火曜日, 7月 8, 2025
ホームイベント【ルイ·ヴィトン】上海にてショップ、カフェ、エキシビションすべてを包括するコンセプト「ザ·ルイ(The Louis)」を発表

【ルイ·ヴィトン】上海にてショップ、カフェ、エキシビションすべてを包括するコンセプト「ザ·ルイ(The Louis)」を発表

ルイ·ヴィトンが上海にて、ショップ、「ル·カフェ ルイ·ヴィトン」、「ビジョナリー·ジャーニー」展からなる大規模なスペース、「ザ·ルイ」の誕生を発表。船の形を模したこの建物は、旅の原点への現代的なトリビュートとして、大洋横断航海用のトランク製造というルイ·ヴィトンの19世紀の歴史にインスピレーションを得ており、「東洋の玄関口」としての上海の港湾文化も反映しています。

上海の中心的商業地区の呉江路 (Wujiang Road)にあるこの特別な建物は、メタリックなモノグラムで飾られた優美な船首と船体、そして甲板や、ルイ·ヴィトンの歴史的なトランクを積み重ねたような上層階のデザインが、周囲の建物の中でも一際存在感を放っています。その印象的な外観のみならず、「ザ·ルイ」では、広がり続けるメゾンの世界観を体感することができます。「ル·カフェ」では、カジュアルでありながらラグジュアリーなメニューが提供され、「ビジョナリー·ジャーニー」展では、過去と未来、文化と創造をつなぐメゾンのサヴォアフェール(匠の技)にインスパイアされた旅が待っています。

時代を超えて繁栄する港湾都市、上海

「ザ·ルイ」が停泊する上海は、豊かな海運のレガシーを有する一方、ルイ·ヴィトンの旅の軌跡と相通じるところがあります。早くも6世紀の隋や唐の時代から、華亭港(Huating Port)や青龍港(Qinglong Port)といった貿易港が上海の初期の港湾風景を形成し、呉淞江が主要な航路をなしていました。1843年に条約港として開港して以来、上海は、中国初期の最も繁栄した国際的な海運および貿易の拠点の1つとして急速に台頭。19世紀末までには、黄浦江の河岸で中国の都市化とグローバル化が同時に進展しました。1930年代には、大洋横断航路の確立により、世界屈指の港湾都市としての上海の地位は確固たるものとなりました。

蒸気機関時代の19世紀中頃に創業したルイ·ヴィトンは、今、黄浦江の河岸に「伝説の船」を蘇らせることによって、このヘリテージを呼び起こします。上海における「ザ·ルイ」の発表は、この歴史的な港湾都市を現代的な文化空間と結び付け、何世紀にもわたる精神的な響きを生み出すのです。

ビジョンと体験が交わる場

船のようなこの建物は、「すべての川を受け入れる」という上海の風土と、その革新的でコスモポリタンなアイデンティティを映し出すものです。 文化のメゾンとしてのルイ·ヴィトンの役割を再確認するこのコンセプトは、店舗空間を文化交流の場、都会のエスプリを運ぶ船、公共の対話のプラットフォームへと変貌させます。それは未来の旅行者にとってのランドマークであると同時に、地元文化とのつながりを象徴する存在でもあります。

卓越したデザインの内側

メゾンのアーカイヴには、航海用に特別にデザインされたトランクも含まれます。1868年にル·アーヴルで開催された国際海事博覧会(International Maritime Exposition)にルイ·ヴィトンが出品した亜鉛が内張りされたトランクは、海洋輸送中の湿気や熱気といった問題に対処するものでした。1934年、ルネ·エルブスト(René Herbst)を含む数人の現代建築家が「モダン」な外洋航路船客室の設計を任されました。その際、建築家たちは、メゾンと現代芸術家連盟(Union des Artistes Modernes)とのつながりを反映し、ルイ·ヴィトンのトランクを使用。「ザ·ルイ」では、ファサードは実物大の船の船首であると同時に、巨大なトランクが積み重なった現実離れしたデザインとなっています。

野外席のある屋外テラスでは、見晴らしのよい海辺の雰囲気を満喫できます。3階にある「ル·カフェ ルイ·ヴィトン」は、バー、カジュアルな席、テーブル席に分かれています。過ぎし日の外洋航路船の面影は、洗練されたダイニングルーム·エリアによって表現されており、柔らかな照明が温かみのある板張りの表面を引き立て、本棚にはアートブックが並んでいます。

