会場は、ファッションを軸に音楽・アート・ジュエリー、クラフトインテリアまで、さまざまな感性が共存するセレクトショップ「odd numbers | sir______」(大阪市)。

<Exhibition>
言葉のうつわ Madoki Yamasaki
スキンケアライフスタイルブランドOSAJIのブランドディレクター茂田正和が掲げる「美容は不老不死を目指すことではなく、 個性と対峙しありのままの自分を輝かせること」という思想にインスパイアされた詩人・音楽家 山崎円城氏が、言葉を紡ぎ、表現した作品展「言葉のうつわ」を、2025年9月4日(木)〜9月9日(火)まで開催いたします。
会場となる「odd numbers | sir______」は、登録有形文化財にも指定されている大阪農林会館の3階に位置し、歴史ある建築の趣とともに、南船場という街の空気感と調和しながら、静かに感性を刺激する場を提供しています。ジャンルを超えた独自の世界観を展開する「odd numbers」と「sir」、2つの異なる特性が織りなす空間にて、山崎円城氏による作品を展示いたします。
会期中は、展示作品とあわせて、山崎氏が書き下ろした詩を嬉野肥前吉田焼の窯元で磁器に彫り起こし、OSAJIブランドディレクター茂田正和が処方したハンドウォッシュ「OSAJI – Madoki Yamasaki Limited Hand Wash “言葉のうつわ”」、茂田正和が設立した音楽レーベル“fooop”から発売した12インチLP「現象 hyphenated」も販売します。


感性の時代へのパラダイムシフト。その道標をここに。
展示される作品は、山崎氏と茂田の「詩が日々の暮らしに寄り添えるように」という共通の願いから、ヴィンテージの花器やライト、鏡といった生活空間に根差したアイテムに山崎氏がタギングを施しました。暮らしに寄り添う小ぶりな佇まいながらも、力強い存在感とメッセージを放ちます。
──コモディティ化した文化と決別し、多様な個性に溢れる世界へ。
──資本的価値への偏重と決別し、精神的価値を尊重する世界へ。
──利己的思想と決別し、利他的思想の中に生まれる豊かな世界へ。
2025年を新たなパラダイム時代の入口と位置付ける、山崎氏と茂田による特別なインスタレーションを、ぜひお楽しみください。

エディションナンバーが刻まれた特別なハンドウォッシュ
■OSAJI – Madoki Yamasaki Limited Hand Wash “言葉のうつわ”
“You’re the only one to be the container of your words.”
– 言葉は器、あなたはそれになれる –
山崎氏がボトルに書き下ろした詩を、嬉野肥前吉田焼の窯元にて磁器に彫り起こした作品。そこに茂田がこれまでのパラダイムを洗い流し、新たなパラダイムを迎える意を込め処方したハンドソープを満たしました。1本ずつエディションナンバーが刻まれています。


使用後は付属のアルミキャップに付け替えることで、一輪挿しへと生まれ変わります。
磁器ボトルには真っ白なシルクマイカ釉薬を使用。使い込むほどに風合いが変化し、手にした人それぞれの時間を静かに刻んでいきます。
ハンドウォッシュの香りは、今回のためにOSAJIブランドディレクター茂田正和が特別に調香。稲科の植物の根 “ベチバー”を中心とし、地に足をつけグラウンディングするときや心を落ち着かせるひとときにぴったりです。
そこにカルダモンやコリアンダーが香り、アジアンなニュアンスを持ちつつ、セージやグレープフルーツで軽やかに抜ける印象を。また、心洗われるようなセージの香りで新しいパラダイムを迎えるための、儀式的ニュアンスを持たせました。
※エディション・ナンバーはお選びいただけません。特別な出会いをぜひお楽しみください。
開催概要
■<Exhibition>言葉のうつわ Madoki Yamasaki
会期 |
2025年9月4日(木) ー 9月9日(火) OPEN 11:00 ー CLOSE 19:00 ※日祝 OPEN 11:00 ー CLOSE 18:00 ※水曜定休 ※アーティスト在廊日:9月6日(土)13:00ー19:00、7日(日)13:00ー18:00 ※上記は予定が変更となる場合もございます。 |
会場 |
odd numbers | sir______ 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3丁目2−6 大阪農林会館3F 300号 |
入場料 |
無料 |
Profile

山崎円城 Madoki Yamasaki
1970年神奈川県川崎市生まれ。10代より独学で音楽活動を始める。96年リトル・クリーチャーズの栗原務らと組んだユニットNoise On Trashでデビュー。2003年ファッション誌「commons & sense」とのコラボレーションをきっかけにF.I.B JOURNALとしての活動を開始し、現在に至るまで「ジャズパンク」と称される作品を多数発表する。音楽活動のかたわら、詩人としても活動。これまでに2冊の詩集を発表し、現在3冊目を制作中。また「好きな言葉の共有」を目的に不定期に開催される朗読会「BOOKWORM」の主宰も務める。グラフティやダギングなどの手法を用いた作品発表も精力的に行い、近年はファッションブランドとのコラボレーションも多い。自身のアトリエで制作したタギング作品の個展を22年から3年続けてgalerie-a(東京・南青山)にて開催している。
Instagram ▸ @madoki_yamasaki

茂田正和 Masakazu Shigeta
音楽業界での技術職を経て、2001年より化粧品開発者の道へ進み、皮膚科学研究者であった叔父に師事。2004年より曽祖父が創業したメッキ加工メーカー日東電化工業の化粧品事業として多数の化粧品を開発、健やかで美しい肌を育むには五感からのアプローチが重要と実感。2017年、スキンケアライフスタイルを提案するブランド『OSAJI』を創立しディレクターに就任。2021年にOSAJIの新店舗としてホームフレグランス調香専門店「kako-家香-」(東京・蔵前)、2022年にはOSAJI、kako、レストラン『enso』による複合ショップ(鎌倉・小町通り)をプロデュース。2023年10月株式会社OSAJI CEOに就任。音楽レーベル“fooop”を設立し、2024年11月にF.I.B JOURNAL の最新アルバム「現象 hyphenated」配信リリース、2025年4月には12インチLP発売をサポートしている。【プレスリリース】
Instagram ▸ @masakazushigeta

OSAJI
江戸時代、大名や将軍に仕える医師を、匙を使って薬を調合するすがたになぞらえ「お匙(おさじ)」と呼びました。皮膚が体の免疫を司る重要な器官と考えられる今、スキンケアの役割は美容のためだけのものにとどまりません。オサジは健やかで美しい皮膚を保つためのライフスタイルをデザインする、現代の「お匙」でありたいと考えます。
皮膚の構造や機能、そして、皮膚はどのようにして健康と美しさを保つのか。その一つひとつに真摯に向き合い、アレルギーに対してリスクのある成分は極力入れないようにしています。フェイシャル、ボディ、ヘア、メイクアップ、フレグランスを取り扱っています。
