩な作品を展示するGARDE初の海外アートギャラリーです。日本およびアジアの現代アートをグローバルに発信する役割を担う、新たな文化発信の場を目指しています。

 川人綾(かわとあや)は、グリッド状の絵画のなかに「制御とズレ」というテーマを独自の視点で表現するアーティストです。京都で染織を学んだ経験と、神経科学者である父の影響を背景に、視覚と認知の関係に着目。緻密な手作業から必然的に生じる微細な“ズレ”を美として捉え、グリッド構造と鮮やかな色彩を重ねた絵画作品を制作しています。

 川人氏の作品は、錯視効果と幾重にも塗り重ねられた色彩によって、鑑賞者に穏やかなめまいのような感覚を呼び起こし、触覚的で温かみのある幾何学抽象の新たな表現領域を切り拓いています。日本の伝統的な染織技法に影響を受けた手仕事と、神経科学的視点を融合させたその制作プロセスは、工芸・科学・芸術を横断するユニークなアプローチとして高い評価を得ています。

 近年では、2025年大阪・関西万博の迎賓館に設置された大規模タペストリー・プロジェクトのデザインディレクターを務めるなど、国内外で注目を集めています。さらに、シャネルによる作品コレクションや、ロンシャンからのコミッションワークも手がけており、東京・銀座の「ロンシャン ラ メゾン銀座」や、オーストリア・ウィーンの「ロンシャン ウィーン」では壁面の一部を彩るダイナミックな展示が常設されるなど、活躍の場を広げています。

本展の見どころ

 本展では、日本の伝統的な染織技法と現代神経科学の概念を融合させた抽象的なグリッド表現を通じて、制御とズレの関係性を探求する新作ペインティングを含む約20点を展示し、川人氏の多面的な表現世界を紹介します。 川人氏は、視覚芸術・工芸・科学の境界を横断的に探求することで、私たちに「見る」という行為に内在する不安定さと豊かさを再考するよう促します。

 さらに、大阪・関西万博で発表した大規模タペストリーの試作品も合わせて展示します。

Aya Kawato 川人綾、CUT: C/U/T_mcdlv-mcxx_(w)_I、2025、木製パネルにアクリル、撮影:大島拓也 (Northern Studio)
Aya Kawato 川人綾、CUO: C/U/O_mclxv-mclxv_(w)_II、2025、木製パネルにアクリル、撮影:大島拓也 (Northern Studio)
CUT: C/U/T_CC-CM_I、2025、綴織・綿・レーヨン、200x900cm  2025年 大阪・関西万博 迎賓館(ダイニングルーム) 制作・協賛:川島織物セルコン、撮影:守屋友樹

■展覧会開催概要

タイトル : 川人綾 個展「Grids of Perception」

期間   :2025年9月4日(木)~10月25日(土)

住所   :GOCA by Garde 515 W 23rd St, New York, NY 10011

入場料  :無料

公式サイト:https://www.goca.gallery/

■アーティストプロフィール

川人綾(かわとあや)

1988年奈良県生まれ。京都府在住。神経科学者の父のもと、脳を通して世界を把握しているということを強く意識するようになる。京都で日本の伝統的な染織を学んだ後、パリ国立高等美術学校交換留学を経て、2019年東京藝術大学大学院先端芸術表現科博士後期課程修了。「制御とズレ」をテーマに、日本の伝統的な染織や現代の神経科学を背景にもつ、抽象的なグリッド状のペインティングを中心に制作している。近年個展は、東京オペラシティアートギャラリー、京都市京セラ美術館の他、パリやジュネーブでも開催。また、2024年「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」ポーラ美術館(神奈川)や2023年「Nippon Mania. Contemporary Art from Japan」Kunsthaus Kaufbeuren(カウフボイレン、ドイツ)、2017年「2074、夢の世界」FIAC 2017 / Grand Palais(パリ、フランス)など、数多くのグループ展に参加。主なコレクションに、シャネル合同会社、東京藝術大学大学美術館。主なコミッションワークに、2025年「2025年 ⼤阪・関⻄万博 迎賓館(⼤阪)」、2021年「ロンシャン ウィーン(ウィーン、オーストリア)」、2020年「メタ・オープン・アーツ・コミッション / フェイスブック(東京)」、2019年「ロンシャン ラ メゾン銀座(東京)」。主な受賞歴に、2018年「野村美術賞 2018」野村財団、2017年「2074、夢の世界グランプリ」コルベール委員会・東京藝術大学、 2016年「第 11回 TAGBOAT AWARD 審査員特別賞 小山登美夫賞」TAGBOAT。

公式サイト:https://ayakawato.com/

制作風景:AYA KAWATO STUDIO 撮影:竹田俊吾
撮影:竹田俊吾

GOCA by Garde

GARDEが手掛けるアートギャラリーであるGOCA by Gardeは、ニューヨーク・チェルシー地区に位置する日本およびアジアの現代アートに特化したギャラリー。絵画、彫刻、陶芸を通じて新進気鋭から著名なアーティストを紹介し、文化交流と対話を促進する場としての活用を目指しています。

チェルシー地区は、世界有数のアートとカルチャーの中心地として知られ、現在では約200のギャラリーが集まり、著名アーティストの展示から若手による実験的な作品まで、幅広いアートが展開されています。

そのようなチェルシーという舞台において、GARDEはこれまで築き上げてきた空間デザインのノウハウと、アーティストとのネットワークを最大限に活かし、アートを愛する人々が集い、交流する場を創出します。そして、GOCA by Gardeが生み出す新たなインスピレーションと可能性が、アートを通じて社会にポジティブな影響をもたらすことを期待しています。

GARDE(ギャルド)について

ブランディング・デザイン会社として、ラグジュアリーを中⼼としたリテール、オフィス、レジデンス、ホテルや飲⾷、またこれらの複合施設等、様々な分野の空間をデザイン。グローバルネットワークを駆使し、コンサルティング、デザイン、コーディネーションという 3つの柱とする各分野でクライアントのビジョンを具現化し、卓越したデザインと機能性が結び付く空間を創造する。東京本社の他、ミラノ、パリ、⾹港、上海、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、ドバイ、ニューヨーク、ロサンゼルスと世界各地に拠点を持つ。

GARDE公式HP:https://www.garde-intl.com/

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【本件に関するお問い合わせ】

株式会社GARDE PRチーム

Tel.03-3407-0007 E-mail : info@garde-intl.com

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