木曜日, 7月 3, 2025
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東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」「キャパシティビルディング講座2025」受講生募集

創造し続けていくためにーー芸術文化活動の担い手を対象とした連続講座

東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」の講座事業「キャパシティビルディング講座」は現在、2025年度の受講生を募集しております。

【応募受付:2025年7月25日(金)17:00まで】

本講座は、芸術文化と社会の関係性を広い視座で捉え、受講生が取り組む課題解決や新たな価値創造、目標達成に必要な思考力やスキルを多面的に磨く連続講座です。

レクチャー、ワークショップ、ディスカッション、面談などを通じて、講師、ファシリテーター/アドバイザー、受講生が対話し、分野横断的なネットワーク構築を支援しながら、受講生自らの事業や企画の実現に向けた場を創出します。

今年で8年目を迎え、これまでに100名を超える修了生を輩出、多くの修了生が創造の現場で活躍しています。

AIの普及や気候変動、国際情勢の混迷等、社会の大きな変容の中で、人間・社会・自然・歴史から立ち上がる表現・創造活動のあり方をどのように眼差し、社会と接続していくのか、新たな実践が期待されています。このような時代の転換期における芸術文化の多様な担い手同士が学びあいながら、知識、スキル、思考力を磨きます。

【アートノト 事業ページ】

 https://artnoto.jp/learning/3982/

受講者の対象は、芸術文化領域(主に非営利の活動)において5年以上の活動経験のある「芸術文化従事者」

対象とする受講生は、芸術文化領域(主に非営利の活動)において5年以上の活動経験のある芸術文化従事者(セルフマネージメントのアーティスト・表現者、制作者、プロデューサー、技術者、キュレーター、コーディネーター、アートマネージャー、芸術団体・アートNPOの職員、芸術文化支援団体のプログラム・オフィサー、行政・企業等の文化担当者、研究者等(分野不問))。16名程度を募集します。

さまざまな分野で活動に励む受講生が集い、各講座の講師、及びファシリテーター/アドバイザーと、芸術文化の新たな可能性を共に探求し、相互に成長し研鑽する非公開型でインテンシブな学び合いの場を提供します。 

▼講座内容

【第1回】

2025年8月22日(金)16:00〜21:00

共感を呼び、支援を引き出すためのヴィジョン・ミッション活用と非営利組織経営の手法を磨く

講師:広石拓司(エンパブリック代表取締役、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー)

【第2回】

2025年9月10日(水)17:00〜19:30

ヴィジョン・パーパスの実装・定着

講師:石井裕太(PRコンサルタント)、石井健介(ブラインド・コミュニケーター)

【第3回|一部アーカイブ動画あり】

2025年9月24日(水)17:00〜19:30

活動の意義を伝える評価軸を磨く

講師:源由理子(明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科 教授)

【第4回】

2025年10月22日(水)17:00〜19:30

関係者参加型の評価をとおして改善・変革していく術を磨く

講師:源由理子(明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科 教授)

【中間ディスカッション】

2025年11月19日(水)17:00〜19:30

ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀(認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士)、若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授)

【第5回|一部アーカイブ動画あり】

2025年12月15日(月)17:00〜19:30

実践者との対話:現場のわりきれなさ、言葉にできなさ、とてつもないおもしろさを、どう表すのか/それらがどう伝わるのか

講師:上田假奈代(詩人・詩業家)

【第6回|一部アーカイブ動画あり】

2026年1月7日(水)17:00〜19:30

「文化的な権利」を端緒に芸術文化と社会の相関を捉え直す技を磨く

〜社会における「文化」「芸術」とは?

講師:中村美帆(青山学院大学総合文化政策学部 准教授)

【個別相談】

2026年1月22日(木)

ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀(認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士)、若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授)

【最終発表会】

2026年2月6日(金)17:00~21:00

課題解決/価値創造戦略レポートの最終発表会

ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀(認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士)、若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授)

※プログラムは都合により変更になる場合がありますので予めご了承ください。

▼応募資格・応募方法

アートノト 事業ページをご確認ください

https://artnoto.jp/learning/3982/

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 

運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM) 

ファシリテーター/アドバイザーが全講座に伴走。さまざまな領域の第一線で活躍する講師陣には、これまでのキャパシティビルディング講座修了生も。

各分野の第一線で活躍する6名の講師陣に加え、小川智紀氏(認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士)、および若林朋子氏(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授)が、ファシリテーター・アドバイザーとして全講座に伴走します。第2回講座を担当いただく石井裕太氏(PRコンサルタント)は、2022年度キャパシティビルディング講座の修了生です。

▼ファシリテーター/アドバイザー、講師プロフィール(敬称略)

小川 智紀(おがわ・とものり)
ファシリテーター/アドバイザー
認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士。
1999年より芸術普及活動の企画制作に携わる。2004年、STスポット横浜の地域連携事業立ち上げに参画。2014年より現職。現在、アートの現場と学校現場をつなぐ横浜市芸術文化教育プラットフォーム事務局、民間の芸術文化活動を支援するヨコハマアートサイト事務局を行政などと協働で担当。またNPO法人アートNPOリンク理事・事務局長として、厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業の連携事務局を担当。NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事。NPO法人子どもと文化全国フォーラム理事。「子ども白書」編集委員。愛知大学、跡見学園女子大学非常勤講師。

