土曜日, 6月 14, 2025
ホームイベントノーベル賞技術を日本初導入!特別展「正倉院 THE SHOW —感じる。いま、ここにある奇跡—」大阪歴史博物館で6/14から開幕

ノーベル賞技術を日本初導入!特別展「正倉院 THE SHOW —感じる。いま、ここにある奇跡—」大阪歴史博物館で6/14から開幕

ファッション・音楽・写真・陶芸の世界で活躍する現代アーティストが、正倉院にインスピレーションを受け制作した新作が完成!「やさしいおおかみウルフくん」のコラボグッズ最新情報も公開

特別展「正倉院 THE SHOW」日本国内の展覧会で初!ノーベル賞の技術を応用し、映像をより鮮明に、美しく輝かせる最新のスクリーン塗料を導入

本展では、映像演出における新たな試みとして、2023年にノーベル化学賞を受賞した「量子ドット(Quantum Dot)」の研究をベースに、世界で初めてナノ技術を応用して開発されたスクリーン塗料「Immersive Magic Wall(販売元:株式会社イマーシブ)」を日本国内の展覧会として初めて導入します。

量子ドット(Quantum Dot)は、非常に小さな半導体粒子で光を滞留させ発光する性質を持っています。その性質を応用したこのスクリーン塗料を壁面に塗布することで、色彩のコントラストが強調され、LED・液晶画面にも匹敵するハイコントラストなプロジェクター投影を実現します。*

会場では、高さ4m、幅約20mの巨大スクリーンいっぱいに、正倉院宝物の3Ⅾ高精細映像を映し出しますが、この塗料を採用したことで、光と色の再現性が高まり、美しい宝物の輝きをより美しく、より自然で奥行きある映像でご覧いただけます。ぜひ、その質感の違いをご覧ください。

*プロジェクター投影面の発光輝度、空間照度環境により効果は変わります。

現代アーティストとのコラボレーション作品が完成!

幅広いジャンルで活躍する現代アーティストが、正倉院にインスピレーションを受けて制作した新作も展示します。宝物の美と歴史を源泉に、現代アーティストたちが生み出した作品が、このほど完成しました。

◆ファッション×宝物

自然と生命への賛歌を纏う

職人技術の粋を集めたペルシア風の水瓶「漆胡瓶(しっこへい)」。

動植物、昆虫など生き生きと繊細に刻まれた文様をなぞり、現代のファッションとしてよみがえらせました。

篠原ともえ(しのはら・ともえ)さん

デザイナー、アーティスト

1979年東京都生まれ。文化女子大学短期大学部服飾学科卒業。95年に歌手デビュー。現在は、デザイナーとして多方面で制作活動を行う。2020年、アートディレクターの夫、池澤樹氏とともに「STUDEO」を設立、22年、デザインを手がけた革きものがニューヨークADC賞の2部門で受賞を果たし、大きな話題に。

◆音楽×正倉院楽器

正倉院を未来に繋ぐ架け橋に

昭和20~30年代に録音された琵琶や尺八などの宝物の音源。

そこにピアノやベースといった現代の音色を融合させ、時を超えて響く、新たなメロディーが誕生しました。

亀田誠治(かめだ・せいじ)さん

音楽プロデューサー、べーシスト

1964年アメリカ・ニューヨーク生まれ。GLAY、椎名林檎、スピッツ、平井堅、いきものがかりほか多くのアーティストのプロデュースやアレンジを手がける。2007年、15年の日本レコード大賞にて編曲賞、21年の映画『糸』で日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。2019年よりジャンルを超えて音楽体験ができるフリーイベント「日比谷音楽祭」の実行委員長を務めるなど様々な形で音楽の魅力を伝えている。

亀田さんからのメッセージはこちら

https://shosoin-the-show.jp/osaka/special/#article_wqht4g51nanfwrc7

◆写真×正倉院正倉

巨大な立体となり、空間に浮かぶ

正倉院正倉の見たことのない表情を捉えた作品群。

その荘厳な姿を捉えた写真は、巨大な立体として展示空間に現れ、建築そのもののように佇みます。

滝本幹也(たきもと・みきや)さん

写真家

1974年愛知県生まれ。ポートレイト、静物など、様々な被写体と向き合う中培われた経験と技術のもと、独自の視点で捉えた作品は国内外で高い評価を得る。代表作に、『LUMIÈRE』 、『PRIÈRE』、『LAND SPACE』などがあり、是枝裕和監督の映画『そして父になる』、『海街diary』、Netflixシリーズ『阿修羅のごとく』では撮影監督を務める。

◆陶芸×文様美

1300年前の物語から紡ぐ

見たことのない色彩や素材、文様に彩られていたであろう1300年前の世界。

その物語を想像し、当時には存在しなかったデジタルと、筆というアナログな道具で文様を紡ぎました。

亀江道子(かめえ・みちこ)さん

陶芸家、絵付師

1978年神奈川県生まれ。京都伝統工芸専門学校に学び、卒業後はヨーロッパ、アジア各地に移住し、細密画の腕を磨く。精緻な描線と色遣いにこだわる京薩摩焼の技法を用い、自然の花々を緻密に表現する作品を制作する。日本橋髙島屋での個展をはじめとして、銀座蔦屋書店やAsia Hotel Art Fair HongKong、KOGEI Art Fair Kanazawaなどの企画展やアートフェアに参加。Paperblanksのカバーデザインなども手がける。

~コラボレーションアーティストの関連グッズも!~

篠原ともえさん

ポストカードセット 定価:1,100円(税込)

篠原さん創作のドレスを4方向から撮影したカットに文様のアップを加えた5枚で構成。「作品のかけらをお持ち帰りいただきたい」と、篠原さんご自身でデザインされました。

瀧本幹也さん

ポストカード 定価:各198円(税込)

ポストカード 定価:通常サイズ198円/ワイドサイズ330円(いずれも税込)

瀧本さんが撮り下ろした正倉院正倉の写真がポストカードになりました。通常のはがきサイズは全5枚でセット販売825円もあります。正倉全景はそのスケール感を感じられるワイドサイズも!

