火曜日, 7月 8, 2025
ホームイベント科学とアート、地域を繋ぐ交流拠点、伏見港「珊瑚庵」がオープン!

科学とアート、地域を繋ぐ交流拠点、伏見港「珊瑚庵」がオープン!

オープニングイベントでは喜界島の過去、現在、未来を主題に、科学者と京都の工芸を担うアーティスト、写真家と建築家が集結し展示を開催。

京都市伏見区杉本町の町家に新たな拠点としてオープンした伏見港「珊瑚庵」にて、総合地球環境学研究所 SceNEプロジェクトによる展示「時環の方舟 -百世のサンゴ礁と京都」を開催しました。
SceNEプロジェクトは喜界島サンゴ礁科学研究所 理事長の渡邊剛がプロジェクトリーダーを務め、科学とアートの融合を目指した研究を行っています。
その研究の一環として、伏見港「珊瑚庵」にサンゴ礁科学者と京都の工芸アーティスト、写真家と建築家が集結し、「サンゴ」と「ヒト」の行為が重なった時空間=“時環”をテーマに、喜界島の過去、現在、未来を紡ぎ、100年後への意志を表現する作品やサンゴ礁に関する研究を紹介したパネルや映像などを展示しました。

清水大介「未来のかけら」撮影:大杉隼平
堤卓也「隆起椀」撮影:大杉隼平
山本愛子「風景の綴り-喜界島」撮影:大杉隼平

オープン記念のレセプションでは総合地球環境学研究所 所長 山極壽一氏らが来場

オープンを記念して、6月27日(金)に開催したレセプションには、山極壽一所長を含め、本展示の主催者である地球研の関係者も多数来場しました。
山極所長からは、「伏見港「珊瑚庵」があらゆる分野の人たちや、過去・現在・未来、そして地域と地域の“繋ぎ”の場になっていくことを期待したい」といったご挨拶をいただきました。

撮影・デザイン:大杉隼平

時環の方舟 -百世のサンゴ礁と京都

◼︎日時:2025年6月28日(土)〜7月6日(日) 
11:00~18:00
◼︎会場:京都・伏見港「珊瑚庵」京都市伏見区杉本町452
研究者:渡邊剛・山崎敦子 / 陶芸家:清水大介
漆作家:堤卓也 / 美術家:山本愛子
写真家:大杉隼平 / 建築家:中西康崇
主催:総合地球環境学研究所 SceNEプロジェクト
協力:喜界島サンゴ礁科学研究所

奄美群島・喜界島と関西を繋ぐ場

展示期間中は、喜界町企画観光課や喜界島観光物産協会や喜界島のコーヒーショップ「ULU COFFEE」などと連携して喜界島のパンフレットの配布やお土産品の紹介なども行いました。
今後も喜界島と京都を繋ぐ場としても、その可能性を広げていきます。
また現在、クラウドファンディングを実施中のプロジェクト「サンゴの方舟-海の未来を繋ぐ洋上大学-」─喜界島から大阪へ、帆船での研究航海を行う取り組み─とも連携し、その研究成果やアート作品を発表する場としても「珊瑚庵」を活用する予定です。
奄美群島と関西をつなぐ新たな文化交流のハブとしても、今後も多様な企画を展開してまいります。
サンゴの方舟プロジェクト詳細:https://readyfor.jp/projects/the-ark-of-coral-reefs

伏見港「珊瑚庵」

〒612−8231 京都市伏見区杉本町452
「中書島駅」から徒歩約12分
「伏見桃山駅」から徒歩約15分
マップ:https://maps.app.goo.gl/FMWvgrdvYiRArfZ97

伏見港「珊瑚庵」外観

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