若林 朋子(わかばやし・ともこ)
ファシリテーター/アドバイザー
プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授
デザイン会社勤務を経て、英国で文化政策とアートマネジメントを学ぶ。1999~2013年(公社)企業メセナ協議会勤務。プログラム・オフィサーとして企業が行う文化活動の推進と芸術支援の環境整備に従事(ネットTAMの企画・運営等)。2013年よりフリーランス。事業コーディネート、芸術環境の整備支援、調査研究、助成プログラムの設計、研修、自治体の文化政策やNPOの運営支援等に取り組む。2016年より立教大学大学院特任教員。社会デザインの領域で文化、アートの可能性を探る。

広石 拓司(ひろいし・たくじ)
エンパブリック代表取締役、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー

東京大学大学院薬学系修士課程修了。シンクタンク、NPO法人ETIC.における社会起業家育成を経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、地域・企業・行政など多様な主体の協働による社会課題解決型事業の企画・立ち上げ・担い手育成・実行支援に多数携わる。著作に「ソーシャルプロジェクトを成功に導く12ステップ」など多数。慶應義塾大学総合政策学部、立教大学経営学部などの非常勤講師も務める。Podcast「empublicの一語一歩」も配信中。 https://empublic.jp

石井 裕太(いしい・ゆうた)
PRコンサルタント

1979年生まれ。演劇ユニット・ポツドールの広報を経て、2001年に電通PRコンサルティングに入社。以来、企業・行政・NPOなど様々な組織の戦略パートナーとして、社会(Public)との関係構築(Relations)を支援し、それぞれのビジョン実現に従事。 また、対話の場づくりやワークショップの開発を通して、ビジョン策定やイノベーション創出など幅広く取り組む。副業では、「だれもがビジョンを探求できる世界をつくる」をモットーに、まちづくりに携わる。公共政策修士。2022年度キャパシティビルディング講座修了生。

(参考記事)https://dentsu-ho.com/articles/9029

石井 健介(いしい・けんすけ)
ブラインド・コミュニケーター

1979年生まれ。アパレル/インテリア業界を経てフリーランスの営業・PRとして活動。2016年の4月、一夜にしてほぼ全ての視力を失うも、軽やかにしなやかに社会復帰。2021年からブラインド・コミュニケーターとしての活動をスタート。見える世界と見えない世界をポップに繋ぐためのワークショップ/講演活動をしている。TBS Podcast『見えないわたしの、聞けば見えてくるラジオ』パーソナリティ。著書『見えない世界で見えてきたこと』(光文社)

https://kensukeishii.com/

源 由理子(みなもと・ゆりこ)
明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科 教授

国際協力機構(JICA)等を経て現職。専門は、評価論、社会開発論。改善・変革のための評価の活用をテーマとし、政策・事業の評価手法、自治体、NPO等の評価制度構築、関係者による参加型(協働型・協創型)評価に関する研究・実践を積む。近年は特に、芸術文化領域における「対話」をとおして価値を生み出す評価のあり方に関心を持つ。主著に『プログラム評価ハンドブック~社会課題解決に向けた評価方法の基礎・応用』(共編著、晃洋書房、2020年)、『参加型評価~改善と変革のための評価の実践』(編著、晃洋書房、2016)など。日本評価学会会長。東京藝術大学芸術未来研究場客員教授。

上田 假奈代(うえだ・かなよ)

詩人・詩業家

1969年・吉野生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。2001年「ことばを人生の味方に、詩業家宣言」。2003年、大阪・新世界で喫茶店のふりをしたアートNPO「ココルーム」を立ち上げ、釜ヶ崎に移転し、2012年「釜ヶ崎芸術大学」開講。2016年ゲストハウスのふりもはじめ、釜ヶ崎のおじさんたちとの井戸掘りなど、あの手この手で地域との協働をはかる。

大阪公立大学都市科学・防災研究センター研究員、NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表理事。堺アーツカウンシル プログラム・ディレクター。大手前大学非常勤講師。

中村 美帆(なかむら・みほ)

青山学院大学総合文化政策学部 准教授

東京大学法学部卒、同大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻(文化経営学)博士課程単位取得満期退学、博士(文学)。静岡文化芸術大学文化政策学部准教授を経て、2022年4月より現職。主著に『文化的に生きる権利-文化政策研究からみた憲法第二十五条の可能性』 (春風社、2021年)、『法から学ぶ文化政策』(共著、有斐閣、2021年)、『自治体文化行政レッスン55』(共著、美学出版、2022年)など。

一部アーカイブ動画あり

第3、5、6回講座の一部は講座終了後、編集が完了次第アートノト公式YouTubeチャンネルで公開し、どなたでもご覧いただけます(申込み不要)。

東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」について

東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」は、東京都内で活動するアーティストやあらゆる芸術文化の担い手の持続的な活動を支援し、新たな活動につなげるプラットフォームです。オンラインを中心に、専門家等と連携しながら、お悩みや困りごとに対応する「相談窓口」、活動に役立つ情報をお届けする「情報提供」、活動に必要な知識やスキルを提供する「スクール」の3つの機能で総合的にサポートします。

https://artnoto.jp

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