亀江道子さん

白雲石コースター  定価:各1,320円(税込)

亀江さんが本展のために創作したプレートやブローチのモチーフをコースターにアレンジしました。

他にも刺繍缶バッジやステッカーなどのアイテムもご用意しています。

「瑠璃杯(るりのつき)のレプリカが完成!展示会場でお披露目します。

輪飾りが付いたコバルトブルーのグラスを、銀製の台脚で支える「瑠璃坏」。グラス部分は西方で作られ、台脚は中国で付けられた、東西の文化の融合を示す品と言われています。正倉院宝物の実物は、グラスを載せる「受け座」が明治時代の修理で当初のものから変わっており、また、台脚の銀の上に施されている金の鍍金(めっき)がほとんど見えなくなっています。今回はレプリカ作成にあたって、後に発見された受け座の形を模して、台脚を製作。さらに、台脚の全体に金鍍金をほどこし、1300年前の姿を表現しました。ガラス工芸家の迫田岳臣氏と金属造形家の田中均氏との合作です。

金鍍金(きんめっき)を施した台脚
完成したレプリカ「瑠璃杯」

「正倉院 THE SHOW」と「やさしいおおかみウルフくん」とのコラボレーショングッズ登場!

「正倉院 THE SHOW」と、イラストレーターの本間あきらさんによる「やさしいおおかみウルフくん」とのコラボで、アクリルスタンドやステッカー、Tシャツなどのグッズが登場しました。また、かわいいイラストいっぱいの鑑賞ワークシートも完成。展示とあわせてお楽しみいただけます。

ポストカード 定価:220円(税込)本展とウルフくんとのコラボレーションイラスト全体をデザインしたポストカードです。
ステッカー 定価:各770円(税込)ウルフくんと宝物とのコラボステッカーです。3つの宝物とウルフくんとの3種展開です。
アクリルスタンド 定価:1650円(税込)五絃琵琶を弾くウルフくんのイラストが高さ約5cmのアクリルスタンドになりました。
マグネット 定価:各770円(税込)花鹿の角がウルフくんにも!?本展とのコラボならではのイラスト3種でカラフルなマグネットを作りました。
ポーチ 定価:1,980円(税込)正倉院の宝物の「花氈」(かせん)をモチーフに、シンプルなポーチをご用意しました。15.5×20.5cmと使いやすいサイズです。
Tシャツ 定価:5,280円(税込)描きおろしイラストを、前にはワンポイントで、背中には全面でプリントしています。M、L、XLの3サイズ展開です。

※グッズは本展会場内の特設ショップで販売します。

※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。

※商品名、価格、デザイン、仕様は変更になる場合があります。

※商品は発売延期や販売中止になる場合があります。

特別展「正倉院 THE SHOW」とは

本展は、「愛 美 紡ぐ」の3つの視点から“奇跡の宝庫”正倉院の背景にあるさまざまなストーリーを紐解きます。

宝物を360度からスキャンした高精細な3Dデジタルデータに演出を施した展示では、宝物の細部や質感をリアルに感じることができます。また、正倉院事務所が研究・製作を進めてきた「再現模造」を、最新のデジタル制御による映像・音楽・照明との組み合わせで展示することにより、正倉院の世界に没入できる新たな鑑賞体験も提供します。気鋭のクリエーター陣が言葉や空間の演出を手がけた、まさにショーとしての華々しさに彩られた展示イベントです。

※正倉院宝物実物は展示されません。

開催概要

展覧会名:特別展「正倉院 THE SHOW —感じる。いま、ここにある奇跡—」

会場:大阪歴史博物館(大阪市中央区)

会期:2025年6月14日(土)~8月24日(日)

開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)

休館日:毎週火曜日(ただし、8月12日[火]は開館)

主催:大阪歴史博物館、「正倉院 THE SHOW」実行委員会(読売テレビ、読売新聞社、TOPPAN、角川メディアハウス)

監修:宮内庁正倉院事務所

特別協賛:非破壊検査

協賛:きんでん、清水建設、タケモトピアノ

技術協力:エプソン販売

協力:高砂香料工業

後援:公益財団法人大阪観光局、FM802、FM COCOLO

お問い合わせ:なにわコール06-4301-7285(8:00~21:00 無休)

【巡回情報】

展覧会名:正倉院 THE SHOW —感じる。いま、ここにある奇跡—

会場:上野の森美術館(東京都台東区)

会期:2025年9月20日(土)~11月9日(日)

主催:上野の森美術館、「正倉院 THE SHOW」実行委員会

(読売テレビ、読売新聞社、TOPPAN、角川メディアハウス)

監修:宮内庁正倉院事務所

※開館時間、休館日、観覧料などの詳細は、決まり次第公式ウェブサイト等にてお知らせします。

公式ウェブサイト:https://shosoin-the-show.jp

Ⅹ:https://x.com/THESHOW1814315

Instagram:https://www.instagram.com/syousouintheshow/

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments