応募期間：2025年6月1日(日) 0:00～7月31日(木) 24:00
シブヤピクセルアート実行委員会は、8回目となる「シブヤピクセルアートコンテスト2025（以下、本コンテスト）」を、2025年6月1日(日)0:00～7月31日(木) 24:00まで開催し、世界中から多種多様な「ピクセルアート」 を募集いたします。
テーマは「ピクセルアートのある日常」
1980年代のゲームの黎明期にその機能的な制約のもと発展した「ピクセルアート」いわゆる「ドット絵」は、近年かつてないほどの盛り上がりを見せています。
SNSでは毎日のように「#pixelart」「#ドット絵」で投稿される作品を目にし、有名なゲームのビジュアルやミュージックビデオ、企業のプロモーションムービーなどに関わるピクセルアーティストも増えています。また、有名企業のTVCMにピクセルアートが取り入れられ、駅一面に巨大な広告が展開されるなど、私たちの「日常」に「ピクセルアート」は溶け込んでいます。
さらに、多くの若者が自ら低解像度のキャンパスという制約に身を置き、短歌や俳句に通じる「制約による美」を楽しむ傾向が強くなってきています。Xでは「#ドッターのためのテクニック集」が話題になるほど、作り手同士が自分たちの知識やノウハウを惜しみなく共有し合う文化が根付き、ある種のムーブメントにも見える現象が起きています。こうした中で、「ピクセルアート」は作り手と鑑賞者の間で自然と豊かな生態系を育み、広がりを見せています。
ピクセルアートの「表現の豊かさ」を刺激しあい高め合える場
本コンテストは、2017年の初開催以来、国籍・年齢・性別・プロアマ・個人団体問わず、SNSを通じて誰でも気軽に応募ができる形式ゆえ、投稿された作品を応募期間中に鑑賞することができます。また、応募者は期間中、他者の作品に刺激を受けながら自身の作品を制作し何度でも応募することが可能です。
今年のピクセルアートコンテストでは、「ピクセルアートのある日常」をテーマとしながら、様々な視点で切り取った場面を「ピクセルアート」で表現いただき、その「表現の豊かさ」を刺激しあい高め合える場にできればと考えています。テーマは「日常」に「渋谷」、「虹」、「運命」、「水」を加え、それらの中から一つ、もしくは複数の組み合わせで、各々の表現に落とし込んでいただきます。
世界の多方面で活躍するピクセルアーティストが審査
本コンテストは、世界の多方面で活躍するアーティストが審査員を務めます。今年は、『ファイナルファンタジー』シリーズのアートディレクションを担当し「ドット絵の匠」として広く知られる渋谷員子氏、 『Louis Vuitton Travel Book』の日本版アートワークやポールスミスとのコラボレーションなどを手掛けピクセルアート界のパイオニアとして活躍するアーティストグループeBoy、韓国のピクセルアート界の第一人者で、Google、NIKE、Starbucksなど国内外の様々な企業のピクセルグラフィック広告を手掛けるJoo Jaebum氏、日本のカルチャーに影響を受けどこか懐かしく神秘的な都市風景画で世界中のファンを魅了し続けるロシア人アーティストwaneella氏、昨年のピクセルアートコンテストの最優秀賞受賞者で、サイバーパンクの世界観とローファイな美学で人気の台湾出身のアーティストPixel Jeff氏、SF作品を通じて現実世界の自分なりの考察を描写している中国北京出身のアニメーター・ピクセルアーティストToyoya氏、Salesforceの300超のオフィス壁面をピクセルタイルでデザインし、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する現代アーティストShinji Murakami氏、そして、風景を中心とした高解像度のピクセルアートを制作しつつ、ピクセルアートのイベント運営や書籍の執筆や監修など幅広い活動を行うピクセルアーティストのAPO+氏の経験豊かな8名の審査員によって選出されます。
優秀作品は、渋谷の街頭ビジョン（計3箇所）での放映権を獲得！
最優秀賞は、賞金30万円と豪華液晶ペンタブレット（Wacom One 液晶ペンタブレット13）、ピクセル彫刻トロフィー、ウェブマガジン「thePIXEL Magazine」へのインタビュー記事掲載、「Shibuya Pixel Art Collection Book 2025」への作品掲載のほか、渋谷の街頭ビジョン3ヶ所での放映権が贈呈されます。そのほか、優秀賞（9名）や審査員賞、特別賞、オーディエンス賞、16×16、32×32、64×64のキャンパスサイズ毎に選出されるLimited Pixel Art賞（各1名）が用意されており、特別賞は後日発表されます。
審査結果は、2025年9月21日（日）に渋谷ストリームホールで開催されるシブヤピクセルアート内のコンテスト授賞式にて発表されます。また、一次審査を通過した作品（約50点）も同会場内で展示される予定となっています。
応募期間は、 2025年6月1日(日) 0:00～7月31日(木) 24:00まで。
応募方法は、「日常」「渋谷」「虹」「運命」「水」のいずれかのテーマの中から一つ、または、複数のテーマを組み合わせてあなたの独⾃のピクセルアートを表現し、XまたはInstagramで「Shibuya Pixel Art」公式アカウントをフォローし、⾃⾝が制作したイラスト、アニメ、映像、ゲーム、彫刻、写真などのデジタル作品を「#shibuyapixelart2025」のハッシュタグと「作品タイトル」、「キャンバスサイズ」を付け、公式アカウント（Xでは @ShibuyaPixelArt、Instagramでは @shibuya_pixel_art）をメンションしてするだけでご参加いただけます。
詳しくは、https://pixel-art.jp/contest2025/ または、 https://twitter.com/ShibuyaPixelArt/ をご覧ください。