1階から2階へと続くのは、重松象平(OMA)によってデザインされた展覧会スペース。その後ギフトショップを通って、ウィメンズおよびメンズ·ウェア、レザーグッズ、小物、アクセサリー、シューズ、トラベル製品が揃う店舗へと続きます。上海の街や船、ライフスタイルにちなんだスタンプで製品をパーソナライズできる刻印サービスは、忘れがたい想い出となるでしょう。

「ル·カフェ ルイ·ヴィトン」で楽しむ味覚の旅

ルイ·ヴィトンのホスピタリティがユニークな美食コンセプトを世界中に広める中、上海の「ル·カフェ ルイ·ヴィトン」では、ヨーロッパと中国の両文化を融合した「上海スタイル」とも言える、東洋と西洋が出逢う最高の食を紹介。

最新の「ル·カフェ ルイ·ヴィトン」を支えるシェフ レオナルド·ザンブリーノ(Leonardo Zambrino)とパティシエ ゾーイ·チョウ(Zoe Zhou)は、それぞれの専門分野でルイ·ヴィトン 美食コミュニティを充実させ、美味しい料理とスイーツどちらも取揃えたバランスのよいメニューを提供します。著名なシェフのアルノー·ドンケルとマキシム·フレデリックの指導の下で修行を積み、パリやサントロペで培った経験から生まれた彼らの創作料理は、革新的な料理表現を通して、メゾンのシグネチャーを反映しています。メニューには、他の店舗でもお馴染みのものや、今回のオープンのためのユニークなものなど、さまざまな料理が並びます。

おすすめは、アイコニックな餃子仕立ての「モノグラム ラヴィオリ」や、上海風柚子ドレッシングでアレンジを加えた「シーザーサラダ·エクリプス」。「フィフス·アヴェニュー ロブスターロール」や「クラブ·ポンヌフ」、ならびに、他のルイ·ヴィトン カフェで定番となっているチョコレート、ヘーゼルナッツ、バニラのアントルメなど、一部のメニューは、新たな味覚体験を追い求めてこの上海店にもやってきました。

文化料理は、上海料理の魅力を最高の形で表現し、解釈しています。例えば、ベルガモットのサバイヨンと庭園野菜で華を添えた鯛のカルパッチョ「ルイ·ハオ(Louis Hao)」、夏キャベツを添えた鴨もも肉のコンフィ「マンダリン·クロックムッシュ(Mandarin Croque)」、さらには、成都にあるミシュランの星を獲得したルイ·ヴィトンのレストラン「ザ·ホール」のシェフ ザンブリーノのシグネチャー料理「ザ·ホール トレジャー(The Hall treasure)」など。食事を締めくくるスイーツとして、桃のシャルロットケーキのジャスミンティー添えや、エキゾチックフルーツを盛り付けたパブロヴァなどを取揃えた極上のデザートが、繊細なルイ·ヴィトンの飾りをあしらって提供されます。

ルイ·ヴィトン「ビジョナリー·ジャーニー」展

旅、クラフツマンシップ、ファッション、イノベーションといったルイ·ヴィトンのテーマを通し、メゾンの多面的なヘリテージを探求する最新エキシビション「ビジョナリー·ジャーニー」が上海で開催中。

OMAの重松象平が演出を手掛けた壮大な空間では、過去と現在のアイコンが融合する時空を超えた創造の旅が、没入型の視覚体験と共にストーリーを繰り広げます。

2フロアからなる巨大な船体型の「The Louis(ザ·ルイ)」にて、テーマごとに構成されたルームを舞台に、ルイ·ヴィトンの創業から現在にいたるまでの発展の軌跡を辿る「ビジョナリー·ジャーニー」展。

エントランスを抜けたすぐ先には、OMAの 重松象平がデザインした本展を象徴するトランクスケープのインスタレーションが姿を現します。LV ザ·プレイス バンコクでも展示され、7月15日(火)には大阪中之島美術館にも登場するこの没入型の構造物は、アーチ状に組み合わされたモノグラム·キャンバスのトランクがまるで別世界のような空間を演出し、メゾンの原点とも言える製品の独創性とクラフツマンシップを象徴します。刻々と変化する自然の風景を背景にまるで宙に浮かんでいるような、この魅惑的なトランクスケープから展覧会ははじまります。

上海のルイ·ヴィトン「Visionary Journeys」展では、すべてのトランク、フレグランス、スケッチ、そしてステッチの1つ1つに職人技と探求心への変わらぬ情熱が息づく、ルイ·ヴィトンの歴史的な魅力を体験いただけます。

The Louis

月曜日-日曜日

10:00-22:00

中国上海市南京西路789号上海兴业太古汇商场

HKRI Taikoo Hui, No. 789 West Nanjing Road, Shanghai, China

PHOTO CREDIT:LOUIS VUITTON

ルイ·ヴィトンについて

1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的である、創業者ルイ·ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家やアーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ&ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。

ルイ·ヴィトン 美食コミュニティ

ルイ·ヴィトンのホスピタリティは、メゾンの体験を拡張してお届けするものであり、上質なダイニングを提供するルイ·ヴィトン レストラン、スイーツを心ゆくまで満喫できるル·ショコラ マキシム·フレデリック、アート·オブ·ラグジュアリー·スナッキング(豪華な間食の嗜み)の世界を旅するルイ·ヴィトン カフェで構成されています。2020年に大阪で初めてルイ·ヴィトンのカフェとレストランをオープンして以来、こうしたユニークな美食コンセプトはサヴォアフェールや、旬の食材、地元にインスパイアされた味覚にフォーカスしながら世界各地に広がっています。創造性や革新、そして卓越性の伝達というビジョンの下、ルイ·ヴィトン 美食コミュニティはサントロペで誕生しました。率いるのは著名なシェフであるアルノー·ドンケルとマキシム·フレデリックで、両名は各地域の有能なシェフたちの輪を広げるメンターの役目を果たします。ミシュランの星を獲得したレストランからカフェのシグネチャー·メニュー、オート·パティスリー(高級菓子)とチョコレートの極上のセレクションにいたるまで、どのホスピタリティ·コンセプトも、ルイ·ヴィトンとの新たな、そして喜び溢れる出逢いと触れ合いを提供します。

OMAについて

OMAは、建築とアーバニズムの伝統的な枠組みの中で活動する世界的な事務所です。OMAは、8名のパートナー、レム·コールハース(Rem Hookhaas)、エレン·ファン·ローン(Ellen van Loon)、レイニエル·デ·グラーフ(Reinier de Graaf)、重松象平、デイヴィッド·ジャノッテン(David Gianotten)、イヤド·アルサカ( Iyad Alsaka)、クリス·ヴァン·ドゥイン(Chris van Duijn)、ジェイソン·ロング(Jason Long)によって運営されています。2001年に設立されたOMA New Yorkは、アメリカ大陸および日本におけるOMAの業務を担当し、設立以来、コーネル大学「ミルスタイン·ホール」、マイアミ·ビーチにある多目的文化施設「ファエナ·フォーラム、ケベック国立美術館別館「ピエール·ラソンド·パビリオン」、ロサンゼルスのウィルシャー·ブルバード寺院別館「オードリー·イルマス·パビリオン」をはじめとする米国各地の数々の建築物を無事竣工させてきました。

www.oma.com

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重松象平について

重松象平はOMAのパートナーであり、多様な種類や規模にわたるOMAのポートフォリオを主導しています。重松のファッション関連のプロジェクトは、店舗設計から新様式のファッション展覧会や舞台セットまで、幅広い種類や規模にわたっています。重松はニューヨークの新しいティファニーの「ザ ランドマーク」のリノベーションと増築を指揮した他、表参道と原宿をつなぐ新しい文化と商業の拠点である「原宿クエスト」の建設を目下監督しています。重松はファッションブランドや美術館と協力して大規模な展覧会にも携わってきました。例えば、デンバー、ダラス、東京で開催されたディオールの回顧展や、東京、ソウル、ニューヨーク、ロサンゼルスで開催されたプラダの展覧会「ウェイスト ダウン(Waist Down)」、メトロポリタン美術館コスチューム·インスティテュートでの「マヌス x マキナ(Manus x Machina)」展など。

アート分野における重松が手掛けたプロジェクトには、先頃竣工したニューヨーク州バッファローのAKG美術館や、現在建設中のニューヨーク市のニュー·ミュージアム(新現代美術館)の新館などがあります。重松は、先日竣工したばかりのロサンゼルスの「オードリー·イルマス·パビリオン」やニューヨークのサザビーズ本社ビルなど、複数の文化施設を設計すると共に、マリーナ·アブラモヴィッチ(Marina Abramovic)、蔡國強(Cai Guo-Qiang)、タリン·サイモン(Taryn Simon)などさまざまなアーティストとのコラボレーションも行ってきました。

#LouisVuitton

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