障がい者アーティストの作品を使い、京都芸術大学キャラクターデザイン学科マンガコースの学生が、工事現場の仮囲いをデザインする【産学福連携】プロジェクト。

建築現場の味気ない仮囲いを、もっと楽しく、心が動くものにしたい。そんな想いをきっかけに昨年12月に始まった、企業(産)・大学(学)・福祉施設(福)が連携するユニークなアートプロジェクト。株式会社稲継工務店、京都芸術大学、ノーサイドSTUDIO、そして非営利型株式会社アンドナが集結。この企てから生まれた仮囲いがついに完成し、来る2025年9月24日(水)にお披露目会を開催する運びとなりました。
プロジェクトの背景 ~とまどいから生まれた、新しい関係性~
工事現場の仮囲いをデザインするこのプロジェクト。「どうせなら、巻き込むみんながワクワクできることをしよう!」。そんなひらめきから、この実験は始まりました。
アートを担うのは、障がいのあるアーティストたち。デザインするのは、京都芸術大学キャラクターデザイン学科マンガコースの学生たちです。
しかし、芸大生たちからは当初、「障がいにどう触れていいか分からない」「怖さもあった」という正直な戸惑いの声が上がりました。
彼らは答えを探すように、アートに込められた想いに耳をすまし、丁寧に対話を重ねていきました。その真剣なまなざしと、やわらかい感性が混ざり合って生まれたのが今回のデザイン。そこにあったのは“支える”でも“助ける”でもない、同世代のアーティスト同士が向き合う、フラットな関係性でした。
プロジェクト名「なくなるかべ プロジェクト」の誕生
当初、この取り組みに名前はありませんでした。しかし、学生たちがプロジェクトに関わっていく中で、物理的な壁だけでなく、社会に存在する様々な見えない壁をなくしたいというコンセプトが浮上。そこから「なくなるかべ プロジェクト」という名前が、ごく自然に生まれたのです。
お披露目会:9/24(水)12時半 化学反応の”現場”を公開!
初めてのリアルの出会い。仮囲い前に全員集合!(場所:京都府向日市)
日時:9月24日(水)12:30~14:30
仮囲い設置場所:京都府向日市切ノ口5-1.10-1他(ほっともっと向日切の口店さんの北側)
交流会場所:向日市民会館 第3会議室(京都府向日市寺戸町中野20番地)
参加者:ノーサイドアーティスト、京都芸術大学生と坂田先生、稲継工務店、アンドナ
スケジュール
時間 |
場所・内容 |
12:30~ |
仮囲いお披露目会 全員で記念撮影! 場所:京都府向日市切ノ口5-1.10-1他(ほっともっと向日切の口店さんの北側) |
13:00~14:30 |
「なくなるかべプロジェクト」に関わった人々が それぞれの気付きを熱く対話!話題が盛りだくさんのまぜこぜ交流会 ・稲継工務店 山中社長「建築業界の新しいチャレンジ」 ・京都芸術大学生「なくなるかべとは?障がいってなに?」 ・障がい者アーティスト「アーティストとして生きる今後の目標」 ・京都芸術大学 坂田先生「アートで社会課題の解決はできるのか?」 ・ノーサイド高木統括「障がい福祉と異業種コラボの可能性」 などなど盛りだくさん 場所:向日市民会館 第3会議室にて交流会(京都府向日市寺戸町中野20番地) |

今までの経緯
リリース・プロジェクト始動・課題の提示(2024年12月)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000139354.html
リリース・芸大生の課題発表(2025年1月)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000139354.html
andnaのブログ(なくなるかべプロジェクト)
https://andna.co.jp/blog/category/art_pj/




ノーサイドSTUDIOの作品






【産学福連携】プロジェクト関係者
株式会社稲継工務店(京都府京都市) https://inatsugu.co.jp/
ノーサイドSTUDIO(大阪府八尾市)https://www.instagram.com/noside_labo_club/
株式会社ねき(京都府京都市) https://www.neki.co.jp/
非営利型株式会社andna(大阪府枚方市) https://andna.co.jp/
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学(京都府京都市) https://www.kyoto-art.ac.jp/