■「シブヤピクセルアートコンテスト2025」の募集内容
【応募方法】
期間中、X(Twitter)またはInstagramで「Shibuya Pixel Art」公式アカウントをフォローし、以下の内容を含めてご自身の作品を投稿してください。
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ハッシュタグ：#shibuyapixelart2025
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作品タイトル
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キャンバスサイズ（例：512 × 512px）
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公式アカウントのメンション：Xでは @ShibuyaPixelArt、Instagramでは @shibuya_pixel_art
【応募条件】
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デジタル作品であること
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キャンバスサイズ512×512px 以下の作品であること
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「Shibuya Pixel Art」公式X(旧Twitter）またはInstagramアカウントをフォローしていること
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以下の内容含めてXまたはInstagramに投稿されていること
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ハッシュタグ：#shibuyapixelart2025
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作品タイトル
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キャンバスサイズ（例：512 × 512px）
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公式アカウントのメンション：Xでは @ShibuyaPixelArt、Instagramでは @shibuya_pixel_art
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応募規約を満たしていること（詳しくは、https://pixel-art.jp/contest2025/ をご参照ください。）
※結果発表までは「#shibuyapixelart2025」のハッシュタグを外さないようにご注意ください。
【応募資格】
国籍 ／ 年齢・性別 ／ 社会人・学生 ／ 団体・個人 いずれも不問
【審査基準】
審査員が、特に重視するポイントは、以下3つの観点です。
●独自性（Originality）：「ジブン」らしさや「個性」
●社会性（Sociality）：社会との「関係性」や社会に対する「問い」
●構成力（Story-telling）：与えられたテーマに対する「理解」、その「表現」の鋭さや深さ、美しさ
これら3つの観点から審査員が一番共感できた作品をそれぞれ選出します。
【結果発表】
2025年9月21日（日）に渋谷ストリームホールで開催される表彰式にて発表いたします。受賞者には、XもしくはInstagramの「Shibuya Pixel Art」公式アカウントから直接DMでご連絡いたします。受賞者は、「Shibuya Pixel Art Collection Book 2025」に作品を掲載することができ、これらの副賞は、すべて任意でご参加いただけます。
【スケジュール】
一次審査 2025年8月8日（木）〜8月18日（日）
最終審査会 2025年9月上旬
受賞ノミネート展示 2025年9月21日（日）渋谷ストリームホール
※一次審査を通過した作品が受賞ノミネート作品として展示されます。
※ノミネートされた方には、事前連絡させていただきます。
結果発表&表彰式 2025年9月21日（日）渋谷ストリームホール
※全ての賞はここで発表されます。
■「シブヤピクセルアートコンテスト2025」の審査員紹介とコメント
特別審査員：渋谷員子（Kazuko Shibuya）
株式会社スクウェア・エニックス アートディレクター
今年はテーマが多様なので、みなさんがどんな風に解釈してピクセルアートに落とし込んでいくのか、とても楽しみにしています。
旧スクウェア時代から現在のスクウェア・エニックスに至るまで「ファイナルファンタジー」や「ロマンシングサ・ガ」シリーズなどキャラクタードット絵やデザインを手掛けてきたグラフィックデザイナー。「FFⅠ」のオープニングシーンなど、今なおプレイヤーの記憶に印象深く刻まれている多数のグラフィックを担当し、「ドットの匠」としてファンを魅了する。2021年に発売された「FINAL FANTASY PIXEL REMASTER」では過去に担当した「FF1」～「FF6」までのプレイヤーキャラドットを自ら描きなおしをして話題を呼んでいる。
特別審査員：eBoy（Kai, Steffen and Svend）
CEO, Creative Director, Artist, Software Developer
今年のピクセルアートコンテストで、皆さんの素晴らしい創造力に出会えるのを楽しみにしています！2020年から審査員を務めてきて、才能あるアーティストの進化と情熱を目の当たりにできることは本当に刺激的です。幸運を祈っています！
eBoyは、1997年にカイ・フェルメール、シュテフェン・ザウアータイグ、スヴェント・シュミタルによって設立されました。Adidas、Google、Nikeなどの一流ブランドにピクセルベースのアートを提供しています。拠点はロサンゼルスとベルリンにあり、世界中で注目を集めています。
https://www.instagram.com/eboyarts/
https://www.threads.net/@eboyarts
特別審査員：Joo Jaebum
Pixelist
ピクセルアートコンテストの開催、おめでとうございます！それぞれの作品に込められた創造力と情熱を見るのがとても楽しみです。あなた自身のピクセルの世界を、これからも自由に探求し続けてください。小さなドットが、力強い物語を生み出します。健闘を祈っています！
私が制作するピクセルアートは、見慣れた世界に新たな視点を与え、それをより魅力的で楽しいものにしてくれます。それは、日常を自分だけの芸術の言語で表現する、私ならではの方法なのです。
特別審査員：waneella
Pixel Artist
ピクセルアートは昔に生まれたアート形式ですが、今も進化し続けています。今回のコンテストで、みなさんがどんなふうに表現してくれるのか楽しみです！
1993年、ロシア・モスクワ生まれ。ゲラシモフ映画大学で学び、コンピューターグラフィックスとアニメーションの専門学位を取得。2013年からピクセルアートの制作を開始。2017年以降は、ゲーム開発やアニメーションの分野で背景アーティストとして活動（これまでに携わったスタジオには、Nickelodeon、Cartoon Network、Valve、WayForward、Marvel、Soyuzmultfilmなどがある）。
特別審査員：Pixel Jeff
Pixel Artist
ピクセルアートは、初期のデジタル技術から発展し、今では時代を超えた芸術スタイルとなっています。限られたピクセルという制約の中でも、魅力的で物語性のあるビジュアルを生み出せること—それこそが、ピクセルアートならではの魅力です！今回のコンテストでも、驚きと創造性にあふれた作品に出会えることを楽しみにしています！
Pixel Jeffは、台湾・台北を拠点に活動するピクセルアーティストです。彼の作品は、レトロな要素と未来的な雰囲気を見事に融合させており、サイバーパンクの世界観やローファイな美学からインスピレーションを得ています。そのアートは、強いノスタルジーを呼び起こすと同時に、無限の想像力をかき立てます。
特別審査員：Toyoya Li
Animator/Pixel Artist
このピクセルアートコンテストが、世界中のピクセルアーティストたちにとって、楽しく制作しながら過ごせる幸せなお祭りのような場になりますように！そして、ここでピクセルアートを通じてもっとたくさんの友達ができて、毎年みんなに会えるのを楽しみにしています 😀
主にピクセル形式でイラスト、アニメーション、GIFを制作。作品の多くは、初期のレトロな8ビットゲームや80〜90年代の電子文化の影響を受けている。連続的なグラフィックと自由な想像力を駆使し、意味深く、かつノスタルジックなピクセルアート作品を生み出している。
特別審査員：Shinji Murakami
現代アーティスト
ピクセルという最小単位の集合体を用いて生まれる自由な表現が、渋谷という都市空間と呼応し、日常や渋谷、虹、運命、水といったテーマを通じて新たな視点をもたらすことを期待しています。国内外から集まる熱量と技術、そして互いに磨き合うコミュニティの連帯感を感じつつ、審査を務めさせていただきます。ピクセルアートの制約が逆に創造力を刺激し、新しい美学の可能性を切り拓く様を楽しみにしています。
ニューヨークを拠点に活動する現代アーティスト。2011年にModern Painters「注目100アーティスト」に選出。2019年にニューヨークを象徴する高級百貨店Henri Bendelとの最後のコラボレーションを担った。2016年以降はSalesforceの300超のオフィス壁面をピクセルタイルでデザインしている。現在はルーマニアを拠点とするCatinca Tabacaru Gallery所属。
特別審査員：APO+
ピクセルアーティスト
ピクセルアートは時代と共に変化をしてきました。現在のピクセルアートは往年の技術を踏襲しつつも新しい表現を取り入れ、多様性を獲得しています。みなさんの様々な表現のピクセルアートを見れることが楽しみです。
ピクセルアーティスト、1991年生まれ。自身で作品を制作しながら、広告やMV等に作品を提供。また、ドット絵の書籍の出版やメディアを通して新しいドット絵文化の発展と認知拡大を推進。
■「シブヤピクセルアート」とは
2017年から「ビットバレー」と呼ばれる渋谷で毎年開催される「ピクセルアートの芸術祭」です。ピクセルアートコンテストや授賞展示、ライブやトークショーなどを含むイベントで構成され、過去7回のコンテストでは、プロアマ問わずさまざまな国・世代の方々にご参加いただき、コンテスト応募総数は4,759点に及び、1,000名以上のピクセルアーティストが参加しています。毎年、世界の第一線で活躍するピクセルアーティストやクリエイターが審査員を務め、XやInstagramを活用したオープン形式のコンテストは世界中のピクセルアーティストやピクセルアートファンから注目を集めています。毎年9月に開催されるイベントでは、「街を舞台に、誰もが主役となり、実験を繰り返す」を理念に掲げ、コンテスト受賞作品や招致アーティストの作品を街にインストールすることで、公共関与させながらピクセルアートの可能性を探り、その発展と普及を目指して活動しています。
